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真夏の笛に 新月の舞う

作者:水戸けい
 左大臣・久我久秀の三の姫、朔は公家の姫らしく、しとやかにするのが苦手だった。父の勧めで都から二日ほどの距離にある別荘に、遊びに来ていた。
 朔の「変わり者」というウワサを聞き、好奇心から従者に紛れ込んでいた、家柄は良いが無位無官の大伴真夏は、里の者にも分け隔てなく接する朔に惹かれる。
 真夏の涼やかな様子に朔も惹かれるが、彼女は姉の悲恋のため、恋に臆病になっていた。
 そんな時に、右大臣の娘が帝の子を出産し、朔の父が失脚に追い込まれたと、知らせが入り――。

「メクる」等にも掲載。
第一章
「ああ、つまらない」
2017/07/03 22:00
「せっかく来たのに、屋敷の外に遊びに出られないなんて」
2017/07/04 22:00
朔はすっくと立ち上がり、簀子を駆けだした。
2017/07/05 20:00
(絵物語に描かれていた、カエルにそっくりだわ)
2017/07/06 19:00
「これからしばらく、こちらに住まわせてもらうわね」
2017/07/07 19:00
(キレイな人)
2017/07/08 20:00
ドキリと朔の胸が痛む。
2017/07/09 19:00
(少々どころか、かなりの変わり者らしい)
2017/07/10 19:00
第二章
(ウワサが本当かどうか、たしかめてやる)
2017/07/11 20:00
(朔姫を、俺の妻に)
2017/07/12 18:00
朔という姫は、ほんとうに変わっている。
2017/07/13 18:00
(どうやら俺は、姫を本気で妻にしたいと思いはじめているらしい)
2017/07/14 18:00
「姫様は、文を一通も開いていないのか」
2017/07/15 18:00
真夏は胸をなでおろした。
2017/07/16 18:00
第三章
「疲れたんでしょう。私が、普通の姫とは違うから」
2017/07/17 18:00
子どもたちのたくましさに、朔は感心をした。
2017/07/18 19:00
「姫様の品位にかかわるかと」
2017/07/19 19:00
「あんな人が義理の父親になるなんて、ごめんだわ」
2017/07/20 18:00
第四章
(これほど胸が苦しくなったことはない)
2017/07/21 19:00
(あのような信頼を、俺にも向けてくれれば)
2017/07/22 19:00
芙蓉もどうやら「変わり者」らしいと、真夏は判じた。
2017/07/23 19:00
心配そうに、芙蓉が朔の手をにぎる。
2017/07/24 19:00
「落ちて溺れられるよりは」
2017/07/25 19:00
(恋……恋ですって?)
2017/07/26 19:00
(お姉様たちのようになるなんて、嫌)
2017/07/27 19:00
彼の家柄が、朔の家柄とつりあうものであれば。
2017/07/28 19:00
(恋をするなんて)
2017/07/29 19:00
(お父様が、失脚?)
2017/07/30 19:00
「夢でも、冗談でもございません」
2017/07/31 19:00
「姫様に、秘密にしておりました」
2017/08/01 19:00
「私は、なんて愚かなの」
2017/08/02 18:00
「大殿様は、姫様に希望を見たいのです」
2017/08/03 19:00
第六章
(俺は、姫を恋しく思っている)
2017/08/04 19:00
「左大臣様、失脚にございます!」
2017/08/05 19:00
「おまえは、大伴の……?」
2017/08/06 19:00
言いかけた真夏は息を呑んだ。
2017/08/07 19:00
「本気で姫に惚れているのなら、守ってやれ」
2017/08/08 19:00
「権力や金銭を使うことだけが、守るということじゃない」
2017/08/09 19:00
「俺が姫を守るために、使わされたと?」
2017/08/10 19:00
(そうだ。俺は、ここにいる)
2017/08/11 19:00
第七章
唐突に、真夏の姿がたのもしく脳裏に浮かんだ。
2017/08/12 19:00
目の前に、真夏が立っている。
2017/08/13 19:00
「俺が姫を支え、守り抜きます」
2017/08/14 18:00
第八章
彼女の気丈さをいじらしく、少々うらめしく感じた。
2017/08/15 18:00
真夏は気付き、胸を痛めた。
2017/08/16 19:00
真夏は、からりと笑って笛を出した。
2017/08/17 19:00
(姫を救える術を、俺は持っている)
2017/08/18 19:00
「お姫様、さみしくないのかな」
2017/08/19 19:00
真夏は書きかけの物品帳を見せた。
2017/08/20 19:00
「俺は、俺の心に従って動いている。誰に命じられたわけでもなく」
2017/08/21 19:00
「姫は、恋に臆病であらせられますよ」
2017/08/22 19:00
第九章
朔はかえって心が落ち着いた。
2017/08/23 19:00
(この別荘の主は、私ですもの)
2017/08/24 18:00
朔は自分がたのもしく感じられた。
2017/08/25 19:00
(真夏は、私のことを――)
2017/08/26 19:00
朔は無心に、笛の音とたわむれた。
2017/08/27 19:00
「朔姫、俺は……」
2017/08/28 19:00
第十章
彼らと共に野山を歩き、小舟に乗った。
2017/08/29 19:00
(まずは、官職を得ることだ)
2017/08/30 19:00
(自分を奮い立たせようとしていたのだ)
2017/08/31 19:00
「柳原様の迎えですって?」
2017/09/01 19:00
男の眉が不快そうに痙攣した。
2017/09/02 19:00
どうしてと真夏が言う前に、芙蓉が声を出した。
2017/09/03 18:00
「お願いだから、今は従って」
2017/09/04 19:00
第十一章
青年の名を呼び、朔は紙の上に指を滑らせた。
2017/09/05 19:00
困惑する朔の手を、芙蓉がにぎった。
2017/09/06 19:00
「ああするしか、無かったの」
2017/09/07 19:00
(芙蓉も、心が疲れているのだわ)
2017/09/08 19:00
(恋などしないと、誓ったはずなのに)
2017/09/09 19:00
ぞわりと朔の肌に怖気が走る。
2017/09/10 18:00
「そんなこと、私は承諾していません」
2017/09/11 19:00
第十二章
真夏はあせっていた。
2017/09/12 19:00
「知らないほうが、どうかしている」
2017/09/13 19:00
「その笛を、今度の祝いの席で帝に献上するんだよ」
2017/09/14 18:00
第十三章
「薄情なものでございますね」
2017/09/15 19:00
(きっと、私に愛想をつかしてしまったんだわ)
2017/09/16 19:00
それはまぎれもなく、真夏だった。
2017/09/17 19:00
(真夏は、今でも私を大切に思ってくれている)
2017/09/18 19:00
「芙蓉、これは……これは、どういうことなのかしら」
2017/09/19 19:00
朔はよろこびの涙を浮かべた顔を上げた。
2017/09/20 18:00
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