流石ドラパン!!何でもお見通し
その日からドラパンは王ドラの周りにいることが多かった。
王ドラが家の仕事をしていればドラパンも手伝うし、出かければ一緒について行く。それが一週間も続いていた。
お母さんは、全然気になんなかったみたいだけど、僕たちにしてみば気味悪いことは間違いなかった。
(一体ドラパンどうしちゃったんだろう?)
僕はこっそりとドラパンと追うドラの後をついてみることにした。
電柱の後ろからこっそりと二人の様子を除き見ている。周りから見れば、怪しいと思うかもしれない。けれど、僕は気になってしょうがなかった。
二人は店の前まで行くと立ち止まった。ドラパンがくるりとこっちを向いた。
気づかれた!?
ドラパンはこっちに向かって歩いてきた。
こっちに来る!?
あせってきた僕は、膝ががくがくと震えだした
おでこからは汗が吹き出て、背中には冷や汗。こんなに暑くなったのは、初めてだ
ドラパンは僕の前を通り過ぎていった。
なんだ、気づかれてなかったのか・・安心した
それもつかの間
僕の後ろで声が聞こえてきた
「ドラえもん!貴様どういうつもりだ!こっそりと私のあとを付けてきて!」
「ごめん、ドラパン。けど、気になっていたんだよ。ドラパンが王ドラと一緒に行動するなんて」
え
僕は耳を疑った。僕の後ろからドラえもんの声が聞こえてきた。
なんと、ドラえもんはのび太と同じことを考えていたらしい。
のび太は、見つかるとやばいから透明マントを使っていたが、ドラえもんは何も使っていなかった。
だから、ドラえもんが見つかるのは当たり前。
「ドラえもん。お前に訳を話しておいたほうがよさそうだな。なぜ、私が王ドラと一緒にいるかというとな・・・」
ドラパンはこの前あったことを話した。
王ドラがなぜあの時動けなかった真相を
それを聞いたドラえもんは声をあげた
「ええ゛ーー!!王ドラが・・・」
ドラパンはドラえもんになんていったんだろうか?聞こえなかった
「このことは誰にも言うなよ。のび太に聞かれたら、適当にはぐらかしておけ」
「分かった」
どうしてドラパンは僕の名前を出したのだろうか?
僕にはなぜなのか分からなかった。次の瞬間まで・・・
「のび太そこにいるのだろう?姿を隠していても無駄だ。私には分かるのだからな」
気づかれていた。
僕は透明マントを剥ぎ取り、ドラパンの前に姿を現した。
ドラえもんは驚いていたようだが、すぐに表情を元に戻した。
「流石ドラパンだね。なんでも分かっちゃうんだ?」
「当たり前だ。姿を消しても、気配で分かる。のび太、それじゃすぐにでも敵に見つかってしまうぞ!」
ドラパン・・・本当に君ってすごいね。
僕は改めてドラパンの凄さを思い知らされた。
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