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Re:R
Re:R (リアル)
このパリカンツァという街は、どこにでもあるごくありふれた街だ。
ビルが立ち並び、アスファルトの上で車は排ガスを撒き散らし、警官は犯罪者に手錠をかけるのに忙しく、犯罪者は警察を出し抜くのに忙しい。
給料をもらっては、その半分以上を税金や食費に削られて泣き叫ぶ。
世界の滅亡よりも、自分の滅亡にあえぐ毎日で手一杯。
ここはそんな街。本当に――本当に突飛なところなど無い、ごく平凡でありふれた街なのだ。

ただ、しいて言うならば――絵本から飛び出たようなドラゴンが我が物顔で空を飛び回り、街の外からエルフやヴァンパイアたちが自分の居場所を求めて毎日のように押し寄せてくる。
そのたびに銃声が飛び交い、葬儀屋が儲かって高らかに笑う。

どうだい? ここが普通の街だって分かっただろう?


――ある男の手記より。
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