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リアデイルの大地にて 作者:Ceez
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56話 模擬戦をしよう

 【魔女の鍋】三種類以上の食材と水を合成して出来上がる薬膳。 効果は食べた人のHPとMPを回復する。 回復する基準値は作成者のHPとMPの1/10の値となる。

 ケーナは「病院食みたい」と言いながら完食した。 好奇心を出して少し分けて貰った一人の教師は卒倒した。 毒ではないとのことだったので「作ったのがケーナだからなぁ、MPが溢れ出たんじゃねえの?」とはコーラルの談である。 生徒の間に多少動揺が広がったものの、翌日にその教師はケロッとしてたという。





 ―――二日目

 夜にモンスターの襲撃もなく、無事に朝を迎えた。 コーラルから言わせてみれば「四百五十レベルという、存在だけでも凶悪な獣に好き好んで襲い掛かるモンスターなんぞいねえ」とのこと。 それさえもまったく気にしないケーナは、くるりと丸まったイズエナのふかふか毛皮に埋もれて幸せそうに寝息をたてていた。

 学生達は朝食を済ませた後、各自が専門に修める科目の教師に付き従い行動する。 あまりバラバラな行動も危険なので、薬草採取のグループと狩りのグループに纏まり、それぞれに冒険者経験有りの学生と教会派遣組も含んで野営地を出発していった。 一緒に行くのはコーラルの『凱旋の鎧』PTと、人数が多いので『駿馬』PTも同行する。 残るのは騎士達と教師一人と術士専攻の学生、後はマイリーネ王女とケーナだ。 ロンティも一応は冒険者カード持ちなので、今回は外出組に混じって行った。

 陰のある笑顔で皆を見送ったマイリーネは「構ってくださ~い!」とばかりに、ケーナではなくイズエナに抱きついた。 騎士は兎も角、術士学生は召喚主の許可無しに召喚獣へ飛び付いた王女の行動に悲鳴を上げる。 しかし、ケーナは何時「触らせて下さい」と来るのか待っていた為、彼らが想像するような惨劇にはならなかった。 野営地の端っこで直立し、プレリードッグみたいにキョロキョロしながら周囲を警戒するイズエナのお腹に顔をうずめるマイリーネ。 至福の表情ですりすりと、もふもふの肌触りを堪能していた。 母犬にじゃれつく子犬のようなマイリーネの可愛らしさに、場所を譲ったケーナも頬が緩みっぱなしである。

「ケーナさん!」
「ん、なにかあった、マイちゃん?」
「この子欲しいです!」
「はっはっはっ、やらん」
「あ~う~」

 一刀両断な返答に肩を落としながら残念そうな声を上げる、でも毛皮から離れる気は無いらしい。 ふと視線を感じて振り返ったケーナは、残った学生の中にいた女生徒二人が羨ましそうな目をしてイズエナとマイリーネを凝視しているのに気付いた。 

「そっちの子も触ってみたければ、どうぞ?」
「「え、いいんですか?」」
「だいじょぶだいじょぶ。 大イタチ様、あと二人もよろしくね。 ひっかいちゃダメだよ」
「キュー」

 ケーナに許可を貰った二人の女生徒はイズエナにおそるおそる近付く。 ぱたんぱたんと地面を叩くニメートルはある尻尾に引きつった表情を浮かべ、マイリーネが抱きついている腹の脇にある左後ろ足へ手を伸ばした。 「わぁ~」と感嘆の声を上げた二人が、マイリーネのようにふかふか毛皮の虜となるのにはさほど時間は要らなかったようだ。 「イズエナの足と腹に埋まる婦女子の図」と呟き、うんうんと満足そうに頷くケーナ。
 結局その日は微笑ましい(?)光景を堪能しているうちに終わってしまう。 狩り組と行動を共にしたコーラルに聞いた話によると、やはり野営地周辺にモンスターは見当たらないとの事だ。

「うーん、やっぱり大イタチ様出したのは失敗だったかなぁ。 これじゃあただのキャンプと変わらないよね?」
「この前の襲撃の件が後を引いて、あちこちピリピリしているからな。 無きゃあ無いで良いんじゃねえか。 俺達も楽だし」
「本音がだだ漏れじゃん……」

 コーラルの発言に同意するように苦笑する『凱旋の鎧』の面々。 彼等もモンスターに全然出逢わないことを不思議に思っていたらしく、ケーナからイズエナがホーンベアの十倍位の強さだと聞いてなんとか納得した。 納得に至るまでに、イズエナを試しに攻撃するという経緯を経て。 勿論五十レベル程度の者では毛皮にすら傷を付けられずに終わったが。

 夜の野営地は多少緊迫感が漂うものの、全体的にゆったりとした雰囲気だ。 緊迫しているのは夜衛に立つ騎士と学生である。 巨獣いるからと言って夜衛に手を抜いてました、襲撃を受けました、となったら目も当てられないからだ。
 さすがに連続で【魔女の鍋】を作ろうとはしないケーナは、その日は学生達手製のスープを分けて貰う。 対価代わりに【調理技能:パン】で、普段旅人が持ち歩く保存食の固いパンなどとは比べものにならない柔らかいパンを作り出して、皆に提供した。 皆には好評だったが、昨日の教師の注意事項をまったく忘れているケーナには後からコーラルの雷が落ちた。







 ―――三日目

「すみませんが冒険者の皆さんにお願いが……」

 その日は学生からの発言によって始まった。 おそらくはモンスターらしいモンスターに出会えない、安全なキャンプ状態に業を煮やしたものと思われる。 進言しに来た代表者の背後に似たような決意の眼差しをした学生達が控え、冒険者側の纏め役でもある四人組PT『駿馬』のリーダーに告げた。

「我々と模擬戦をしてもらえないでしょうか?」

「ぶふぉっ!?」

 清々しい朝だなあと楽観的に構えていたコーラルは、うがいの途中で衝撃発言を聞き、口内の水を噴き出した。 周囲の「ナンダコイツ?」と蔑みの視線が突き刺さる中、盛大にむせる。

 それを無視した『駿馬』のリーダーは少し思案した後、教師達とミニ会議。 教会派遣組の方も暇を持て余していたこともあり、教師からは「対人集団戦もいい経験になるだろう」と、あっさり許可が出てしまった。 早速それぞれの代表者が額を突き合わせてルール決めをする。 

「げほっ、おいおいどーすんだよケーナ。 由々しき事態になってきたぜ、お前手加減とか出来るのか?」
「あのねコーラル、私は後衛特化型なの。 魔法に手加減とかあると思う?」
「疑問に疑問で返すな! 出来ないんだな?」

 「ん~」と思案したケーナは今までに行った戦闘を思い出す。 ホーンベアは手加減無しの【突撃(チャージ)】で即死、盗賊の魔法使いは氷結華となり、コイローグは最初から殺す気で当たった。 幽霊船は全力全開の浄化、森奥のダークエルフは風圧殺、ドレクドゥヴァイとは何故か全力の近接戦闘となって撲殺。 殴って死んでないのはオプスとコイローグくらいであろう。

「殲滅戦なら得意分野ですが、なにか?」
「そんなんで胸を張るな!」

 かつてのゲーム時代、国対国戦をかすれた記憶の中より思い出すコーラル。 戦争実況ギルド(完全プレイヤー経営)で各地の戦況が中継されていた時のこと。 巨大な火球でもって数十人をふっ飛ばし、絶え間なく降り注ぐ丸太のようにぶっとい雷撃でプレイヤー軍を丸焼きにし、召喚されたドラゴンや巨大ワームが遠慮なく後衛の補給隊に襲い掛かり、初心者を貪り喰うといった惨劇が巻き起こる戦場を。 その時の実況を信じるならば、やったのはこの目前で首を傾げているケーナだ。 それが無垢な学生達に襲い掛かるかと思うと、考えるだけで寒気がする。 手遅れになる前にケーナに割り振られる分担だけでも無難なものにして貰おうと思ったコーラルは、ミニ会議に首を突っ込んだ。





 数分後、決まったルールは以下の通り。

 ・冒険者側の武器使用禁止。 楯は使用可能だが殴打に使ってはいけない。
 ・両者とも直接ダメージを及ぼすような攻撃魔法の使用禁止。 補助魔法に関してはこの限りではない。
 ・上記のルールに抵触するような召喚魔法の使用禁止 (主にケーナ用)。
 ・急所(目や金的)を積極的に狙う攻撃の禁止。 なるべく正々堂々と。
 ・命を奪うような行為は慎むこと。
 ・ケーナ殿は後衛位置から前に出るのを禁止。 使用できる魔法は二つだけ。

「差別だああああああああっ!」  

 特定一人が非難の叫び声を上げるのを全員が意図的に無視した。 

 要するに冒険者側の攻撃手段は素手、及び格闘のみに限られるということである。 完全に術専門を担当する者は『凱旋の鎧』PTに一人だけだったので、冒険者側の前衛戦力は八人。 コーラルは主に防御だけを担当する。 元々サバイバル実習なので模擬戦用の非殺傷武器は誰も持ってきていない。 わざわざそれだけのために木を削って造るというのも時間が掛るので、学生側は実剣装備をそのまま使用。 最初この条件に不慮の事故を恐れた教師が危険性を訴えた。 しかし、コーラルが自信たっぷりに「防御はケーナがいるから平気だろう」と発言し、王女と侯爵令嬢もそれに同意したことでその案は認められた。 学生側の前衛となるのは二十人程である。 学生側は五人ずつの班に分かれ、それぞれに術士担当を二~三人割り振ってから戦略を決める。 その間、冒険者側は雑談で時間を潰していた。 場所は野営地より少し離れた場所、ひらけてはいるがやや斜面な草原である。

「フン! ひよっこ共相手には武器など要らぬ」
「せめて革の手袋くらい装備しとけ。 金属鎧を素手とか洒落にならんわ!」
「コーラルは楯専か……。 まあ、お主の剛力(ごうりき)で殴った場合、ひよっこが文字通り鳥の叩きになりかねんからな」
「は、ははは……(その通りですマジ笑えない)」
「ケーナ殿は申し訳ないが援護だけお願いする。 間違えてもあの白いのをけしかけてくれるなよ?」
「しないよ! どんだけ常識知らずだと思われてんの私?!」
「どーどー、ケーナちゃん、押さえて押さえて。 魔法に専念すればいいんだから、簡単でしょ?」
「学生とは言えど侮らん方がいいだろうな。 時折、それで命を落とす奴もいるし」
「じゃあ、防御魔法はケーナさんに任せた。 自分はそれ以外の手段を使っておくな」

 素手をボキボキ鳴らし既に臨戦態勢な者、慌てて厚めの革手袋を持ち物から引っ張り出して渡す者。 両手に楯を装備しているコーラルを見て顎鬚を撫でながら納得する者。 野営地からご主人様の後をぴこぴこ着いて来たイズエナを指差して確認する者、それを聞いてぶーたれたケーナを宥める者。 ひとりだけ真面目顔で腕を組みウムウムと頷いている者、ケーナを後衛位置までずりずりと引っ張っていく者。 会話の内容は軽いが、誰もその瞳は真剣だ。 未熟や熟練を気にするよりも、戦場では油断した奴から命を落とすと経験上知っているからだ。

「いいかケーナ、殺傷魔法は使うなよ?」
「言われんでも使わんわっ。 魔法は二つだけね、魔法(・・)は!」
「今なんか妙な含みを持たなかったか?」
「さあ?」

 何回か確認するコーラルに曖昧な笑みを浮かべて返すケーナ。 学生側では高くても十レベル強くらいが一番上である。 ぶっちゃけ局地戦用後衛を誇るケーナの貧弱な筋力であっても、素手で撲殺できる程度のひ弱さだ。 勿論前衛職のコーラルが本気でその武力を振るったら、たった(・・・)三十人など物の数ではない。 だから手加減を全力で、なおかつ皆には真面目に戦っているように見せなければいけない。 ケーナの非常識さだけは襲撃事件の時にバレているので、妥当な処置だろう。 ただしそれは本人が邪な考えを含んでいなければの場合に限る。 わずかに口元を緩ませたケーナはもう一人の後衛担当と共に前衛より十メートル程後方位置に下がる。

 冒険者側の陣営と学生側の陣営は三十メートルぐらい離れた所で向き合う。 余裕のある表情で首を鳴らしたり、腕を振り回したりする冒険者側。 それとは対照的に学生側の皆は一様に武器を構え緊張感で汗をにじませている。 引き絞りすぎた弓を髣髴とさせる状態に、冒険者側は呆れていた。

「おーおー、余裕のないこって……」
「今からアレで大丈夫か?」
「俺等も通った道だ。 少しくらいは大目に見てやれよ」

 そうれもそうかと同意した数人が「ガハハ」と笑う姿に、馬鹿にされているのかと決め付けたこの模擬戦の提案者グループが歯を噛み締める。 そういった様子は後方のケーナたちにも良く見えていた。

「あー、あれは見返そうと力入れ過ぎて失敗するフラグだ」
「何事も経験でしょう。 冒険者になったばかりの事を思い出しますねえ」

 後衛二人はなにやら縁側で茶を啜る老後のような会話だった。 やがて教師が号令を下し、双方が決意を胸に激突した。 ただし学生側の決意が『目にモノ見せてやる』だったのに対して、冒険者側の決意は『醜態を晒した奴は夜勤に回そう』という些細なモノであった。



 結果だけで言うのならば三十分程でこの模擬戦は終了した。 勿論、学生側が降参してである。

 流れを詳しく説明しよう。 まず戦闘開始の合図と共に学生側の術者が詠唱を開始した途端、ケーナの【魔法技能(マジックスキル)上位物理防御上昇(ラガ・プローテク)】が冒険者側に発動、全員を蒼い燐光に包んだ。 これがペーペーの初心者が使用したのならば防御力は些細なモノであったろう。 しかし、それを使用したのは現場にいる中でというよりおそらく大陸中で頂点の魔力を誇る魔女である。 魔力が防御力に反映される効果の如く、ケーナが使ったことで学生側の攻撃は全く無意味なものと化した。 大剣を振り下ろそうが槍で突撃しようが全くダメージが通らないのである。 外野では詠唱を必要とせず、瞬時に多数の対象へ効果を及ぼす非常識な魔法行使ひとつで術科の教師が卒倒していた。 その後は時間も掛からず学生側の手段が尽き、早々に模擬戦が終わると思われた。 何せ攻撃が通用しない上に、殴られ続けてダメージが蓄積するだけだったのである。 更にダメ出しでケーナが横笛を使用して【呪歌技能:清き湖水の調べヒーリング・ミュージック】を発動。 効果は模擬戦全域へ『音を聞いた者のHPを徐々に回復させる』でもって、学生側は『延々と殴られても決して倒れることがない』というドMモードへ。 痛い思いをしつつそれがだんだんと癒されるという悪循環に音を上げて、次々とリタイアしていった。 一部では危ない趣味に目覚めたものもいるとか何とか……。



「メッチャ酷い援護を見た」
「なんでよ~、怪我人が出ないように頑張ったというのに。 最後に広域睡眠魔法で一人勝ちしようと思ったのに……」
「おい! 使用すんのは魔法二つだけだったろう、三つも使おうとしてんじゃねー!」
「呪歌は魔法じゃなくて技能ですよーだ」
「言葉の揚げ足ばっかとってんじゃねー!」 

 疲労困憊(ひろうこんばい)以上に理不尽な魔法(と、他の皆は思っている)に精神から打ちのめされ、膝を付いた学生達が陸揚げされたマグロのように死屍累々と倒れている。 その光景に相対した冒険者達も同情を禁じえない。 これが逆の場合だったらなんともいえない敗北感に心が折られるだろう。 その事態を招いた当人は、コーラルと何事もなかったようにギャーギャーと仲良く会話をしている。 あれはむしろ参加させた方が間違っていたのではないかと思い悩む冒険者達だった。 そんな感じで、全員がやるせない気持ちに包まれながらその日は過ぎていった。


 結局、四日目の早朝にサバイバル実習は終了し、皆はフェルスケイロに帰還した。 後でケーナがマイマイから聞いたところによると、あまり生徒の経験にならなかったので後日やり直すそうだ。 

「御母様に頼んだのが逆効果だったわね……」
「まあ、モンスターも好き好んで千百九レベルに手を出そうなんてのはいないでしょうに」
「……ちょっと待って御母様。 なんかレベル上がってるような数字が聞こえたのだけど?」
「この世には時々理不尽な出来事があるのよ、察しなさい」
「むしろ、御母様みたいな超越者(スキルマスター)の存在が理不尽のような……」
「あァん?」
「ごめんなさいっ!」

 迂闊にも余計な一言を付け足して寿命を縮めようとする娘を睨むケーナ。 そこそこ機嫌の良かったケーナは「冗談よ」と苦笑してマイマイの頭を撫でてやった。

 その後、少し世間話をして報酬を受け取り、足取り軽く宿屋へ戻る。 フェルスケイロへ帰還するために街道をのんべんだらりと移動中に、サイレンから『オプス帰還』の報を聞いたからだ。 やはりと言うか、この世界に存在を確かめ合える人物がいるというのは、ケーナに幾分かの安心感をもたらしていた。 その確かめる行為がややアクティブであってもだ。 

 宿屋の自室へ元気良く「たっだいま~」と入室する。 綺麗なお辞儀と「お帰りなさいませ、ケーナ様」と言うねぎらいの言葉でサイレンがケーナを迎えてくれた。 その傍らでボリボリと茶菓子を頬張りつつ「ほう、へぇなほほはっはなあ」と意味不明な言語を発するオプスがいた。

「やー、オプス久しぶり。 早速だけどお願いがあるの?」
「ほふ……、むぐむぐ、ごくっ。 ふう、珍しいの、ケーナが我に頼みごととは?」
「とりあえずサンドバックになってくれない? 深刻に体調悪化するストレス解消に五発ほど」
「………………拒否権は、あるのだろうの?」
「じゃ、殴られろ」
「断固として拒否する!」

 反論するためにガタッと立ち上がったオプスは、二刀のシミターが背後から両肩に置かれたのを見て目を丸くさせた。 やったのは彼の側で給仕をしていたサイレンの仕業だ。

「ご主人様。 ご主人様がどのような選択をなさっても私は支持致しますし、ご命令とあればそれに着いて行きます。 しかし、女性に恥を掻かせたまま見知らぬフリをするのは感心致しませんわ」

 恥も何もさっぱり理解どころか事情も察していないのだが、死刑執行人は当人に黙って書類に偽造サインを入れてしまったようだ。 前門の魔女、後門の冥土から持ちうる技能を駆使して逃げ出したオプスは、街中で偶然スカルゴに出会った。 「これは伯父上殿、先日は失礼致しました」と丁寧な対応をされて、ケーナが何か変な情報を与えたと憤慨して宿屋にとんぼ返りした。 当然の如く「揉め事の種を作ったのはアンタじゃー!」と逆切れしたケーナに捕獲され、二人掛かりの説教に一晩中晒されたという。
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