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異世界はスマートフォンとともに。  作者: 冬原パトラ
第32章 めぐり逢えたら。
501/637

#501 親子演奏、そしてサーカス。





 美しい旋律が部屋中に流れる。

 軽やかなテンポで指が動き、鍵盤を叩きながらリズムを刻む。

 『華麗なる大円舞曲』。ショパンが作曲したワルツの一つで、『子犬のワルツ』と並んで特に有名な曲だ。若い時期に作られた曲ではあるが、ショパンらしい魅力的な曲である。

 それをピアノの前に座り、軽々と弾いているのは桜と僕の娘であるヨシノだ。

 ヨシノは歌だけではなく、楽器演奏の才も持っていた。正直、僕よりはるかに上手い。『華麗なる大円舞曲』って、子供だと手が小さくてけっこう弾きにくいと思うんだが。

 そんな苦をまったく見せずにヨシノは最後まで弾き切り、椅子から立ち上がってぺこりと頭を下げた。

 と、同時に曲に聞き惚れていたみんなから拍手が送られる。僕も心から絶賛し、手を夢中で叩いていた。うちの子、天才!


「いい曲だった。ヨシノはすごい」

「えへへ。かあさま、ありがとう」


 ヨシノが拍手をしていた桜にぎゅっと抱きつく。隣にお父さんもいるんですけど。ちょっと悔しい。


「ヨシノは演奏を通して魔法を使えるんだよ」

「演奏を?」


 フレイの言葉がよくわからなかった僕が聞き返すと、ヨシノはスマホを取り出して、なにかのアプリを起動させた。

 するとスマホから光の帯が飛び出して、彼女の前に固定される。半透明なガラスのようなそれは、宙に浮かぶ輝く鍵盤だった。


「この鍵盤で魔法を起動させるの。『演奏魔法』って言って、かあさまの『歌唱魔法』と原理は同じなんだって。いろんな曲によって効果が違うんだ」

「すごいな……。これは誰が?」

「奏助にいさまにもらったの」


 そのタイミングでシャララン、とリュートを鳴らして奏助兄さんが登場した。おおう。いつの間に……。

 音楽神たる奏助兄さんお手製かよ。これって神器じゃないの? え? 神力は使ってないから神器じゃない? さようで。

 っていうか、これをヨシノにあげたのは未来の奏助兄さんのはずなんだが。やっぱり神様たちって別時系列に同時存在してる? 過去・現在・未来関係なしに同時に存在し、同じ分身体として存在しているのかね?

 頭がこんがらがりそうなことを考えていると、ヨシノがアプリを起動し、今度は輝くフルートのようなものを呼び出した。


「他にもいろんな楽器のタイプがあるんだよ」

「なるほど。状況に応じて使い分けるわけか。フレイと同じ換装タイプだな」


 しかしこれは間違いなく音楽神の加護をもらっているだろうなぁ……。直接的な戦闘タイプではないだろうけど、普通の人間では手も足も出まい。


「でも私は戦いに使うより普通に演奏する方が好き。私が演奏してかあさまが歌うとみんな喜んでくれるから」


 いやまあ、そら最強のユニットだと思うけど。CD的なものを売り出したらとんでもないセールスを叩き出すんじゃなかろうか。


「とうさまも一緒に弾こう! 連弾しよう!」

「あー……簡単なものなら……」


 レベルが違いすぎるからね!? 超絶技巧とか無理だからな!?

 その後、僕らが連弾をし、桜が歌うという親子のミニコンサートが開催されることになった。

 楽しかったけど、ミスをしないか必死だったのでものすごく疲れたよ……。



          ◇ ◇ ◇



 子供たちも六人目ともなるとかなり賑やかになる。

 親戚の子として城に滞在している子供たちだが、あっさりと城の生活にも慣れ……いや、生まれた時から住んでるんだから慣れてて当たり前と言えば当たり前なのか。

 『勝手知ったる他人ひとの家』どころか、『自分の家』なわけだし。

 今では銘々好き勝手に暮らしている。クーンはバビロンに上がり、博士たちと何やら怪しげなものを作っているし、フレイは騎士団の連中と楽しそうに剣を振り回している。


「っと……こう?」

「そうそう。そうしたら次はこっちの編み目に……」


 リンゼとエルナが仲良くサロンで編み物をしている。一方、訓練場ではエルゼとリンネが激しく組手をしていたり。

 時々ここの母娘おやこは組み合わせが入れ替わっていたりするのだが、そっちの方が変にしっくりくる時もあるな。性格的に合うのだろう。

 アーシアは相変わらず厨房で新作料理の試行錯誤に励んでいる。時々狩奈姉さんと、獲物を取りに行っているようだ。素材から吟味したいとの言をいただきました。

 ヨシノはちょこちょこ【テレポート】でどこかへ出かけている。目下のところこれが一番の悩みの種だ。

 一応、お目付役として瑠璃を同行させること、何があっても夜までには帰ってくること、よその国には勝手に行かないことを言い聞かせた。他国で何か問題でも起こされたらマズいからさあ……。

 転移魔法を持つ者がこれほど厄介だとは、と愚痴をこぼすと『わかってもらえてなによりです』と、高坂さんからにっこり微笑まれた。いや、その……いつもご迷惑をおかけしまして……。

 逃げるようにして僕はバビロンの『研究所』にやってきた。

 例のアロザ島を襲った半魚人の解析が終わったらしいので。

 『研究所』に入ると、例の半魚人がカプセルに入れられて横たわるラボに、『研究所』の管理人、ティカと、『錬金棟』の管理人であるフローラが待ち構えていた。


「結論から申しまスと、この半魚人は『人間』でス」

「は?」


 『研究所』の管理人であるティカが前置きもなくそう切り出した。人間? こいつが? どう見ても半魚人ですけど。


「正確に言うと『元』人間でスの。人間の体をベースにして他の生命体と合成し、組織を作り変えられている……つまりは『合成獣キメラ』でスの」

合成獣キメラだって?」


 『錬金棟』のフローラが発した言葉に、僕は思わずそんな声を漏らす。


「キマイラなら聞いたことがあるけど……」

「キマイラは獅子と山羊の頭、蛇の尻尾を持つ魔獣でス。コレとはまったくの別物でスね」

「この半魚人はなんらかの方法で人間と魚系の魔獣を合成して生まれた怪物でスの。魚類としての特性も、そしておそらく人間としての知恵もある別種の生命体でスの」


 別種の生命体。新たな生物を生み出したってことか。

 おそらくその力の源と思われるものは、半魚人に埋め込まれていた、あの青い結晶体だろう。

 あの呪いの力といい、この半魚人に邪神の力が働いていたのは確かだ。言ってみればこいつらは邪神の使徒の尖兵ってわけだな。


「噛まれた人間も半魚人になるのは?」

「やはり『呪い』でスね。しかし伝染病のように広まることはないようでス。あくまでも『呪い持ち』なのは、結晶体を持つ個体だけかと」

 

 ふむ。連鎖的には広がらないということか。あまりにも多過ぎると僕とエルナだけでは手が回らなくなる。【リカバリー】をエンチャントした魔道具を用意しておくべきかもしれない。


「しかしなんだってこんなことを……」

「推測でスが。『呪い』により人々の『恐怖』や『不安』、『絶望』などを引き出スことが目的だったのではないかとも考えられまス」


 ……ありえる、な。

 邪神は人々の持つ負の感情を力にする。人は誰もがそういった感情を持っているが、普段は表に出さない人たちがほとんどだ。

 それを引き出すための方法として、『呪い』という手は絶妙といえる。

 未知への『恐怖』、わからない『不安』、手の施しようがない『絶望』。そういったものを連鎖的に生み出せる。

 なによりもこれは、『呪い』を受けた者以外にも伝播する。知人が原因のわからぬ病で倒れる。次は自分かもしれないという『恐怖』。

 まさに奴らの思う壺だ。やはりあいつらの目的は邪神復活なんだろうか。


「ところでマスター。今回、私はけっこう頑張ったと思うのでスが」

「え? まあ、そうかな……」


 突然ずいっとティカがそんなことを申し出てくる。え、なに? そんな急に頑張ったアピールされてもさ。


「そんな私にマスターはご褒美をくれるべきだと思うのでスよ。明確に言うと、お風呂で娘さんたちとのキャッキャウフフとした裸のお付き合いの許可を!」

「却下だ、馬鹿野郎」


 ド真面目な顔をしてなに言ってんの!? 相変わらずだな、このポンコツロリコンは!


「なぜっ!? 私だけお子さんたちとの接触禁止じゃないでスか! ズルいでス!」

「当たり前だろうが! お前みたいな変態に追いかけまわされて、変なトラウマになったらどうする!」

「その時は責任を持って結婚を!」

「お前『研究所』から出るの禁止な」

「ひどい!」


 なにがひどいか。こっちの方がよっぽどひどいわ。僕には親として子供の安全を守る義務があるのだ。危険人物には近寄らせないぞ。

 ブーブーと文句を言うティカを尻目に、今度はバビロンの『工房』へと向かう。たぶん、そこにはクーンがいるはずだ。また変なの作ってなきゃいいけど……。

 『工房』の中に入ると、クーンがわけのわからない物に乗っていた。

 いや、わからないわけじゃない。あれはドワーフたちが開発した、土木作業用重機ドヴェルグと同じものだ。

 ただ、大きさがよりコンパクトになっている。頭部と胸部の部分が剥き出しの座席になっていて、魔動機は背中部分にあるようだ。短いががっしりとした二本の脚部と腕部が本体に付いている。

 一見パワードスーツのように見えるが、クーン自身の手足を覆ってはいないので、やはり乗り物の部類なのだろう。

 その乗り物を使って、クーンは何やら積み木を重ねていた。


「なんだこりゃ……」

「ちょっとした試作機の稼働実験だよ。フレームギアの技術にゴレムの技術を組み合わせて、より高性能、かつコンパクトな人型二足歩行の作業機械ができないかと思ってね」


 呆れがちな声を漏らした僕にバビロン博士がドヤ顔で近づいてきた。いや、うちの娘になにさせてんの?


「『アームドギア』と名付けた。クーン専用の玩具のつもりだったのだが、なかなかいい出来だろう? 武装を変えれば一個師団とも戦えるぞ」

「親の許可なく物騒なオモチャを与えないでくれるか」


 どう考えても玩具の域を超えているだろ。まったく……。ちょっと注意しておいた方がいいか?


「あっ、お父様! 見てください、これ! すごいでしょう!? 私が作ったんですよ!」

「おお、すごいなぁ。よく作ったね! えらい!」

「ふふっ、当然です!」


 ぐむう。そんなキラキラとした笑顔で言われたら、なにも返せないだろ……。

 振り向くとニヤニヤとした笑みで博士がこちらを見ていた。


「典型的な娘に甘々なお父さんだねぇ。親になるとこうも変わるとは、いやはや面白い」

「うっさい……」


 自覚があるだけになにも言い返せない。甘やかし過ぎかなあとも思うけど、こっちの世界にいるときくらいはいいんじゃないかとも思ったり。

 まあ、うちの子はかわいいから仕方ないけどな!

 そんな言い訳じみたことを考えていたら、目の前にシュッ、とヨシノとお付きにした瑠璃が現れた。


「ヨシノ、あまり【テレポート】でポンポン移動するのは……」

「とうさま! なんか面白そうなのが来たよ! さかす! さかす!」


 【テレポート】での失敗談があるだけに、ヨシノに注意しようとした僕だったが、やたらとテンションの高い娘さんに二の句が継げなくなってしまった。

 ……『さかす』ってなに?


「瑠璃?」

『「サーカス」でございます、あるじ


 意味がわからず、付き添っていた瑠璃に尋ねると、そう返してくれた。

 サーカスか。サーカスが来たのか。

 サーカス。つまり曲芸団だ。

 こちらの世界にもサーカス団は存在していて、町から町へと興行をしながら旅をしている。一度ベルファストの王都で見かけたことはあったが、実際に入って見たことはない。

 聞いた話だと、僕らの世界のサーカスとはいささか違いがあって、演劇やら歌やら踊りなんかもやるらしい。逆に手品や動物を使った芸はあまりないとか。ここらへんは魔法や召喚獣のある世界だからかもしれないな。


「で、そのサーカスがどうしたんだい?」

「面白そうなの! いろんな演目があって楽しそうだよ! みんなで観に行こう! ほらこれ、チラシもらってきたの!」


 ヨシノが僕に一枚のチラシを広げてみせる。なになに……。 

 『世界喝采! 幻想と魅惑のサーカス団、コンプレット一座、ついにブリュンヒルドへ来たる!』……ね。

 『世界喝采!』ときたか。なんか『全米が泣いた!』同じ匂いがするキャッチコピーだが、自信がなければこんなことは言うまい。よほど有名サーカス団なのかな? 僕は聞いたことないけど。


「あら、サーカスが来ているの? 面白そうね」

「でしょ! クーン姉様も一緒に行こうよ!」


 僕らの会話を聞きつけたクーンが『アームドギア』に乗ったまま、頭上から話しかけてきた。

 サーカスねえ……。まあ、僕も見たことがないからちょっと気になるけども。

 城に招くこともできるかもしれないが、ここはお忍びで観に行った方がいいかな。

 子供たちも乗り気だし、みんなを誘って行ってみるか。



          ◇ ◇ ◇



「サーカスですか。面白そうですね」


 ユミナがヨシノがもらってきたチラシを見ながらそう答える。どうやら奥さんたちも乗り気らしい。


「ユミナはサーカスを観たことあるの?」

「一度だけですけど。ベルファストの城へ呼んで公演してもらいました。いろんな演目があって楽しかったですよ」


 おっとお城へ呼んでか。さすが王家の生まれというところかね。ベルファストの国王陛下はこういった催し物が好きだからな。演劇とか好きだし。

 僕らの話を聞いていたリーンも会話に加わる。


「私も一度だけ観たことがあるわね。ミスミドでだけど。獣王陛下のお供で観たわ。こう……ナイフや斧をいくつも空中に投げてくるくると回すやつはすごかったわね」


 ジャグリングか。ナイフはまだしも斧ってなんだよ……怖いわ。


「演劇なんかもあるんですね。何をるんでしょう? 恋愛ものとか観たいですけど」

「あたしはこの『怪力男の重量挙げ』が気になるなあ。飛び入り参加とかできないのかしら?」


 リンゼとエルゼも楽しそうにチラシを見ている。飛び入り参加とかやめてください。重量挙げの人の立場を考えてくださいよ……。

 エルゼなら【ブースト】使わなくても平気で百キロ、二百キロくらいの岩を持ち上げると思う。【ブースト】を使えば一トンくらいは持ち上げられるかもしれない。

 ……今さら気がついたんだが、サーカスでの身体系の芸って、うちの家族は『すごい!』って思うんだろうか?

 綱渡りとか球乗りとかやっても、『あ、それ自分もできるよ』とか思うだけなんじゃ……。

 だとしたら子供たちの期待のハードルがあまり上がりすぎるのも困るな……。

 演目を見る限り、リンゼの言った通り演劇や、歌、踊りなんかもあるみたいだけど……。ミュージカルみたいなことなのかね? それなら楽しんで観れそうだが。

 あ、この『軟体人間』ってのは僕らには無理そう。


「サーカスをお城へ呼ぶのはやめた方がいいかもしれませんわね」

「一日潰してしまうからね。町のみんなにも観てもらいたいし」


 ルーの言う通り、呼ぶのではなく、僕らが観に行くことにする。【ミラージュ】で姿を変えて行けば大丈夫だと思う。

 さっき高坂さんに聞いたが、サーカスは中央広場から南にいった、開けたところにテントを張るらしい。もちろん許可は出しといた。


「みんなはサーカスは初めてなのか?」

「そうだよ。私たちあまり演劇とか観たことないんだよ。『映画』や『アニメ』ならお父様がたくさん観せてくれたけど」

 

 僕の質問にフレイが答える。演劇もか? なんでまた?


「ふふっ、未来むこうで人気の演目って、ほとんどがお父様のお話ですから。お父様が嫌がって連れて行ってくれないんですの」


 えっ、なにそれ。初耳ですけど!?

 クーンが笑いながら話した事実に思わず固まる。僕の話? えっ、それってリーフリースの作家王女が書いた『ユイナ王女と勇者トーヤ』みたいな僕をモデルにした話ってこと!?


「あ、私、こっそりと観に行ったことありますわ。お父様とお母様の馴れ初めの物語。『勇者トーヤの冒険 エピソード4 帝国の反乱』を」

「「なにそれ!?」」


 アーシアの言葉に、ルーとともに思わず叫ぶ。『帝国の反乱』って、レグルス帝国でのクーデター事件のことか!? 確かにルーと出会ったのはその時だけど!


「反乱を起こした将軍に一対一での勝負を挑んだお父様が、最後に必殺技のトーヤスラッシュで相手を討ち倒すところは最高のシーンでした!」


 待って、そのダサい必殺技知らない!? あの時は将軍をヘドロボックスに突っ込んで気絶するまで嫌がらせしたんですけど! 確かに演劇にはしにくいシーンだったかもしれないが!

 なんかものすごい改変されてる……。脚色ってレベルじゃないぞ。そこまでいくと別物だろ……。

 未来の僕が子供たちを連れて行きたくない気持ちがわかった。そりゃ嫌がるわ。


「ちょっと観てみたい気もしますわね……」

「いや、僕らの話じゃないからね!? 作り話だからね、完全に!」


 まんざらでもないルーに言い聞かせる。『この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません』ってなってるだろうな!?

 初めて未来を変えようと本気で思ったかもしれない……くそう。

 その後『勇者トーヤの冒険』がエピソード9まであることがわかって絶望した。








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■スラムで暮らす私、サクラリエルには前世の記憶があった。その私の前に突然、公爵家の使いが現れる。えっ、私が拐われた公爵令嬢?
あれよあれよと言う間に本当の父母と再会、温かく公爵家に迎えられることになったのだが、同時にこの世界が前世でプレイしたことのある乙女ゲームの世界だと気付いた。しかも破滅しまくる悪役令嬢じゃん!
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新作「桜色ストレンジガール 〜転生してスラム街の孤児かと思ったら、公爵令嬢で悪役令嬢でした。店舗召喚で生き延びます〜」をよろしくお願い致します。
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