7:ねむぃ、ねむぅい、だるい。
今日は組織の仕事もなく、久々の休み!ほとんどの隊員は昼まで爆睡!・・・なのだが。
おれは高校生なのだ。
トボトボと通学路を歩く・・・。マジねむぃ。
「さっくん!おっはよぅ!今日も元気だねぃ!」
「どこが?」
「えー、元気ないのぉ?てっきりさっくんはいつも元気な子かと思った。主に下半しぶぅぅぅっ!」
この朝っぱらから下ネタに走りだすバカは残念なことにおれの幼なじみ。名を草本 留奈と言う。おれは雑草と呼んでいる。
そう、この変体は女性、ポニーテールがよく似合う、活発な印象を持つ・・・。まぁ、美少女と言って差し支えないだろう。外見は。
「ねぇー、さっくんは何で私にこんなに冷たいの?他の人にはすごくやさしいのに・・・。ツンデレ?」
「もう一度殴られたいようだな」
「もう!私を目覚めさせるつもり?」
「永遠に目覚め無いようにしてやるっ!」
「え、ちょっ、なっ」
ボガァッ!
やれやれ、こっちは疲れてるというのに・・・。
ん?女性を殴るのはどうかと思うのか?
そこは、あれだ、ほら、男女平等。
そうこうしているうちに学校に着いた。
1-3教室に入り、自分の席に座る。
「やぁ佐久間くん!あれ?草本さんは?」
「今頃雑草らしく地中に埋まってる。」
「相変わらず容赦ないね。はい、休んでいたときの配布物。」
「いつもすまない。」
このいつも笑顔とまわりへの配慮を忘れない少年はわがクラスの委員長。神渓 充 (かみたに みつる)。かなりいい奴だ。こんな容姿のおれにいつもやさしく接してくれる。
「それじゃあ、僕は宿題集めなきゃだから」
「ああ、お疲れ、頑張れよ。」
にこやかに去っていく充。少し背が小さく、顔は幼い感じが抜けない、たまにどじを踏む。
この学校の奴ら(主に女子)は彼のことをこう呼ぶ。“我らが弟”と。
まぁ、おれのまわりにはバカが多いこと。
「はぁーい。席に着けィ。出席をとる。」
あ、先生が来た。
「お、佐久間がいるじゃないか!がんばっているかぁ、正義のヒーロー!」
「あははは・・・。」
たまにこういうことがある。
おれが任務で呼び出されるのはまったく不定期なことなので、授業中に飛び出すことなどたびたびなのだ。
そして、そんなおれの姿を見る奴がある時
「あいつ正義のヒーローなんじゃね?」とか勘違いをしたことから、一部ではおれは正義のヒーロー扱いである。
面倒臭いので訂正はしなかった。
「遅れましたぁ!」
あ、雑草が帰ってきた。 |