雪の日の翌日が一番怖いのを忘れていました。家の周囲がアイスバーンパラダイスにorz
意外な出会い②
血溜まりに倒れている佐久夜の姿が目に焼きついている。今まで何度うなされた事か・・・。マリエル嬢が倒れているのが衝撃的だったのか夢を見てしまったようだ。同じ黒髪でロングヘアだから仕方ないか・・・。
しかし良く寝てるな・・・どれどれ?
ふむ、熱は大分マシになったがまだ安心できないな。今日はここでもう一泊かな?タオルを水でぬらし頭に乗せる。しかし何故拾っちゃったかねー?まぁ知らない顔ならほっとくのだろうが、知った顔だしな、迷惑掛けられてばかりだが・・。
「・・・・ん・・・ぁ」
これは今日も目覚めなさそうだな、もう一泊決定か。周囲にクソ勇者も居ないし、ヴェロッサも居ない。マリエルは何故か奴隷風の姿をしている・・・一体何があったんだ?
夕方になり少し顔色が良くなってきたようだ。
「ぅ・・・ん・・あれ・・?」
お?どうやら起きたようだ。
「おい、さっさと起きろ。」
姫だろうがなんだろうが知らん。最初は右も左も分からなかったから大人しく従ったが今の俺はフリーダムだ。
「ぇ・・・龍司様?・・・迎えに?」
寝ぼけてるのか、俺はあの勇者風な奴と一緒にしないで欲しいな。
「俺は龍司じゃないぞ、寝ぼけてないでさっさと起きろ。」
「ぇ?あれ?ここは・・・?」
「おはようさん。」
「・・・あの、ここはどこですか?」
キッと此方を睨んでくるマリエル、そして俺の顔を見て見る見るうちに驚愕に染まる。
「っえ?クロイスさん?」
「ああ、そうだ。お前らが殺したクロイスだ。」
「わっわわわわわたしも死んでしまったのでしょうか!」
あ、これ面白いかも。
「ああ、お前を地獄に引きずり下ろす為にわざわざ来たんだ。俺を殺した償いをしてもらうぞ~」
ついでにグールのお面を着ける。(グールのお面、フォールアウトで特定イベントで手に入るアイテム、グール系に襲われなくなる。見た目は焼け爛れた人の顔、ぶっちゃけグロくて怖い見た目のお面)
「あぅ。」
びくりと体が反応した後になんかアンモニアの匂いが漂ってきた・・・
「うぅ、お父様お母様、先立つ不幸をお許しください。」
ちょっと冗談が過ぎたかもしれん、まさか漏らすとは・・。
「すまん、悪乗りが過ぎたかもしれなくもないかもしれない。」
そう良いつつお面を外す、明るいところで見ると本当にグロいな。
「っえ?私だまされたのですか?」
慌てて立ち上がるマリエル、あーあー、慌てて立ち上がるから布団と布が落ちて素っ裸に、そして濡れた下半身が丸見えになった。うん、目の保養だな。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
「慌てるからだ。自分の確認をまずしてみろ。」
「あの、なぜ私はここに居るのですか?」
「うんうちのワンコが拾ってきたんだ。それより着替えた方が良いと思うんだが?」
「え?」
「匂いが移る。」
さすがに嗅ぎ続けるのは厳しいものがある。とりあえずピップボーイから服を出す、ちゃんと女物だ。
「これでも着ておけ、ちゃんと下半身は洗ってからな。」
ついでとばかりにタオルも投げ渡す、このタオルは後で処分しないとな。小便塗れのタオルを普通に使うのは嫌だしな。まだ油の方が良い。
「はぃ。あの・・。」
「なんだ?」
「あちらを向いてください・・・。」
顔を真っ赤にしてもう、可愛いね。仕方なく向こう側を見る。
「生きてらしたんですね。」
「ああ、そう簡単に死なんよ。」
「そっちこそ何があったんだ?拾った時は逃げ出した奴隷かと思ったぞ。」
「着替え終わりました。あまり話せる内容では無いのですがお話します。」
着替え終わったと言うので振り向く、カジュアル服が意外と似合う様子に驚く、特に黒髪が服に合う。佐久夜を思い出す。
「いいのかい?話しても。」
「はい、巻き込んでしまいましたし・・。私も誰かに聞いて欲しいのです。」
話を聞くことにした、要約するとこうだ。最初は素敵な殿方だったそうだが、段々性格が変っていき、最後にはサクチュリアに付いて戦争を勝利に導くとか言ってたそうだ。マリエルは町の外に捨てられて最後の最後に獣に咥えられた記憶が最後とか・・。
「そうか、最初は力が無かったんだよな?」
「はい、魔力はずば抜けていたのですが、使い方を知りませんでした。」
「あれだな、強力すぎる力に取り付かれて身を滅ぼしたな。」
「そうなのですか?」
「ああ、力に溺れたと言った方が分かりやすいかもしれんな。」
「何が悪かったのでしょうか?」
「本人も力に溺れるほど意思が弱かったってのもあるが、お前らの行動次第ではそうならなかっただろうな。」
「一体何が悪かったのですか!私達は常に全力で龍司様を補助してましたのに!」
「だからだよ。今までに無い力が手に入り、周囲が持ち上げれば嫌でも自分が偉いと思い込む。補助すれば補助するだけそう思い込むわけさ。俺としては最初であった時、周囲の死んでいる衛兵に目など向けなかった事で、なんとなくだが予想は付いたはずだぜ?」
「それは・・・」
「自分の為に死んで逝った者達を弔いもせず、何事も無かったような行動をしている以上、予想は付くだろ?」
「そうですね・・・」
「これからどうするんだ?」
助けちまったし、少しくらいは手伝ってやるさ。
「どうすれば良いのでしょう・・・」
「それは俺に聞くことじゃないと思うんだが。」
ちなみに俺が選べるのならここで見捨てるを選ぶぞ。エルフ村に家畜や苗を運ばなくてはならないからな・・・。
「アルビオンも敵対され、サンドールには入国拒否され、サクチュリアに勇者が付きました。エウリュース王国は滅びろという御達しなのでしょうか?」
「大変な事になってるんだな。龍司は運が悪く裏目裏目になったのか、それとも最初から裏切るつもりでの行動か。予想が付かんな」
でもまぁもし逢う事があれば話くらいはしてみるか。
「一旦国に戻った方が良いのでしょうか?」
「そういえばヴェロッサはどうしたんだ?」
死んだ魚のような目が随分生きの良い目になってきたな。
「サンドールの事件の後、至急祖国に連絡をする為に国に戻りました。報告後ベルグナードの首都のギルドで合流予定だったのですが、勇者が裏切ったのを大至急エウリュースに伝えなくてはなりません。ですから戻らねばなりません。」
たしかにこんな状態になったら戻るしかないよな。ここからならベルグナードまで1週間、そこからエウリュースまで1週間くらいか。普通の馬車だともっと時間がかかるだろうな。
「そうか、がんばれよ。」
「はい、頑張ります。助けていただいてありがとうございました。」
「いや、礼は外にねっころがってるワンコにでも言ってやってくれ。」
「はい、そうします。ところでですが・・・。」
お?やっと仕事の話かな?
「なんだ?」
「私をエウリュース王国まで連れてって貰えませんか?」
「めんどくせぇ。」
つい癖で言ってしまうが、本音は賃上げ交渉だ。エルフ村に苗や家畜を入れるとなると大金が必要になる。コレクションを売れば済むのだろうがやっぱ売りたくは無いのが本音だ。
「そうですか、わかりました。本当に助けてくれてありがとうございました。何とかやってみます。」
やべぇ、依頼してこない。というかこのまま行かせたらたどり着く前に死にかねん。仕方ない、話を振るか。相手から言うのなら賃上げ交渉やりやすいんだがな。
「でもまぁ今日はもう遅いからな、もう一泊していけ。金は出すから。」
あとで手に入れる大金の為だ。
「すみませんがよろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げるマリエルだが、気になる事が幾つかある。金はどうするのか?足はどうするのか?無事に一人で抜けれるのか?本人は考えているのかだけが気になった。
何時ものネタバレコーナー
サンドール付近 謎の肉
力を蓄え活性化しているようです。
エウリュース帝国手前 ヴェロッサ
馬を使い潰しつつ王都に向かっているようです。
サクチュリア 龍司
男爵となるが現状まだ美味しい目には逢っていない。戦争が起こればいろいろ変る。
サクチュリア 王城
勇者と言うコマを手に入れて喜ぶ、更に召喚石で兵を呼ぶかどうかと議題に上がる。
ベルグナード サクヤ
山賊討伐が終わり王都に向かう。
ベルグナード 王
サクヤを手放さなくていい方法を考え中
ベルグナード 副将
ある計画の為に国の魔術師に依頼をする。
ベルグナード 国の魔術師
マリオネットポーションの製作を依頼される。製造を一切禁止された危険な薬。現状は材料不足の為製作不可。
ロイヤルロード アルビオン付近
輸送依頼を受けアルビオンに移動中
エーベンブルグ帝国
戦争準備中 サクチュリアとの交易路を発見、軍事同盟を結ぶ。同時侵攻を計画している。
サクチュリア
戦争準備中 エーベンブルグ帝国と交易路を発見、軍事同盟を結ぶ。同時侵攻の計画をしている。
アルビオン
フォークス姫の帰還を待つ。そろそろ捜索隊を出そうという案もある。
サンドール
勇者の被害が甚大、南門は壊滅である。大至急門を修復中
エルフ村
村の外も一部農地に作り変え始めた。
ヴァグス&カルマ
ベルグナードに到着、普通の冒険者として生活を始める。
ここから下は特殊な人達編、本編に関係ありません。あと未登場人物の設定等あります。
自称神 本編登場済
サクヤの為に力を殆ど使い果たし力を無くす。2度の強制転生は非常に力を使う。本編に関わる事は二度とないでしょう。設定では自分の管理する世界でのみ力を振るう事が出来る。本編は介入が不可能な世界に無理矢理サクヤを送った所為で完全に力を失う。
本荘 本編登場済
ヤクザじゃありません、マフィアです。
フランチェスカ 本編未登場
ある世界で魔王として改造された戦闘用人造人間フランチェスカ型。もともとはただの人造人間だったが、世界を制圧するという欲望に狩られた人間に改造され魔王として光臨する。
元々は心があり優しく他人思いないい子だったが、しかし改造の際に心を失う。そして魔王として光臨するも、人類の危機に勇者が出なかった為に強制介入して封印をした。破壊ではないのはフランチェスカが元は心ある者だったために破壊を躊躇われた為である。神の力で常に封印されている。
サクヤの体にフランチェスカを埋め込み、魔力炉と魔法知識を使えるようになった。戦闘技術も魔王のフランチェスカの知識である。
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