You gatta Mail!!
日もすっかり暮れ、上から下までぐっちゃぐっちゃ濡れたまま4人は浜辺に寝そべっている。
「はぁー!なんか中学校の頃を思い出すな。」
龍が言った。
「アハハ!大池公園でスプレー缶爆発させたの?」
「はぁっ?今そんなのなくね?!」
「中学校の時のトモダチがなんか、どっからか持ってきて、大池公園の池に浮かべて爆発させたの。」
清児が笑いながらイチに説明をする。
「すごかったよな、あの水柱。」
「爆発の後に魚が浮かんだんだよ。」
「大騒ぎになって、警察呼ばれて、俺と清児は逃げたんだけど、8人くらい補導されてたよな。」
「なんでお前ら逃げてんの?行けよ警察。」
「チクったらボコすって龍が圧力かけたんだよ。」
「ひでぇ…。」
皆煙草を吸いながら笑った。
「笑い話になってんだから時効だよ。清児はあん時、警察行こう!って言ったけど」
「アシつかねぇから、ほっとけって龍が言ったんだ」
「うわ。お前は組長か!」
「俺、ヤダこんなボス。」
「安心しろ。上手く逃げてやる。」
「鬼畜!」
その時、GODFATHER愛のテーマが流れた。
「ぶっ!(笑)誰?」
「俺〜。知らない奴用の着メロ」
起き上がり、清児が携帯を拾って開いた。
「誰だ…これ…?…!!!あぁあぁあ!!!」
「どーした?警察か?」
「違うよ!!小夜子ちゃんだ!!!」
「マジでー!?!」
『初めましてm(__)m』
『黒川小夜子です。メアドありがとう★昼休みの後いなかったので教科書借りました。明日には教科書貰う予定やから安心してな★浅倉くんが優しい人でよかった!ありがとう。』
清児の顔が赤くなる。
「優しい人だとよ。」
「よかったなー清ちゃん」
「君だけに優しいんだよって入れとけ!」
「入れねーよ!」
「返事返せよ!何て入れんの?俺入れちゃるよ?」
「好きだって入れとけ!」
「うるさい。」
清児は返信を始める。
「つーかお前やること早ぇな。」
「いつの間にメアド教えてんの?」
「5時間目の歴史の教科書に書いといた。」
「やり手やね!」
−返信。
「早っ!」
「何て入れたん?」
山崎が興味深々に聞いた。
「教えん。」
そう言って清児はにんまりと笑った。 |