映画村探偵団1黄金の半跏像(15/17)縦書き表示RDF


この作品はシナリオです。読みにくいでしょうがよろしくお願いします。
映画村探偵団1黄金の半跏像
作:きりもんじ



捜査本部設置


○京都府警本部、本部長室、内
床でだらしなく眠る山本本部長。

○広隆寺、庫裏、内、夜明け
いびきをかいて熟眠する住職の姿。
にわとりの鳴き声。

○映画村内、中村座前、
撮影風景。
山本、原田、町人姿。
木村、高田、町娘姿。
子役の太一と愛。
撮影スタッフと見物客。

(監督)「ハイ、本番!」
緊張が走ってスタンバイOK。
ロープ脇に『お静かに』の扇子もち。

(監督)「ヨーイ、スタート!」
カチンコが鳴る。
『すりだ!』の男の声。
通行人の間を走り抜ける原田と山本。

(監督)「ハーイOK!30分休憩!」
緊張が解けて皆散る。

○同、中村座脇
6人、車座になって座る。
皆、睡眠不足で眠たそう。

(山本)「お前どこ行ってたんだ?」
(原田)「実は、あの晩土塀のところで・・・・・」

○イメージカット
荷車と忍者の到着から、穴掘り、木箱を下ろすところ。

○元の中村座脇
みんな真剣に原田の話を聞いている。
(原田)「・・あれは特別訓練されたプロ集団だと思う」
皆、顔を見合わせる。

(原田)「あのあと本殿に忍び込んだんだが、・・
変面の笑い声が外で聞こえて・・・・」

○イメージカット
国宝の半跏像がガタンとゆれて、
『笑う人魚の像』が上がってくる所。

○元の中村座脇
みんなの驚きの顔。
(高田)「一度見にいかなあかんね」
皆、うなづく。

(山本)「なるほど、そうか、そうだったのか。
兄貴に報告しといたほうがいいな」

○京都府警本部、外
正面『京都府警本部』とある。
警官が1人立ち、出羽と亀山敬礼して入る。

○同、本部長室、内
デスクに山本本部長。電話をかけている。
(本部長)「よし分かった」
本部長、受話器を置く。

出羽と亀山、力なく入ってくる。
(本部長)「君たち、ご苦労であった」
(出羽)「どうもすみませんでした。取り逃がして
しまって、ほんとにすみません!」

(本部長)「何を言っとるんだ。顔を上げなさい」
出羽と亀山、顔を上げ複雑げ。
(本部長)「今日は君たちのスタートの日なんだから、
元気を出して、ん?」

(出羽、亀山)「えっ?スタートの日?」
(本部長)「午後の記者会見には二人も同席して
もらうから、そのつもりでいてくれたまえ」

出羽と亀山、不安げに顔を見合わせる。
(本部長)「心配しなくていい。君たちは胸を張って黙って座っ
とくだけでいいから。その前にちょっと相談したいことがある」
(出羽、亀山)「あ、はあ?」


つづく











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