【タバコが一番難しい】(俣彦『短編ぼくのまち』)
先日、コンビニに立ち寄りましたところ
レジに並ぶ列の先頭に目をやりますと
お客さんと店員さんがなにやらやり取りをしておりました。
1箱のタバコを巡って
(もはや希少生物の域に入ったな・・・)
と思しき
不良ってこう言う出で立ち
をされている青年に対し、
『身分を証明できるものはございますか?』
と応じる
・・・そうですね・・・。
(たぶん20代なのかな?)
と思われる女性の店員。
2度3度同じ文言が繰り返され、
諦めたのでしょうね・・・。
その少年は
舌打ち1つ鳴らし
店を出。
スクーターに跨り
どこかへ走り去っていきました。
この場面。
もし私が店員でありました場合、
同じことが出来ただろうか・・・。
法律で禁じられており、
身分証明書の提示を求めることが出来る世の中でありますが
もし私が店員でありました場合、
(・・・事なかれ主義を貫くことになるか)
提示を求めるも
ヒト睨みされまして
笑顔でポスるんだろうな・・・。
(二十歳以上に見えました)
と言えば済む話でありますし、
店が損害を被るわけでもありませんから・・・。
(若い女性の店員さん・・・
芯がしっかりされているな・・・)
と思いながら
買い物を済ませ
その店をあとにしました。
日本に置きまして
一定の年齢制限を設けている事柄
選挙権。被選挙権。
配偶者を持つこと
など
様々ございますが
最も理由付けが難しいのが
たぶん
タバコ
なんだと思います。
始める年齢が遅くなったところで
心配される結末を防ぐことが出来るわけではありませんし、
必ずそうなるわけでも無い。
禁断症状に苛まれる可能性はございますが
これにつきましても
スタートを遅らせて解決するモノでは無い。
更には
タバコは基本
『税金』
でありますし、
その税金は
購入しました自治体を潤す要因ともなっていることから
(学生などは)
働いて居ないけれども
愛するおらが町に貢献することが出来るようになる。
なのに
何故
未成年は買ってはならないのか・・・。
お酒のほうは
年齢問わず
飲んでしまうと思わぬ暴走が働いてしまうことがありますので
極力避けたほうが・・・
・・・でもこれも未成年だから
の理由にはならないのでありますが
まだ抑止させる理由を見つけることは出来るのでありますが
タバコのほうになりますと・・・。