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異世界にて魔術家庭教師に再就職しました。 作者:時雨

異世界転移編

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チートの新たな真実

浴場の扉を開けるとそこ彼女は当たり前のように立っていた。


「今日は朝俺の部屋の前にいなかったのにここにはいるのか」
「イグニス様にご用事がありましたので。カグヤ様は私に何か御用がおありのようですが」
「ああ、そのことなんだけど、ここで魔術を使う事ってできるか?」
「ここでですか?」
「小さな炎…いや、あたりならどうだ?」
「わかりました。では氷でどうでしょう」
「わかった、頼むよ」


すると彼女の手のひらに魔力が集められて行くのを感じ、フィーナが『アイスボール』と口にすると手のひらに小さな氷の球が出来上がった。
それに手を近づけ、キーワードを頭の中で念じる。
『インプット』そう頭の中で念じた途端にまるで自分の中に何かが流れ込んでくるような感覚を覚える。


これは――――成功したのか?


フィーナは俺が何をしているのかよくわからないといった感じで首をかしげている。
確かに手ごたえのようなものは感じたはずだ。
そこにその項目があることを願ってステータスカードを確認する。


にやり、口元が緩んだ。
あった。
俺の魔術の欄に間違いなく『アイスボール』と書いてある。
恐らくこれは一種のバグのようなものだ。
俺は氷そのものには触れず、それを取り巻く魔力に触れてインプットを行った。
そしてインプットされたのは『アイスボール』という魔術そのもの。
それに反応してステータスカードは俺が『アイスボール』を習得したと認識したんだろう。
ともかくこれで相手の魔術がコピーできることが分かった。
まぁ、かなりの距離まで近づかなくてはいけないので戦闘に使える技術ではなさそうだが。
それに面白いものも見つけることができた。


「ありがとう、フィーナのおかげでイグニス様の期待に応えられそうだ」
「それはようございました。私ごときがお役に立てるのでしたらいつでもお申し付けください」






自室に帰り、再びステータスカードを確認する。
先程魔術のコピーを確認したときに見つけたステータスカードの変化。
また前のように創造者(クリエイター)の文字が光っていたのだ。




カグヤ・アマクサ
レベル:13
年齢 :22歳
性別 :男
種族 :人間
職業 :
魔術 :創造者・アイスボール
称号 :創造者・降り立ちし者・惰眠・守銭奴・スライムキラー・人殺し




なにやらあまりうれしくない称号も増えているが今回は無視―――まてよ?
そういえばアイセアが魔術以外にも称号も詳細が見れるとか言ってたな。後で見てみよう。
そう考えつつも創造者の文字に触れる。
そして予想道理新しい文章が増えていた。



空中創造
手元だけでなく自分から直系3メートルの範囲ならどこでも創造できるようになる。



なるほど、これでまたやりたいことが増えてしまった。
時間はたくさんある。少しずつ消化していけばいいさ。
次は称号か…称号にも追加効果でもあるんだろうか。
俺が昨日あんな風に『創造』を使えた理由もこれくらいしか思いつかない。


一番怪しいのはやっぱり創造者だな。


魔術の時と同ように称号の創造者にも触れる。
するとこれも同じように文字が浮かび上がってきた。




創造者
魔術『創造』を行う際に知識がなくともどんなことが起こるかのイメージさえあれば、それに近い事象を『創造』出来るようになる。
ただし、あくまで近いものであり、イメージのもとになった本来のものと全く同じになるとは限らない。




なんだこれ――――。


ただでさえ壊れた性能なのにさらに驚きのぶっ壊れ性能が露見した瞬間だった。

ブックマーク・評価もよろしく!ヽ(´▽`)/
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