今日も空は縦書き表示RDF


これは詩です。暗い気分の時に読むと分かっていただけるかもしれません。
ちょっと痛々しいです。でも何かを感じていただけたらと思います。
今日も空は
作:久遠由純


今日も空はいつものように青くて。

ぼくはそれでも家に引きこもる。

TVの中の住人は季節はずれの格好をしていて、

ぼくは今が何月か感覚をなくした。


今日も空はいつものように雨を降らせて。

ぼくはやっぱり家に引きこもる。

本の中の住人は時代錯誤な格好をしていて、

ぼくはこの国がどんな世界か分からなくなった。


時折ドアがたたかれ、時折電話が鳴ったりするけれど。

ぼくは全てを無視した。


今日も空はいつものように夕焼けで。

ぼくはそのまま家に引きこもる。

庭の花はいつまでも咲いているようで、

ぼくは時が動いているのか認識できなくなった。


今日も空はいつものように星がきらめいて。

ぼくはやがて家に引きこもる。

目を閉じても開けても見えるものは変わらなくて、

ぼくは現実がどこにあるのか見失った。


時折誰かに呼ばれ、時折郵便が来たりするけれど。

ぼくは全てを無視した。


そうすればやがてみんなぼくのことを忘れるだろう。


世界からぼくを無くしてしまうよう。

ぼくという存在をなかったことに。


感覚を失い、世界との繋がりを失い、

人に宿るぼくという些細な情報すらも失えば、

ぼくは無かったことになるだろう。


ぼくは何も思わない。ぼくは何も感じない。

ぼくは何も見ない。ぼくは何も聞かない。

ぼくは何も言わない。ぼくは何も知らない。


ぼくさえもぼくという存在を忘れる。

そうしたら始めからやり直そう。


そして今日も空はいつものように・・・・・・。


最初はもっと短いものだったのですが、結果これだけの長さになって、いいバランスになったのではと思っています。













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