冤罪(二百文字お題小説)
お借りしたお題は後書きに書きました。
月曜の朝。
燃えるゴミの日だと思い出した私は慌てて集積所に走った。
近所の奥様方が怪訝そうな顔をしている。何だろう?
気になったが、急いでいるのでアパートに戻った。
「あれ?」
ドアが開かない。
ガチャガチャやっていると、
「そこで何している!?」
おまわりさんに鋭い声で問いかけられた。
「部屋の鍵がかかっていまして……」
「そこは神村さんの部屋だぞ。君は誰だ?」
そう言われて全てを理解した。私、すっぴんだったんだと。
ということで、お題は「すっぴん」でした。