――すいません、このメニューの人魚鍋ってのはどういう肉ですか?
魚と半々の肉です――
ババァとジジィ
蜷局のウンコを考えた人は英霊になってもいいと思わないか?考えている内容はアレかもしれないが、ジジイになるとそんな感覚も麻痺してくるのだぞ?と言い訳を言おう、ぞ。外見こそ二十代の前半ぐらいだが中身はそうだろうか?気が付いたあの頃は住居が固定した縄文時代であった。故に最高でも大体六千年ぐらい俺は生きていることになる。この幻想郷のチートガールズ達の最高は永琳の[ピー]歳、次点はてゐだろう。詳しい年齢はわからないが俺よりババァな気がする。今になってもイタズラが趣味なのは精神が肉体にひっぱられている故か、さてさて。かぐや姫の年齢は不明である。少なくとも話があった平安時代の前、千以上は確実だ。そして二千年級千年級の所謂大妖怪である鬼ババァ率いる鬼娘どもに隙間ババァ。吸血鬼は確か五百歳であったな。
「雌の年齢を考えるとどうしても寒気がするのは何故か、はてはて。人間の物差しで測るのも幾分不可思議なもの、ぞ」
まぁそういう俺でさえ自分のことをジジィと言うておるからなぁ。性欲食欲の代わりに酒欲散歩欲八という八雲お墨付きのジジィであるがな。人外の物差しで見てもジジィです本当に感謝するぞ。俺の思考的のにはジジィババァ言うておる時点で『敗北』しておるように思うが・・・、本人が否定するのならそうなのであろう。想いから生まれた我らだからこそ、我ら自身の想いは大切なもの、ぞ。」
「ねぇ霧上あなた失礼なこと考えてない?」
「身体心共にジジィとも中身は紳士である俺が失礼?お前のような隙間ババァが美幼女と言われるぐらいありえないことである」
ゴゴゴゴゴゴ、というよくわからん威圧を感じる。これでは鬼の酒も美味く飲めないではないか。一体何が起こっているのか俺にはさっぱりだ。折角博麗神社の宴会に来たというのに、なんでこう嫌な感じがするのであろうか?どこかで異変が起きているのならば俺はすぐに確認できるがどこになにがあってこういうことなのかわからない故どうにもならない。
「あんまりお爺さんイジメちゃ駄目よ~紫」
「そうだ西行寺の言うとおりだ八雲。ジジィの頭でも理解する言語を使え」
「まったく気付いてないのがいやらしいね、この狭間ジジィは」
右隣で豪快に酒を煽っていた幼女鬼の言葉が聞こえた。何に気付いていないだと?まさかババァという言葉か?・・・ふむ、そういう感情まだ持っていたのか。そんな事を思いながら八雲のほうを見ると米神に青い筋をピクンピクンさせ自分の腕を自分で抓りあげていた。我慢は美容の天敵であるぞ?
「千年前ほどはもっとギラギラしていたのに何があってここまで老けたのかしら」
ため息を吐きながら左隣でどこぞの鬼とは対称にチビチビ飲んでるかぐや姫が言う。何があったって?そりぁアレだ。人を殺したり死んだりするのを見たり愛し合った人間が互いに殺し合ったり。人間とはやはり不思議なナマモノよのう。
「人間を見てきた。ただそうであろうな。たったそれだけで摩滅してしまったのである、ぞ」
藍色の杯に入った酒を一気に飲み干す。この鬼瓢箪は実に便利だ。酒が永遠に湧くタイプじゃないが水を入れると不思議なことぞ、酒が出来上がるのは。
「まったく!人間のすぐそばにいたというのにアナタは毎度毎度殺したり――」
「あーうっせぇうっせぇ」
突如始まった閻魔の説教。隣にいた死神が腰を低くして逃げていったのは見なかったことにしてやろう。ただ疑問に思うことある。説教をしている閻魔の顔に赤みが差し、その上俺に言っているのであろう説教の言をフランが持ってきた熊のぬいぐるみにしていることだ。一体こいつは何をしているのか?「聞いてますか!」とか言ったってそれ俺じゃないぞ
「スカーレット、フランは何処にいったのだ?」
「さぁ?珍しいものを見たって言ってどこかに飛んでいったわ。美鈴がついているから大丈夫でしょ」
あいつで大丈夫なのか?と思うが妙にご機嫌であった吸血鬼に言うのもなんだろう。隣でワインを抱えているメイドも焦っている、なんてことはなくやはりどこか上機嫌であった。そういえば前に紅魔館に行ったときにスカーレットがな、名前がどうのこうの言い出したわけであったぞ。さすがに俺でもわかるぐらいに俺の名前を先に言わせようとしている感がただ漏れであった。思わず笑うたら涙目になって「うーうー」言い出したものであったな・・・、久しぶりに俺の良心に響いたものであった。やはり隣にいるメイドからの殺気が人間とは思えない量で来たが・・・。げに恐ろしきかな人間は
「おーい霧上~、羨ましい状態だね~」
ケロン人の神様しかり土着神の頂点とかつて言われた諏訪子が階段を上ってきたようだ。隣には神奈子もいるし、後ろにはコチヤの巫女・・・、名前は何であったか。とりあえずソイツもいた。今回の宴会はすこぶる範囲が広いようだ。
「まったくだな。中身が全て歳が『逝』っている存在であることを考えなければ」
「ですってよ永琳」
「姫様は黙ってて下さいな」
注射器やらナイフやらどこかの道路標識やら・・・、オンバシラに鉄輪に紫色の蝶々に真っ赤な槍と色々なものが飛んで来たものである、ぞ。あんまり派手なことをするなよ、被害が出るのは周りだけであるのだからな。
「こ!ここまで悔しいことが未だかつてあったかしら!?」
「あぁお嬢様」
握り拳をで地面をたたき付け陥没させるスカーレットをなだめる、かと思いきや赤い情熱を鼻から出して見ているだけであったメイド。なかなか愉快な連中である。そういえばなんとなくここの空気が周りの宴会で騒いでる連中の周りの空気を違うような気がする、はてはて。どうしてだろうか?
「年齢考えるだけで無駄さ。どっちにしろ霧上より年齢が上なのは・・・おっと、そんなに睨まないでおくれ」
額の朱い一本角がキラリと輝く勇儀。よくこいつ地下から出れたな。地霊殿のやつらは馬鹿ばっかりだが元気にしているだろうか。あの鳥頭だけは許さない、が。
「本当に嫌ね、鬼はがさつだから。どうせすぐにババァよ、現実逃避してるだけじゃないの」
オホホホ、と扇を口元にあてる八雲。なんだか空気がすごいことになった。宴会しろよお前等。ここで戦争始める気か?
「へぇ、どういう意味だ・・・?」
「勇儀は大きいからね。あ、私は大丈夫だよ?ね、霧上!」
俺に振るなよ馬鹿幼女鬼。俺に刺さる視線がすごいことになってるんだぞ馬鹿。というか俺の腕を掴むな角が刺さる。・・・おい何故にかぐや姫もくっついてくるのだ?俺はそういうフラグを立てた覚えはないし興奮も覚えないぞ?つまり無駄なことであるのだ。というか俺の能力よ今このときにこそ働けよ
「おいくっつくな暑苦しい」←俺
「・・・・・」←かぐや姫
「私だってまだ若い時代が・・・すぐにババァババァって解剖してしまいましょうか」←永琳
「あぁ!?叩きつぶすぞババァ!!」←勇儀
「あら?ババァの嫉妬は怖いものねー」←八雲
「んーむにゃむにゃ、霧上ぃ」←萃香
「あーー!!!華麗で美しく最強の私の服にワインが!!」←スカーレット
「(ハァハァ)」←メイド
「善意を持って善行を為し人のため妖怪のため――」←閻魔
「妖夢~あれ取ってきて~いっぱいね」←西行寺
「あぁ・・・はい」←魂魄
さて一体何が起きているのだろうか。俺は決して悪くない。向こうの柱から博麗の巫女がすごい顔で睨んで来るのも気のせいだ。隣で白黒のどこかで見たような魔法使いっぽい雌がお腹を抱えて笑っていたのは、よっぽど面白いことが起きたせいであろうか?そういえば神様家族はいあつのまにか退散していた。なんという逃げ足の速さだ。・・・さて、俺も帰るとするか。・・・お?
「(帰 っ た ら コ ロ ス )」
ふと目があった博麗の巫女の口がこう動いていたような気がする。・・・俺にどうしろというのだ?悪いが俺にこれを鎮圧するような力はない。下手をすると不老不死以外消滅してしまう故。しかも腕にからみついて来た萃香とかぐや姫の腕の力が心なしか増えてきたような気がする。ギリギリ逝ってるなぁ超痛いのであるぞ。まさかこんなことで痛覚を思い出すとは。妖怪の一生はわからないものだ。おっと、痛覚が大きくならないうちに消しさっておくか、痛いのは苦手故。ここで消え去るとどうなるのか?今日助かっても明日大変なことになる気がする。一生逃げ続けるか?外に出れば安心であるが・・・、まぁ良いか。
「痛覚が無くなっても手は青くなるものなのだな」
ふと思い出す。痛覚というのは一種の危険信号だと。なるほどなるほど、確かにこれは大変だ。いつのまにか腕が壊死なんてこともありうるぞ。さてさて、俺は一体何をしろと?俺の餓鬼を産んでも良いことなんかなさそうに。
「ねー霧上ぃ?聞いてる~」
「ウフ、フフフフフ」
萃香が猫のように絡んでくるうえかぐや姫は突然笑い出している。周りを見渡しても助けてくれるような存在はいないようだ。勇儀は隙間ババァと弾幕撃ち合ってるし、閻魔はまだ熊に説教しているし、西行寺はお腹をさすりながらぐーぐー行ってるし、スカーレットとメイドはぐるぐる回ってるし、神様家族は何処にいったかわからないし・・・、なんだこれは?博麗の巫女は呪詛を呟いてる。鴉はこの光景を写真に収めている最中であった。
「これが無常観か」
とりあえず関係の無い言葉を紡いで現実逃避する俺であった。さて明日はどこに行こうか?ウルルを崇めに行くのもいいかもしれない。そうだ、ついでに原住民と交友を交わそう。きっと良い関係になれるはずだ
――宴会宴会、宴会はいつ終わるのだろうか
始まるは易し終わるは難し。それぞ宴会という名の戦争なり――
ハーレム宴会とな!?
妖怪や人外達の霧上への評価は、親愛:恋愛=8:2ぐらい。ちょっと気になるお友達程度。
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