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全書・第八巻・六節 "世界の全て"
作:透麗鮫鱗



第7話:種族制度


「まず、最初に聞いとくが、お前の世界には活動生物は何種類部族がある?」

『部族なんてそんな・・・分けるなら動物と植物・・・って言うか分けないし』

「えぇ〜!!!分けないの?!」

『・・・うん、分けるほどいないしな・・・』

「マジかよ・・・。こっちは10種だぜ?」

『えぇ?!そんなにですか??』

「うん。人間族ヒューマン獣族ビースト悪魔族デーモン天使族エンジェル神族ゴッド妖精族フェアリーエルフ族エルフ竜族ドラゴン植物族グリーン水棲族キュアルの10種だよ」

「ちなみに、俺は人間族ヒューマンでルネは天使族エンジェルだぞ」

『ええ?!ルネって人間じゃなかったの?』

「あのなぁホムラ、今説明したばっかだけど、人間じゃなくて人間族ヒューマン!!ちなみに、読みはフリガナで頼む」

『うん、わかったけどさぁ、種族ごとに外見とかで判断できないの?なんか分けることが無かった俺から見れば大変で』

「んー・・・まぁ、ぱっと見、外見では人間族ヒューマンは俺みたいな奴で、獣族ビーストは耳が頭の上にあって、悪魔族デーモンには牙がある」

「で、私たち天使族エンジェルは、まぁ訓練によって違うけど翼があって、神族ゴッドは目が瞑ってるみたいな感じ♪」

妖精族フェアリーは虫みたいな羽根があってな、エルフ族エルフは耳が長くて尖がってるな竜族ドラゴンはさっきのお前を襲ってたやつ」

植物族グリーンは、ほぼ皮膚の色が緑色で、水棲族キュアルは魚介類みたいな見た目だよ♪」

プラインとルネが順々に説明してくれたおかげで、全体の3%までわかった。  ・・・気がする。



『・・・それで結局、何の話してたんでしたっけ?』

「そうそう、忘れるところだったな」

「なんでホムラが竜族ドラゴンに襲われてたか、だよね♪」

「そう、この【竜族ドラゴンに襲われた】って言うのがポイントなんだよ」

『へ?なんで?』


「あぁぁぁぁああああああ!!!・・・そうかぁ、だよなぁ、やっぱ」

いきなりプラインが発狂(絶叫)しだした・・・。  正直、こういうのはやめてほしい。
マジでビビッて心臓がなんかに変わるから。


「どうしたの、プライン?」

「もう説明すんのめんどいし、俺説明苦手だし、ルネ、バトンタッチだ」


「なんで?もう説明は・・・あぁ!それぞれの特徴とかでしょ?!」

「んぁ、頼む、終わるまで寝てっからぁ」

そういうと、プラインはテーブルに突っ伏し、しばらくするとすぐ寝息を立て始めた。


「んじゃぁ!こっから、このルネ大先生がホムラのために特別講習を始めま・・・いたい!」

「うるさい」

大声を張り上げたルネに対し、プラインが石粒かなんかを飛ばし、ルネの後頭部に当てた。


「教えてやるんだったらな、もうちょっと声の音量を小さくしろよ」

「なによ!頼んだのそっちでしょ?!!」

ルネは口を尖らしてる。  面白いように。


「あのな、説明は頼んだが、近所迷惑は頼んでねぇぞ?」

「うっ・・・ね、ねぇホムラァ、私そんな大きい声出してないよねぇ?」

ルネが今にも泣きそうな顔を近づけてくる。   ・・・正直困る。


『えっ?・・・ん、そこまで大きいとは思わなかったけど、隣で寝てたプラインを起こすには十分だったと・・・思う』


プラインが「それ見ろ」と言わんばかりにへらへら笑っている。

対するルネは、「そんなこと無いもん」と主張するように、プラインのことをポカポカ叩いてる。



俺はと言うと、二人を止めようか、そのままにするか、迷っていた。

にしてもこの二人を見ていると、なんだか俺より幼い感じがしてくるのだが・・・



「はははっ・・・と、ふざけはこの位にして、俺は出かけるからな。ルネ、ちゃんとした音量でホムラに教えてやれよ」

「わかってるわよっ!!」


おちょくるプラインに対して、ルネは噛み付くように言い放ち、酒場から追い出す勢いだった。












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