第6話:予言の星少年
「さーて、こんなこと聞くのもナンだが・・・」
プラインが話を切り出した。
「お前はホントにこの世界のことを知らないんだな?」
『はい。俺はこことはまた別の世界にいました。』
「なんてトコ?」
『地球ってトコです。別の呼び方だとアースとかガイアとか言いますね』
「ここは「テラ」って言うんだ。で、この世界の地図がこれな・・・」
プラインがもっていた丸めた紙をテーブルに広げた。
その地図に描かれていた、テラの地形を見て、俺は途端に仰天した。
『えっ?!・・・これ、地球と同じだ・・・』
まったくとは言えないが、大体いっしょ。
とりあえず特徴的な形の日本列島を忘れるわけが無い。
「ホッ、ホント?!!」
ルネも負けず劣らず驚いている。
しかし、その直後、プラインとルネが目を合わせ「やっぱり」と言わんばかりにこちらに向き直った。
「あ、あのね、ここ、シンセプトのお城に"神官"って役職の人たちが居るんだけど」
『うん、それが?』
「その神官は予言が出来るんだが・・・この前久々に予言したと思ったら、こんなことをほざきやがったんだ」
それまで喋っていたのがルネだったのに、いきなりプラインに変わったことに特に気にせず、聞き返す。
『なんて?』
「世界から、猛りの炎が星となりて天から、やって来る・・・ってな」
『そのことを何で俺に?』
「気付かないのか?これは俺の推測だけど・・・この予言、お前の事を指してんじゃねぇの?」
『・・・・・・今・・・なんて??』
「だ・か・ら!今の予言の言葉の中の"猛りの炎"って、あんたじゃないの?!」
『いきなり言われても、一応俺の名前はホムラって火に関するものだけど、俺、猛ってないし、星でもないし・・・』
「あぁ、猛りの部分はよくわからねぇが、星だったら問題ない」
『な、なんで?』
「さっきさぁ、私がなんか言おうとしたけど、プラインに止められたでしょ?」
『あぁ、そういえば・・・』
「あれね、ホムラが流星になって、落ちて来たことを言おうとしたんだ♪」
『えっ?!!・・・今・なん・・て・・・・・』
「説明すんのがめんどくなって来ただろ・・・あのな、まずお前はさっき"竜"に襲われてたろ?」
『あのさ、実質的に、なんで人間以外の・・・その"竜"とか存在すんの?』
「・・・まさか、まさかだとは思うがな、ホムラ、お前の世界って人間しか居ないのか?」
『いや、"獣"って言えば"獣"って言えるのも居るよ?ま、動物って読んでるけど・・・』
「いいなぁ〜。一度ホムラの世界に行って見たいよ・・・」
「あ、あのよぉ、ホムラ。お前の、その地球には"魔獣"とか"竜"っていないのか?」
『な、なにそれ?』
「しかたねぇな。教えるしかないらしい」
「しょうがないでしょ、プライン。ホムラはこの世界の人間じゃないんだから」
「ま、それもそうなんだがな・・・」
今、この二人に"借りを返す"と言うことは到底できないと悟った俺は、今のトコ、世話になるしかなかった
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