人物設定 蒼
山吹蒼香【殺戮天使】
金髪、蒼眼。(元)殺人鬼。
蒼の章のヒロインで、6〜7月に話題になった連続殺人事件の犯人。性格はドライで勝気。実は寂しがり屋である。
平均よりやや小柄で華奢、西洋人形の様な顔立ちをしており色白の美人。
『月読の巫女』と同値の神格を持っており、戦闘能力は『無音の凶刃』に迫る。
呪歌『ベルセルク・ソング』を謡うことでバーサーク状態となり卓越した殺人鬼となる。
彼女が殺人鬼としての能力を発揮すると、瞳が蒼青に輝く。
最も残酷な方法で山吹九音を殺害し、更に6年かけて山寺一馬を追いかけ殺害した。
復讐の為だけに生きた彼女は、復讐を終えて目的を失ったところで心が空洞になり、『黒』によって新たな目的を与えられる。そして、『黒の裁き』と称して天倉竹の殺害を試みるも、敗北。
またもや空洞になった彼女の中に芽生えたのは『生きたい』という感情だった。
蒼の章のエピローグで竹と同じ高校(同じクラス)に入学した。
山吹九音の天使の子供で、その事実は蒼の章の後に黒澤怜によって教えられた。とはいえ彼女本人も薄々気付いていたようで、エピローグの自己紹介では人生で初めて山吹と名乗った。
先代の天照の細胞を植え込まれているらしいが、その真意は不明。
武器は一馬に貰ったデリンジャーと、九音の形見のナイフ。
山吹九音【無音の凶刃】
元天岩戸、戦闘部所属。上級神。賞金首ランキング9位(6年前当時)
細身のようでいて、がっちりとした体に黒いサングラス、顎鬚、黒いスーツに黒いコートと全身真っ黒のコーディネイトのナイフを操る凄腕の殺し屋。
基本的には無口で無愛想だが、稀にキャラが壊れる。コーヒーはブラック派。
天岩戸出身者で、『天使への改造』唯一の生存者。その神格、能力ともに高く先々代の天照を超える。
30年前に天使と共に『岩戸の向こう側』へ姿を消し、16年前に子供を連れて戻ってくるも、その記憶は全て天使よって失わされた。
その後、フリーの殺し屋として生きていく。
怖い物も、目的もなく自分の人生は終わっていると既に思っていたのだが、蒼香との出会いにより、大切なものが出来てしまう。そして後悔を残しながら、彼は逝くことになる。最後に人としての幸せを掴んで。
彼が記憶を失っても女・子供を殺したくなかったのは、自らの妻と子供の記憶が心のどこかに残っていた為。
山寺一馬【仕掛人】
元天岩戸、道具。中級神。製作者赤の女王。賞金稼ぎランキング596位。
お調子者っぽい性格も、常に浮かべている笑顔も全て演技。蒼香の義兄を殺したのは本当は彼。
最高の精度の『仕掛け作り』であり、その仕掛けを見抜けるのは、天岩戸の管理者の中でも二人しかいない。
組織に道具として作られた為、人としての感情は持たなかったが、九音、蒼香と共に過ごすうちに感情を持つ。
それは道具としての終わりを意味し、九音の殺害後、組織と決別をする。
目的を失った蒼香に歪ながら生きる目的を託した青年であり、その時に染めていた金髪を止め九音のような格好をするようになる。
九音の死体の横に、蒼香の死体の人形を作ったのは彼。
それから耶麻寺早雲に取り入り、細々と賞金稼ぎ業をしつつ蒼香から6年間逃げ延びる。しかしその6年間で九音殺害後は上位だったランキングは大きく後退している。
偽名で寺山真一と名乗っていたこともある。
武器に特に拘りはなく、その二つ名の通り『仕掛け』を武器にする。
耶麻寺早雲との血縁は本当になく、赤い女の言った『聡い一族』とは耶麻寺ではない。
本名不明【五人囃子】
賞金稼ぎランキング148位。
五人組みの賞金稼ぎ。詳細は不明だが、6年前に山吹九音によって皆殺しにされている。
本名不明【爪】
騎士団の元七番目だった騎士。鳶色の瞳をした強欲爺さん。晩年、日本に配置されていたが、金欲しさに騎士団を辞め用心棒として各国を渡り歩いた。
6年前に山吹九音と立ち合い殺害される。
下級神の皆さん【死者6名】
九音の殺害の詰めとして一馬が組織に借りた兵隊。蒼香に軽くやられた上に、気絶しているところを一馬に殺された不運な人たち。
赤い外套の女・本名不明【赤の女王】
天岩戸、管理者の一人。
背の高いおっとりとした女性。年齢不詳。
一馬の製作者であり、『山吹九音の生死の確認と山寺一馬の崩壊の確認』の為に派遣された。
しかし逃げた一馬を追う事はせず、彼女は想定外のバグが大好きだった為、むしろそれを好意的にみた。
製作者としては天才的に優秀な女だったらしい。『神の製造方法』の本当の確立者。
藍色の外套の少年・本名不明【不明】
天岩戸、管理者の一人。
若くして管理者の一人に選ばれた、痩せぽっちの少年。他者を全く信用しない。プライドが妙に高く、短気でまだまだ子供である。
しかし『山吹九音の生死の確認と山寺一馬の崩壊の確認』の任務の際に少しだけ二人の事は信用したようである。
紫の外套の男・本名不明【不明】
天岩戸、管理者の一人。
筋骨隆々でガタイの良い男性。熱血直情タイプなのだが、実はかなり神経質な面を持っている。探知能力は高く、一馬の仕掛けをすぐに見抜き解除できる程の能力を持っている。
『山吹九音の生死の確認と山寺一馬の崩壊の確認』に来た際に、藍色の少年の不満を抑える為に色々と説明したり、赤い女の思いを汲んだりと気配り上手だったりする。
天倉竹【神の複製品】
元天岩戸、司令部所属。
高校2年生。神の一部を植え込まれた擬似神にして、4年前に天岩戸を崩壊させた張本人。
普通に高校生として過ごす傍ら解決士としてアングラな世界で様々な仕事をこなしている。
現在は天岩戸を崩壊させたメンバーで『十三夜』というチームを結成している。
周囲からはクールだと思われているが、実際はそんなことはない。仲良い人とそれ以外とで対応が違うだけ。なので高校では上っ面の対応を取ることが多い。とはいえ容姿もそこそこ良い事と、近寄りがたいその雰囲気から逆に女子からの人気は高い。しかし、本人は今のところ女性と付き合うという事は考えていない。
仲間内では「我侭」「適当」「気分屋」などの正当な評価が下されていて、自覚症状もある。
後悔が後から押寄せてくるタイプ。
人を引き付ける何かを持っていて、水と油が多い十三夜のメンバーを繋ぎ合わせる接着剤になっている。
神具『夜月』を保有している。
その『夜月』と自らの能力『影見』影響で、身体能力と視力が3年前から現在進行形で低下しつつあるらしい。
仲間内でのあだ名はそのまま『竹』
今章では、目的を失った少女の物語を強引な力技で解決した。
黒澤怜【不明】
魔法使い。
セミロングの髪を束ねて後ろで結び、少々吊り上った三白眼をした二十代半ばの女性。日々タバコとコーヒーで過ごしているらしい。
自宅はマンションの6階ワンフロア丸々借り切っている。しかし1部屋しか使っていない。つまらなそうな、又は不機嫌な表情がデフォルトであり、皮肉と強制の混じった口調でしゃべる。性格も見た目と口調そのまま。とはいえ根っこの部分で彼女は適当なので、結構行き当たりばったりに生きている。稀に悪戯をする癖がある。
宝具の蒐集家であり、宝具のことになると、精神年齢が下がり子供のような顔をして古今東西飛び回る。
紹介者など様々な仕事をしており、その仕事の全てが宝具の為の資金繰りだと竹からは思われている。しかし本人は本業は魔法使いだと言い張っている。
竹とは3年前からの付き合いで、姉のような友人のような微妙な関係である。
本名不明【野犬】
賞金稼ぎランキング47位。
ランキング上の下のランカーで、怜に殺人鬼の捕獲を依頼されるも返り討ちに遭い殺された。
几帳面な人物だった模様。
ランス・アームストロング【風脚】
騎士団6番隊隊長。
部下数・2人。名前の通り槍を使う騎士。実直な英国紳士。三十代なのにナイスミドル。
ヴィンセント伯爵に心からの忠誠を誓っており、主の為であれば部下の命も自分の命も使えるものは何でも使う。
金砕棒に近い槍を操り、戦闘時には風を脚に纏い一足で10メートルの間合いをつめる事が出来る。
1年前より極東の日本に配置されていたが、殺人鬼に殺される。
ランスの部下A、B
名称不明のまま殺人鬼によって殺されたランスの部下。20代半ばの男女だったらしい。ヴィンセント伯爵への忠誠よりもランスに対する忠誠の方が厚く、ランスの生存確率を少しでも上げる為、自らの命を捨てて殺人鬼の足止めを行うほど。
しかし結果的には残念な結末を迎えた。
ヴィンセント・ワーナー伯爵【主】
騎士団を指揮し、世界の3分の2に賞金首に懸賞金を掛けている大富豪。
自身も優秀な賞金首殺しらしい。
脇光太郎【電子の蜘蛛】
元天岩戸、情報部所属。
あらゆる情報を調べる事が出来る、情報屋として個人的にも活動している『十三夜』のメンバー。南八九里駅から歩いて30分のところに自宅を持っており、一人暮らししている。埃で廊下や机が薄っすら白くなっている辺り、あまり掃除はされていない。竹に無茶なことを頼まれても、なんだかんだ出来てしまう優秀さと人の良さを持っている。
竹たちとは違う高校に通っているが、仕事が忙しい為出席日数はギリギリ。
仲間内でのあだ名は『コーチン』
甲斐輝明【不明】
元天岩戸、作戦部所属。
十三夜の頭脳で竹の数十倍頭が回るらしい。寡黙な人物。
脇とは他の十三夜のメンバーの中で最も付き合いが長い。現在はイタリア旅行中。
松田と誕生日が一緒なのだが、性格は正反対で相性も悪い、とは竹の私見。
仲間内でのあだ名は『カイカイ』。ただ脇のみ『輝ちゃん』
大神深翠【月読の巫女】
本物の神の末裔。神格は月読の始祖に迫る。
翠色の瞳と長く艶のある黒髪に雪のように白い肌を持った美人で、蒼香とは対称的に日本人形のような顔立ち。誰に対しても敬語で話す、基本的には真面目な人。
竹と同じクラスに在籍しており、竹のことを好いている。
普段は大人しいが嫉妬深く、怒りで我を忘れるタイプで、竹の事になるとその効力は倍以上になる。
『月夜見』という能力であらゆるものの記憶と記録を読むことが出来る。能力使用時には瞳が翠緑に輝く。
竹からツンデレ認定をされているが、本人はその事を知らない。
5月にある事件の中心人物となった際に竹に惚れたらしい。
松田聡也【不明】
元天岩戸、製作部所属。
明るい性格で十三夜の盛り上げ役。
現在は竹と同じ学校に通っているがクラスは違う。
かなりの女たらしであり、常に様々な女性と付き合いがある女好きのB-BOY。本人曰く、全て浮気でなく本気であるので問題ないらしい。しかし彼のそんな態度を大木直也は好ましく思っていないらしく、何かと突っかかってこられている。付き合った女性には確実に結構貢いでしまう癖がある。
やや太めで厳つい外見だが、声は割りと高い。
竹の義手を製作した。
仲間内でのあだ名は『松』『まっつん』
荒川宿禰【普通の女子高生】
普通の高校生。
竹と同じクラスで、人を安心させる可愛らしさと人付き合いの良さからクラスのアイドルとなっている女子。ただ実際の彼女は地味な性格であり、今のポジションをやや窮屈に感じている。しかし、持ち前の人の良さからそのポジションを頑張って、演じている健気な少女である。釜蔵に住んでいる。
実はかなり前から竹の本質を見抜いており、その観察眼はかなりのもの。しかしやや天然気質である為打ち消しあって±0になっている。
竹に淡い恋心を抱いているのだが、その切欠を思い出せないらしい。
耶麻寺早雲【狂気製造】
天岩戸、幹部。人形師。賞金首ランキング159位。
頭頂は禿げ上がり、残っている髪は総白髪になっているものの、浅黒い肌にはまだ活力が漲っており60代と言いっても十分通用する外見を持っている、80歳を超える老人。人を射抜く鋭い視線を持っている。右手と左足は義手、義足。
優秀な人形師の家系だったらしく、表向きには30年前に天岩戸を辞めた事になっていたが、実際には辞めておらず監獄に入れられているだけだった。
一応、山吹九音を作った人物である。
山寺一馬を自分の孫だと信じ込み、更に『神の製造方法』を自らが確立したと思い込まされている、ある意味騙されやすい人物と言える。
竹が彼に会い真実を知った事で、改竄された歴史は元に戻り、脇が正しい情報を掴むことが出来た。
竹と一馬の仕掛けにより、精神的な引導を渡され、更に役割を終えた彼は「黒」と「天照」によって殺害される。
監獄の家政婦【お暇をいただきました】
早雲の身の回りを世話していた中年の家政婦。
早雲の死後、別の家に行きました。
天使【真なる天使】
岩戸の向こう側から流れ着いた、本物の天使。
金髪に真っ白い翼を背に持った妙齢の女性。
発見、保護された後、天岩戸に研究材料として使われる。その結果、宝具『天使の羽根』と山吹九音が生まれた。
30年前に山吹九音と共に岩戸の向こう側に渡り、16年前に子供を抱いた状態で山吹九音と戻ってくる。その際、逃亡する直前の山吹九音に忘却の呪いをかけた。天使はその後すぐに死亡が確認された。
本名不明【天照】
天岩戸のトップだった女性。怪物。
先代の天照とは彼女の事を指す。隻眼。
『歴史の筆記者』の作った『歴史』通りに物事を進める為に、舞台を整えているらしい。
組織に九音の後を追わせず、蒼香と組織を切り離した。その際、蒼香に自分の細胞を埋め込んだ。この当時から彼女は舞台を整えていた。
本名不明【最強の魔法使い】
男性。
長身でやや細身、人を惑わす雰囲気を持っている。
『黒』、『黒い魔法使い』などと呼ばれ、『黒の書』を片手に『歴史』通りに物事を進める為に、舞台を整えているらしい。
本多雄貴【不明】
元天岩戸、戦闘部所属。
現在は竹と同じ学校に通っていて、クラスも同じ。
短い茶髪の癖っ毛をしている、十三夜のメンバーの一人。
かなりの優柔不断で、たまにぶっ飛んだ発言をする。
『蒼の章』ではある意味、影の功労者。
仲間内でのあだ名は『本』『本ちゃん』
大木直也【不明】
元天岩戸、技術部所属。
現在は竹と同じ学校に通っている。松田と同じクラス。
ひょろっとしていて背が高い。十三夜のメンバーの一人。
身長こそ十三夜で2番目に高いのだが、逆に身体能力は下から2番目である。
現在恋愛に関して5連敗中であり、そういう点からやや松田を妬んでいる節がある。
物覚えついた頃からの付き合いが多い十三夜の中では数少ない、途中からの付き合いである。その時に、当時まだ大木を仲間だと認めていなかった竹に、冷たい対応をこれでもかと言うほどに取られたトラウマがあるらしく、竹には頭が上がらない。ちなみに竹にはその自覚が一切ない。
仲間内でのあだ名は『大木』
石渡直也【不明】
元天岩戸、治療部所属。
竹たちとは違う高校に通う、十三夜のメンバー。
竹の傷や蒼香の傷を完璧に治療した、十三夜のお医者さん。
昔は松田と犬猿の仲だったのだが、今はそれほど仲は悪くない。
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