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初めまして!
ピースブリッジです。

この小説が初めて書く小説なので、つたない文章になると思いますが、温かい目で見てもらえると嬉しいです!

これからも一生懸命書いて、良い小説、できれば感動できる小説を書き上げたいと思います!

最後に
挨拶が遅くなって申し訳ありませんでした。
第5話 青き狩猟者と謎の姫君3
2人が声のした方に向かうと、そこには洞窟の出口が姿を現した。
どうやら先程の悲鳴は洞窟の外から聞こえてきたようだ。

洞窟から出ると、外の明るさに目が眩む。

やがて、視界がはっきりとしてきて、シンは現状を把握することが出来た。

目の前に、さっき倒したランポスの大きさの倍はあるであろうドスランポスが何かを襲おうと身構えている。

その先には、一人のハンターが倒れていた。


「目を瞑って!」

そう言いながらマーカーは、閃光玉を投げつけた。

それはドスランポスの目の前で炸裂し、強烈な光を放つ。

強い光をもろに受けたドスランポスは、体勢を仰け反らせ、おかしな方向に向かって攻撃している。


「シン君、すまないが、君一人でドスランポスを狩ってくれ!
ちょっと急用が出来たから僕は抜けるけど、君なら絶対勝てるから!

あと、難しいかもしれないけど、倒れてるハンターも助けてあげてね!」

早口でそこまで言った後、マーカーはシンに何かを手渡した。

「それは閃光玉だ。
使うときは相手に向かって投げればいい。」

そう言い残し、マーカーは足早に去っていった。



一人残されたシンは、とりあえず倒れているハンターの元に向かった。

近くに寄ってみると、ブラウンの髪の毛の女のハンターだった。年はシンと同じくらいだろうか?


腹部が動いているので、呼吸をしていることは確認できたが、気絶しているらしく、全く動こうとしない。
右肩に酷い傷を受けており、そこからおびただしい量の出血している。



「大丈夫か?!」

シンはそう声をかけながら、怪我をしていない左肩を叩いた。

幾度か声をかけるうちに、倒れているハンターの目が微かに開く。



「…私
生きて…る?…」

「良かった!目を覚ました!」

そう言いながら、シンはポーチの中に手を突っ込み、回復薬を探していた。
昨日、薬屋に貰ったことを思い出したのだ。
そして捜し物はすぐに見つかった。

「あった!
これを飲んで!早く!」

シンはまだ寝たままの状態のハンターに回復薬を持たせた。
それと同時に立ち上がり、後ろに振り向いてドスランポスの位置を確認しようとした。


シンが振り向いた時、ドスランポスは宙に浮いていた。
正確に言えば、シンに向かって急降下している最中である。

シンは盾を構えるものの、勢いがついた相手の攻撃を押さえることが出来ず、数メートル吹き飛んだ。


ドスランポスは、はじき飛ばしたシンには目もくれず、倒れているハンターに的を絞る。
あくまで弱っている者から食べるつもりらしい。

一方、倒れていたハンターは、今の間に体を起こしていた。しかし、逃げる体力は残っていないらしく、その場で防御の姿勢を取っている。

そこにドスランポスがゆっくりと迫る…



シンは、弾き飛ばされながらも姿勢を整え、着地と同時にドスランポスの方を見る。

ドスランポスと女のハンターの間は1メートル程度しか離れていない。


“今から自分に何が出来るか”

シンがその答えを導くのに、時間はかからなかった。

迷わずポーチから閃光玉を取り出す。
そして、女のハンターの視界に光が入らないよう、ハンターの後ろに向かって思いっきり閃光玉を投げつけた。

閃光玉は弧を描いて飛んでいき、ハンターの後ろの木に当たって破裂する。

辺りは白い閃光に包まれた。

ドスランポスは再び強い光を目に受け、大きく一歩後退した。

その隙にシンは女のハンターに駆け寄る。


近くに寄ってみると、女のハンターは回復薬を飲んでいる最中だった。
すごい速さで回復薬を飲みきったハンターは、後ろに回復薬の瓶を投げ捨て、よろめきながらも立ち上がった。

回復薬のおかげか、肩からの出血はどうやら止まったようだ。

「大丈夫?」

「えぇ。
気分は最悪だけど、何とか生きてるわ。

…その…ありがとう。」

「お礼は生きて帰ってからでいいよ。
それより、武器はある?」

女のハンターは、目を回しているドスランポスの奥の方を指さした。

指さされた方向を見ると、一つのハンマーが転がっている。

「もし、先に戦ってくれるんだったら、その間にハンマーを取って、奴に奇襲をかけることが出来るわ。」

「それって…
俺が囮になるって事…
でもそれ以外に方法はない…かなぁ…
でも。」

「急がないとあいつが攻撃してくるわよ。」

「…くそっ!
なら俺が囮になるよ。」

そういいながらシンは片手剣を抜いた。

「そういえば名前はなんて言うの?」

「リナよ。
そっちは?」

「僕はシンって言うんだ。
なら、ドスランポスを引き寄せるから早く来てくれよ。」

そう言いながら、シンはドスランポスに向かって走り出した。

ドスランポスも視力が回復したのか、こちらに向かって雄叫びをあげる。


先に攻撃を仕掛けたのはシンの方だった。
走っている状態から相手の胸元に潜り込み、
先程のお返しとばかりに腹から背中にかけて切り上げる。

切った場所から血が吹き出し、シンを赤色に染める。

しかし、ドスランポスは怯まず、自ら胸元に飛び込んできたものに向かって鋭い爪を振りかざす。

シンはそれを前転でかわし、がら空きの後ろ足を切り放った。

切られ続けたドスランポスは大きく後ろにジャンプし、相手との間合いを取った。
そしてすぐに姿勢を低くし、シンに飛びかかる。

シンは横に避け、着地したときの隙に切り込もうと武器を振りあげる。

そんなシンの横顔に、ドスランポスの尻尾が当たった。

ドスランポスは着地と同時に方向転換し、偶然尻尾がシンの顔に直撃したのだ。
偶然とはいえ、シンは不意を突かれ、体勢を崩された。

そんなシンを狙ってか、ドスランポスは後ろに蹴りを入れる。

蹴りは狙いすましたかのごとく見事にシンの鳩尾に命中した。
シンは鎧をつけていたが、その蹴りで鎧にひびが入る。
衝撃をもろに受けたシンはその場にうずくまった。

それを確認したドスランポスは、一目散に逃げ出した。
このままでは勝てないと判断したのだろう。



逃げるドスランポスの頭に、木の陰から黒い塊が襲いかかる。
黒い塊は、ドスランポスの頭を砕くだけでは勢いが止まらず、地面に食い込んだ。


頭を砕かれたドスランポスは、地面に突っ伏したまま動かなくなった。

リナが、振り降ろしたハンマーを背中にしまいながら、シンの方に歩いてくる。

そして、まだ腹部を押さえているシンに手を差し出した。

シンはその手を取り立ち上がる。

「お疲れさま。」

リナがシンに労いの言葉をかけた。

「お疲れさま。
一撃でああなるって…
ハンマーは攻撃力高いなぁ。」

「まあね。
あと、十分に振りかぶる時間があったからあれだけの威力が出たんだよ
でも、私の肩がこんな状態じゃなかったらもっと強い一発を打てたんだけど…」


「まぁ、相手を倒せたから大丈夫だよ。

そう言えば、その傷はドスランポスにやられたの?」

「ううん。
ドスランポスが襲ってきたから、戦おうと思ってたら、後ろから大きい竜に攻撃されて…
そこからは、起こされるまで覚えてないわ。」

「大きい竜なんていたかなぁ?」

「ちょっと!
私を疑ってるの?」

「そう言う訳じゃなくて………」

ここでシンは言葉を切った。



右手で抜刀し、左手でリナの手を掴むと自分の後ろへと引っ張る。

「ちょっと!!
なにす………」

そこでリナが見たものは、ドスランポスの爪が深々と刺さったシンの姿だった。

鎧は完全に崩れさり、ドスランポスの爪が胸から腹にかけて切り裂いている。


だが、シンの持つ片手剣もまた、ドスランポスの胸を突いていた。
根本まで相手に突き刺さった片手剣は、相手の命を奪うには十分だった。


同時に崩れ落ちる一人と一匹…

リナはすぐにシンの所に駆け寄った。
そして上に被さっているドスランポスをのけ、シンを引っ張りだした。

「シン!
大丈夫!?」

「リナか…
良かった…怪我が無くて。
まさかあれを食らってドスランポスが生きているとは思わなかったよ。」

微笑みながらシンがリナに呟く。

「そんなこと言ってる場合じゃないよ!
私よりも、シンの方が重傷じゃない!
早く、助けを…」

「あ〜
シン君も派手にやったねぇ。」

そこにはマーカーが立っていた。
シンの傷を見るが、特に驚いた様子もない。

「初めてでドスランポスを狩るなんて大したもんだよ。
君は立派なハンターだ。」

「そんなこと言ってないで、早く彼を助けてあげてよ!」

「おぉ、
お嬢さんも元気そうで何よりだ。」

リナは無言でマーカーを睨みつける。

「まぁそう怒らないで。
こんなこともあろうかと、苦手な調合をやってきたばかりなんだから。」

そう言いながら、マーカーはポーチから小さな袋を取り出した。
そしてその中に入っていた粉を辺りにばらまく。


粉はシンやリナの傷口に付着し、血を止め、傷口を塞いだ。
粉が全て視界から無くなる頃には、シンはだいぶ回復し、何とか身を起こしていた。

「…今のは……?」

「今のは生命の粉塵って言うんだ。
今、竜の爪やら牙やらを調合して作ったんだよ。」

「その材料はどこにあったんですか?
確かマーカーさんは持ってきてなかったはず…。」

「現地調達だよ。
まぁ、勉強のために見に行って見るかい?」

そう言ってマーカーは、密林の奥に向かって歩き始めた。

リナはシンの手を持って支えながらマーカーの後ろをついていった。



しばらく歩くと、密林が開け、砂浜が現れた。

そこに、緑色をした大きな竜が倒れている。

「これがリオレイア。僕が今つけてる防具の基になったモンスターだよ。
シン君にはさっき話したよね?
あと、お嬢さんの肩を怪我させたのもこいつだと思うんだよね。」


「確かにこれくらいの竜だったと思うんだけど…
これ、あなたが狩ったの?」

リナがマーカーに質問する。

「そうだよ。
お嬢さんとドスランポスを見つけたとき、奥の方に飛び去るリオレイアを見つけてね。
ドスランポスをシン君に任せて、僕はこいつを狩りに来たんだよ。
もし、ドスランポスとリオレイアを同時に相手することになったらかなりめんどくさいからね。」

「ふぅん…」

リナはどことなく納得がいかないようだ。



二人の会話が続く中、シンは、吐き気と目眩に襲われていた。
立っていることに限界を感じ、砂浜にすとんと腰を落とす。

「どうしたんだい?」

マーカーが訪ねる。

「………いえ、
頭がフラフラして…
目眩がして…」

「それはたぶん貧血だね。
あれだけ血を流したから無理はないけど…」

そこまで聞いて、シンは意識を保つことが出来ず、気を失った。

マーカーが近づき、状態を見る。

「…シンは大丈夫そう?」

「気を失ってるけど、これなら村で安静にすれば大丈夫だよ。」

マーカーは、シンを持ち上げると、背中におぶって歩き始めた。

「お嬢ちゃんはどうする?
僕たちは今から村に帰るけど。」

「……。」

「まぁ、迷ってるんなら来てみるだけ来てみたらどうかな。悪い村じゃないと思うよ。」

「…そうね。
シンにもお礼を言わないといけないしね。お邪魔させていただくわ。」

「僕はマーカーって言うんだけど、お嬢さん名前は?」

「リナよ。」

「リナちゃんか。
なら村まで案内するよ。」

そういいながら、2人は村に向かって歩き始めた。





その帰り道、2人の歩く足音だけが木霊する。
話すこともなく、ただ、延々とそのような時が流れようとしていたとき、リナがふと口を開いた。



「……あなた……

…いったい何者なの……?」



「僕?
僕はただの村つきハンターさ。」



それ以上話すことはなく、また、2人の足音が木霊し始めた。
かなり遅くなりましたが、だいぶ主要キャラクターが出てきたので、紹介します。

シン・カージス
性別 男
武器 片手剣
年齢 19歳
武器 片手剣
特徴 この物語の主人公。
髪は黒色で、ちょっと臆病な性格。
しかし、人を助けるためには己を顧みない。
片手剣を2本所有している。

リナ・サイリス
性別 女
武器 ハンマー
年齢 18歳
特徴 この物語のヒロイン的存在。
髪の色は茶色。
性格は猪突猛進型で、自分の思ったことをストレートに言う。

マーカー・リブス
性別 男
武器 双剣、太刀
年齢 26歳
特徴 ジャンボ村の村付きハンター。
髪の色は黒で、ちょっとお堅い性格。
ジャンボ村で一番の凄腕ハンター。


その他の主要キャラクターはまた追って説明します。


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