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桃缶ぱにっく!
作:俺とキルマシーン



ぱにっく3!神知恥夜は神乳や!


 事態を微塵も呑み込めていない大河だが、ちゃっかりとスパッツを穿いて防止策を行っていた。
 大河が所持する下着の色は基本的に薄い。よって形がはっきりと浮き彫りなる。
 だが、スパッツは黒だ。
 実際に触りでもしなければ至って普通に見える。
 洗面所から蛇口の水を締める音が鳴った。既に身支度を終えた大河に続いて関西姉妹も終えたようだ。
 眠気もとれて、さっぱりとした表情をしている。
 ちなみにスクールバックはない。厳密に言えば必要としない。
 各分野の授業で必要とされる道具は配布されるためだ。昼食は生徒手帳で購入できるし、必要とあれば化粧品等も用意されている。

「……あれ? 大河、お前スパッツなんか穿いて珍しいな」

 神戸は犯人を探る探偵ようにスパッツを凝視していた。
 その後ろから虎鉄も真似をしている。
 大河は活発な淫乱女としての印象が定着しているため、スパッツなどというパンチラを阻害する物を酷く嫌っていた。
 そんな大河がスパッツを着用しているのだ。疑われても無理はない。

「今、世間はスパッツがきてるんだよ」

 誇らしげに貧しい胸板を出しながら大河は言った。
 おぉー。虎鉄は偉く感慨深さを感じていた。
 そして、ならばと言わんばかりに、

「うちも穿いとかな」

 壁際にあるタンスに足を運び、中を開け、レースの縫われた純白の下着を掻き分け、中からスパッツを取り出した。
 取ったスパッツを天に掲げながら、

「これやー!」

 朝とは思えないほどのハイテンションな叫び声を上げる。
 掲げた状態で無言の間が空く。
 無言の間はまだ空く。
 スーと掲げていた手を下ろし、スパッツに穿き変える。
 ペンギンのような小走りで二人の元に歩み寄る。

「いこ」

「うん」

 ぎこちない空気を捨て、ようやく一日が始まるのだった。



 学生寮を後にした大河と関西姉妹の三人はアスファルトの道を歩いていた。
 周囲には様々な店舗が立ち並んでいる。感覚としては商店街を歩いているものに近いだろう。
 三人が向かう先は学食だ。
 朝食の時間帯だとどこの店も開店時間にはまだ早いため、学食が使用されることがほとんどだ。二十四時間営業のコンビニで買う者もいる。
 どの店舗よりも一回り大きい店舗がある。そこが食堂だ。
 この商店街のような道は試験会場や外での授業にも使われる。直線的な造りなっており、むろん幅は広い。
 ここ私立月陽学園都市を上空から覗けば分かるのだが、土地が十字架を形をしているのだ。
 校門手前、食堂のある右側に人の列が出来ていた。優に百人くらいはいるだろう。
 もちろんお目当ては朝食だ。三人も最後尾に並ぶ。
 各種様々な話題があちこちから聞こえる中、

「見て! 神知(かみち)様よ!」

 一斉に黄色い声が後方に向けて発せられた。
 声に押されて三人も後方を向く。
 そこには、赤い袴に白い装束を着た、身長百七十センチ前後の女がいた。
 黒髪のロングヘアーで、均等に整えられた前髪に後ろ髪は流れに逆らわずに一束に縛られてある。
 どこか侍のような印象のあるその女の腰本には木刀が差し込まれていた。
 色白で、人の心を見透かしているような細目の縁に生えた睫毛は上に向かって跳ねていた。
 何より、見るものを圧倒的に引き付ける豊満な胸の膨らみが印象的だ。

神知恥夜(かみちちや)や!」

 と、名前をフルネームで叫ぶのは虎鉄だ。

「ああ“神乳(かみちち)“だ」

 と、誤った思考回路を働かせるのは大河だ。

 神知恥夜(かみちちや)
 東洋学区一の天才美女だ。
 才色兼備というにふさわしい女性である。
 スタスタと三人の横を素通りする恥夜。豊満な双方の乳房が服越しからでも分かるくらい激しく揺れ動く。
 服の隙間から谷間が露出される。思わず大河は釘づけになっていた。ブラジャーをしていないため、大河の角度からだと胸の先端に付いた淡紅色の突起物までもが見えている。

「――何を見ているのですか?」

 瞬間、大河の顔面に木刀がめり込んだ。

「っ〜!!」

 顔面を押さえながら地面にしゃがむ大河。前方、ピタッと足を止めたのは恥夜だ。
 しゃがむ大河に向けて、木刀を振り下ろす。
 シュッ、と空気を切り裂く音と共に振り下ろされた木刀は大河の顔面寸前で止められた。
 大河は鼻を押さえながら、恥夜を見上げた。

「恥を知りなさい」

 恥夜に一喝された大河だが、この女はどこまでも行っても懲りない。

「“恥“夜だけに?」

 むろん、次がどうなったかなど愚問に等しい。
 答えは明白。問いを出す前から答えが分かっているようなもの。
 地面に倒された大河の後頭部からシューと煙が上がる。
 スタスタと立ち去る恥夜の手には木刀が握られていた。
 大河の生死を確認するように関西姉妹はしゃがみ込みながら彼女に声を掛ける。

「大丈夫かー、大河ー?」

「今のはお前が悪い」

 大河は奇跡的に生きていた。その底の知れない生命源となっているのは、間違いなく飽くなき乳への執念だろう。
 嬉しそうによだれを垂らしている。もはやバカとしか言いようがない。
 そんな幸せ絶頂な大河を無視し、堂々とした態度で前を行く恥夜だが、体内で押さえ切れなかった羞恥心が顔に赤く現れていた。


 こんちには!作者の谷渕流です!
 そんなこんなでバカエロも三話目に突入しました。かなりの人に読まれてるようで本当に何よりです。
 これからもバカエロは色んなものに応えていくつもりです!主にエロ方面で(笑)
 でもやっぱり規制があるからね。
 “合体“は出来ません(爆)
 それ以外ならやるつもりです。もう少し先になりますが既に“あるシチュ“が決まっています。楽しみにしといてくださいね!

 そういやクラス名簿なんですが、アレ600文字ないと置き換えできないんですよね。今さら知りました(笑)
 なのでもう少しキャラが増えたら更新します。申し訳ない。
 ちなみにタイトルの『魔女学祭』というのはイベントとしての意味よりも『祭のように楽しい魔女の学園生活』を意味のが強いです。
 そろそろ魔法とか出ますが、そこからがバカエロの本領発揮といった感じです!
 今回は全体的にポップな魔法が多いので、それを活かしたシチュが多いのです(笑)
 さっき言った“あるシチュ“というのも魔法を使います。
 そんなこんなでバカエロはまだまだ続きます!
 これからもよろしくお願いします!
 バカエロはこれからもバカとエロの道をひた走る!











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