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人間の形 作者:帆摘
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序章

この作品に出てくる登場人物は全て架空の者であり、実在する人物、背景とは一切関わりがありませんので、ご了承下さい。
創世記:1章27節
「神はご自身のかたちとして人を創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」

______________________________________

渡部 聡:36歳、男性ーー職業 精神科医/カウンセラー 趣味:人間観察

東京都のはずれにある、とある一角のビルの3階にこじんまりとした看板が掲げられている。
「ーーあなたのお悩み、相談をお聞きしますーー」

20011年、毎日様々な悪いニュースが新聞、テレビを賑わし、少しずつこの国の何かが狂っていく。失業者が溢れ、親が子を殺し、子が親を殺す・・ネットに依存し、人と人との垣根が薄れていく中、人は何を求めて足掻くのだろうか?

事務所兼、応接室で渡部は読んでいた新聞をテーブルの上に掘り投げると、ソファーの上で長い足を組み替えた。医学部を卒業し、アメリカの某大学院でトレーニング兼インターンを受け、第一線の精神科医達とコミュニティーの中で関わって数年。

2007年に帰国した私は東京都はずれにあるビルの一室を借り、悩み相談、俗にいうカウンセラーとして事務所を開いた。この現代において、悩みや憂いを持たない人間など一人もいない。その悩みが大なり小なり、この屈折した社会の中において人であろうともがいている。

そして、今日も一人・・一筋の光を求めてドアをノックするーーだが光の先に待っているのは必ずしもその人間が求めていた事と一致する訳ではないのだ。
「センセ、お客さんですよ!ほらっ、テーブルの上を片付けて下さい。ーーああ、もう、またこんなに散らかして!」助手兼受付の三村 里美(28歳)が慌てて散らかった応接室の片付けをしながら、私の方をちらっと睨んだ。

「先日電話のあった、新しいクライアントさんです。若い女性の方ですよ。さっさとそのみっともないシャツを直して下さい。今呼んできますから・・」
そう言ってテーブルの上のゴミをまとめてゴミ箱に投げ入れるとさっさと三村は出て行った。
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