3:はぁ、はぁ、っぐぅっ、ぜぇ、はぁ、
えーと、今日、世界中にはびこる悪の組織が、世界に多大な悪影響を与えていることに対して、世界政府は、
「悪のソシキニハ正義のHEROデース!」
と、正義のヒーロー団体を設立した。
そう、団体である。
いっぱいいるのである。
「正義の味方!ライダー仮面、参上!まてごらぁあああ!」
「正義のヒーロー!スペシャルマン!見参!まてごらぁあああ!」
「正義戦隊!赤レンジャー!到着!まてごらぁあああ!」
増えました。
どうやらヒーロー達は、倒した人数で報酬が決まるらしく。
「俺のボーナスぅううぅう!」
などと叫んでいる奴もいた。
かっえりったぁーい♪
かっえりったぁーい♪
あったかいわっがやっがまってーいるー♪
すまん、逃避している場合じゃない。
きついんだ。ホントに。
いくら身体能力が上がっていると言っても。三日三晩走り続けたら・・・。
死ねる。
くっそぉおお!基地はまだかぁああ!このままだと正義のヒーローに何されるかわからん!
「いたか?」
「いや、見つからない。」
「くっそ、どこ行きやがった。」
偶然である。
まさかマンホールの蓋が開いているとは、そして落ちるとは。
「まいたか。」
と、かっこよく言っても偶然だからかっこわるい。
今度こそ、帰って寝よ。
腕時計の側面のスイッチを押す。すると、変態チックな黒いタイツから、学生服に身を包んだ少年に変身した。
少年はつり目で少し小型、そして何より目立つのが真っ白な髪である。
下水道の暗闇の中でさえ見えてしまうほどの白さ、驚きの白さである。
おれ、佐久間佑一はそんな奴だ。
容姿に関しての突っ込みは受け付けない。後で説明してやるさ。
じゃ、おれは帰るよ。 |