第1章:“過去の遺産”
―――ギザ要塞内部
『まさかあの城壁が崩されるとは…。崩されるのは仕方ない。全軍迎えうて!!!!!!!!!』
―――ギザ要塞崩壊城壁
『いけぇぇぇぇ!!!突撃だ!!!一気に押し潰せ!!!!!』
―――ギザ要塞内部
『し、司令!!!!帝国軍はもはや第5防衛隊を撃破しました!!!!ここにくるのも時間の問題です!!!!』
『帝国軍か…。強いな。このギザ要塞がおとされたらもうわが王国は終わりだ。まだ勝負は決まってはいない。混乱を収拾すればまだ勝機はある。』
――帝国軍
『ん?なんだ?敵が引いていくぞ。』
『撤退ですかね?』
『いや…そうではないな。どこかに集結してるな。』
『数で押してくるつもりですね。』
『そうだな。だが"兵器"の前には数など関係ないがな。よし、兵器部隊に要塞内に散開するように伝えろ』
『はっ』
―――連合軍
『帝国軍は兵器を要塞内に散開させてます。』
『ふむ。とはいっても数で攻めてもなにも意味がない。どうにか白兵戦に持ち込まなければな。』
『それならば“煙幕”というのはどうでしょうか?古くさいですが効果はあるかと。』
『なるほど。それはいいな。では煙幕の用意だ。』
『はっ』
―――帝国軍兵器部隊
『ん?煙りか…。煙りに乗じて襲うきだな。よし!!!全体隊列を組め!!!前方に向けて一斉射げ…!?』
『ぐわぁーー!!!!敵は…弓矢で攻撃か…。てっきり白兵戦にすると…。』
『くっ。引けっ引けぇぇぇぇ。』
―――帝国軍
『――なるほどな。敵も中々やりおる。数の利をこんな形で使ってきたか。』
『どうしますか?このままでは兵器を撃つ前に敵の弓にやられてしまいます。かといって近づくことも出来ない…。』
『こっちは数において圧倒的不利だからな。ここは援軍待ちでもいいのかもな。城壁を砕くというノルマはクリアしたわけだし。』
『うむ。それに兵士の損失は避けたいところだな。よし、要塞から脱出。一旦立て直して援軍を待つぞ。』
―――リト軍
『撤退か。ま、当然といえば当然か。よし、このすきに城壁の修理だ。』
―――他国軍
『修理出来るのか!?あれほど砕けたのに…。』
―――リト軍
『よし。魔法隊前へ。詠唱を開始。』
ごっごごごごん
―――他国軍
『…すごいな。これが…対魔専用の城壁といわれる理由か。』
―――リト軍
『城壁に硬化魔法だ。さっきの帝国軍の攻撃ではまた砕けてしまう。レベルはMAXだ。』
―――帝国軍
『あれが…過去の遺産か…。やっかいな城壁だ。しかも硬化魔法を城壁にかけてやがる。今度は…レベル4の出番かな?』
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