桃缶ぱにっく!ブレイク・オブ・クロニクル!(88/168)PDFで表示縦書き表示RDF


 魔女教会が動き出す!
 史上最強の魔女・シェリルの襲来により、シュプリンガーが奪われた。
 学園長には恥夜が代理を勤めることに。
 態勢も整わない状態の最中、魔女教会の大型ルーキー・ラインヒルドが現れた!
 唯一、魔法が使えた大河とキャッツが戦うが、力の差に圧倒されてしまう。
 そんな時、大河の真の力が発揮した!
桃缶ぱにっく!ブレイク・オブ・クロニクル!
作:俺とキルマシーン



ぱにっく88!魔法議会編開始!


「――合唱魔法が使いたい?」

 ベッドに寝転がる大河をよそに、恥夜は机上にノートパソコンを展げて、体育祭のプログラムを調整していた。
 室内には冷房が流れており、互いに軽装をしている。快適な涼しさが提供されている。

「うん。凡才組の皆は使えて、俺一人だけ使えないのは嫌だよ」

「まあ、気持ちは分からなくはないのですが……」

「今はリバースアンプリファイアーの一つしかないし、今までは奇跡で乗り越えられたようなもんだよ」

 恥夜はファイルを保存し、キーボードを打つ手を止めて、ノートパソコンを畳んだ。

「分かっているとは思いますが、リバースは使ってはいけませんよ」

 大河はベッドを反動に使い、跳ね上がった。その場であぐらを掻く。
 眉を八にし、複雑な表情をしながら訊いた。

「何でだよ!?」

「言いましたよね? リバースは異端者襲来にのみ使用が許される特別な魔法なのです」

 恥夜は後ろを振り向き、大河の顔を見た。

「生徒を対象として使用したとしても魔法は発動されません。心拍数や脈拍数が平常値を下回るかキープしている場合もです」

「超ヤバい時じゃないの駄目なの?」

「早い話はそういうことですね。極限状態に近ければ近いほど発動できます」

 大河はベッドに倒れた。
 ぼふん、と音を立てる。
 足を組み、手を後頭部に回し、天井を眺めていた。

「それじゃ合唱魔法どころか、普通の魔法すら使えないよ」

「――“生徒手帳“を貸してください」

 恥夜が上から顔を覗かせてきた。
 大河はベッドから下り、制服が掛けられたタンスに足を運んだ。
 中を開け、スカートの中に蔵われた生徒手帳を取り出した。

「何かくれるのか?」

 大河は恥夜に生徒手帳を渡した。
 恥夜は机上に“魔法の掲示板“を展げていた。

「甘えるんじゃありません。――魔法が欲しいと言うなら、実力で可決してきなさい」

 大河の生徒手帳の中に、打ち消し魔法『ホワイトペーパー』のデータを移した。
 恥夜は大河に生徒手帳を渡した。

「可決って?」

 瞬間、魔法の掲示板に描かれていた魔法名の羅列が全て消えた。
 見開き全てを使用し、中心に筆記体ような文字が描かれる。

『“魔法議界“展開。転送(インストール)開始』

 大河の体が下から上に行くように消えていく。

「俺の体が消えてく!?」

「消えているのではなく、魔法議会に転送されているのです」

「魔法議会!?」

 首から下が消えてしまった。
 頭だけが浮いている。

「貴方に渡した魔法・白紙(ホワイトペーパー)に、新しい魔法を上書きしてきなさい」

 大河の頭が消えていく。

「新しい魔法……!?」

「ええ。“161番目の魔法“です」

 恥夜の部屋から大河が消えた。


 二週間ぶりに白黒と遭遇したが凄く不機嫌な様で触れなかった作者です。思春期の子供は色々と難しい年頃なのよ……え、ああ、猫でしたね(死)
 うちの近くには色んな猫がいる。
 草を食ってた猫とかゴミをあさってる猫とか。一度しか遭遇したことがないけど、白黒以外にもたまに現れる。
 そういう日はラッキーです。三匹とか見れたら猫分一週間分に相当します!
 なかなか遭遇できないのが難ですがね(笑)
 本編は『魔法議会編』に入ります!(九月はすることない)
 これは作者が嵌ったゲームの一つでもある『魔界戦記ディスガイア』をモチーフにした感じのお話になります。
 ディスガイアには議会というものがあって、他にもアイテム界という『アイテムの中に入ってレアアイテムを獲得する』ものがあるのだ!
 普通のSRPGとは違い、半永久的にプレイできます。作者は一回クリアして断念しました(笑)
 そんなわけで魔法議会編を明日から開始します!
 SRPGと言えば『タクティクスオウガ』もおすすめ!凄く楽しいですよ!
 ゲームっぽい感じになりそうですが、引き続きご愛読お願いします!











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