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いくじなし。

作者: 那音

どうも。

すとむみずみです。

よろしくお願いいたします。

 少しだけ暖かくなった昼下がり。窓際の君の席でくつろぐ教科書。だけど先生の話なんか聞かずに、君は窓の外ばかり見てる。君が授業に身が入らなくなったのは最近になってからだね。何か悩み事があるなら相談してくれていいのに。まあ、今はただのクラスメイトだけど。

 世の中には悲しい事が多すぎる。だけど、もしそれらが君から笑顔を奪ってしまったとしても、僕は君の事嫌いになんてならないよ。なれないよ。素直な君は、人よりも傷付くかもしれないけど、嬉しい時は本当に綺麗な笑顔をするね。友達と話しながら、君の方を向いたって気付かれないようにして、横目で見ている。ちょっとしか映っていないはずなのに、いつも輝いて見えるよ。

 だけど、だからこそ本当に心配なんだ。君が泣いてたらどうしようって。みんなの前じゃ明るく振舞ってるけど、家に帰ったら泣いてる、そんなのは絶対に嫌だ。

 どうしても辛くなったら、いつでも相談してほしい。僕じゃなくてもいいけど。いや、できるなら僕がいいな。君は照れ屋だから、なかなかできないかもしれないけど、もしそういう日が来るなら、君が気軽に話しかけて来れるくらいには仲良くなりたい。できれば僕の方から話しかけたいな。今はまだちょっと勇気が足りないけど。

読んでくださりありがとうございました。

二人称作品が苦手なので、練習と息抜きを兼ねて書いてみました。

感想、アドバイス等お待ちしております。

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― 新着の感想 ―
[一言] それにしても、すとむさんはよくもまぁこれだけ連続して作品が書けますね。 素晴らしいです。 元気になれる作品を、ありがとうございました。
2011/03/19 10:34 退会済み
管理
[一言] はじめまして、圭花 優と申します。 内容は深いのに読み口は軽く、 サラリと読めて、大好きです。 台詞なしに、読み応えある恋愛ものの短編を書くこと、 そんな芸当が出来る方がいらっしゃるなんて。…
2011/02/27 02:49 退会済み
管理
[一言] はじめまして。 先日は訪問していただいてありがとうございました。 御礼訪問?笑 に、おじゃまさせていただきました。 とてもキラキラした短編ですね。 「僕」の「君」への気持ちがいじらしく感じ…
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