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すんません、更新遅れました。

というよりキャラ紹介に時間を割きすぎましたね……汗

リュウ「そろそろキャラ投票も締め切りだな」

そうだねー。

リュウ「俺が一位に決まってるな」

アヤノはいいのー?

リュウ「うっ……まあ、でも、人気でいうなら誰よりも一番にはなりてぇ」

そっかー。それではサキ編をどうぞ!

DATE:6月27日2009年(土)
side6: サキ ズイの遺跡に刻まれた文字
カンナギタウン サトル宅:

「ソラにサキ」

 早朝、サトルの家のダイニングでソラ、サキ、サトルがテーブルを囲って朝食をとっている。

 テーブルに広げられるは香ばしい匂いのハムエッグにトースト二枚、トマトとレタスにキュウリを少し盛ったサラダと子供達にはオレンジジュースとサトルにはマグカップに注がれたコーヒー。

 この朝食の準備を終えたソラがテーブルの席についたところでサトルは真剣な声で口を開いたのだ。

「何、お父さん?」

 サキもこの数日でサトルに気を許したのか、聞き返す。

「朝食の後に話があるんだが……まあ、先ずは食べるか。冷めるのもなんだしな、いただきます」
「「いただきます」」

 一旦話を保留し、サトルは両手を合わせる。

 サキとソラは若干いぶかしむも温かい内にソラの手料理を堪能していく。

 サキは料理ができない、その為調理一般はすべてソラが担っている。サキは、それでも掃除やら洗濯やらを担当しているのだが、ここに住んで一週間近くが経とうとしていた。

 団欒だんらんを交えながら食べ終わると、サトルが立ち上がり二人に向けて言う。

「お前達に行ってもらいたい所があるんだ」

 その言葉の意味することに逸早く反応したソラはサトルを見上げながら言う。

「調査だよね?」

 そんな息子の言葉を紳士に嬉しく感じながら、サトルは微笑む。

「ああ、サキも行ってくれるか?」

 サキへと視線を移動させながらサトルは尋ねる。

「はい……わかりました。でも、どこへ?」

 サキの疑問ももっともだ、と更に笑みを深くしたサトルはポケギアを取り出す。

「ここが、目的地だ」

 サトルが手渡したポケギアの画面には、目的地を示す赤い星マークがぴこんぴこんと点滅していた。













ズイタウン ズイの遺跡:

「それで、ここですか……?」

 サキの不満そうな声がソラの耳には痛い。

「いや、でもお父さんからのお願いだし、ね?」
「はぃ……」

 サトルから言い渡されたこと……それは

『お前達二人にズイの遺跡の調査を頼みたい』

 とのこと。

「でも、それだけですよね……?」
「う、うん……まあ、お父さんは大雑把なところがあるから」

 誤魔化し笑いを浮かべながらも、ソラはそそくさとズイの遺跡へと入っていく。

「はぁ……」

 先が思いやられると思いつつも、サキはソラの後に付いていく。

 ズイの遺跡……未確認生命体が潜み、その種類は多々に分岐していて調査は難航………。サキもそれぐらいのことは最近ニュースとしてやっていたのを覚えてはいる。

「失礼しまーす」

 封鎖用のテープやそこで働く研究員や発掘員の間を潜り抜けていくソラとサキ。

「おいおい、こんなところにガキが二人入り込んでるぞー」
「早くつまみだせっ」

 などと暴言が聞こえるが、ソラはまるっきり無視して奥へと進み、サキは若干震えながらもソラに必死についていく。

「ね、ねぇ、ソラ」
「大丈夫だよ、いつものことだから」

 おそらくソラはもう顔が利いているのだろう、暴言を吐く人間はいたにはいたが誰もソラ達を追い出そうという者はいない。過去にもソラは良く、この調査団の中でサトルの依頼をこなしていたためお咎めはあまり受けないのだ。

 行き止まりとなった遺跡の壁で思考思案する三人の白衣を着た男達へと寄って行くソラは口を開いた。

「サイオンジさん」
「ん? おお、ソラくんじゃないか。また調査かい?」
「はい」
「そうか、なら私達は休憩をとらせてもらうよ……さあ、行こうか」
「「え? ちょ、ちょっと主任!?」」

 サイオンジたる、この調査団の主任はソラを見るなり安心したように遺跡の外へと歩み始め、残りの二人の若い研究員は慌ててサイオンジを追いかける。

「それじゃ、はじめよっか」

 サイオンジ達が立ち往生していた壁の石版にそっと手を触れるソラ。それを不思議そうにサキが見守る。

「これは何?」
「これはね、古代文字って呼ばれてるんだ……」
「古代文字?」
「うん……一つ一つが文字をかたどっている。これは……」

 ゆっくりとソラがアンノーンで表されている文字を指でなぞっていきながら、確かめていくように読み上げていく。

『FROM HERE SACRED REGION……』

 ソラの額に一筋の汗が伝う……。

「ソラ?」

 サキが心配そうにソラに問いかけるも、ソラは必死に解読をしていく。

『SPELL THE WORDS……』

 サキはソラが読み上げる文字を脳に刻みながら、ソラの指の動きを追う。

『EVERY LIVES AND SOULS ENCOUNTERS……』

 ソラの言葉をサキも復唱していく……。

『TO CREATE SOMETHING』

 口を閉ざし、緊迫した声で再度石壁に触れながら言葉を紡いでいく。

「ここより先、神域……」

 次いで、サキがソラの語尾を拾い、続ける。

「詠唱せよ……」

 ソラはサキの方へと視線を飛ばすも、続くように唱える。

「すべての生命は別の生命と出逢い……」

 視線を飛ばしあい、頷きあった二人は最後の文を同時に発する。

「「何かを生み出す」」

 そして沈黙。汗ばむ程に二人を緊張、緊迫させていた不可視の重圧が消え去る。そして呼応するようにソラの触れる石版が震えだす。微震から段々と震度を増していき、劣化していたはずの壁に彫られていた文字が黒く浮かび上がっていく。

「ソ、ソラっ!」

 サキは怖がりながらソラを呼び、答えるようにソラはサキの手を握って近くへと引き寄せる。

「ちゃんと捕まって!」

 しかし、震動は激しさを増していく。浮かび上がった黒いアンノーンの文字は石壁より飛び出し、くるくるとサキとソラを周回し始める。78ものアンノーンがぐるぐると旋回し、サキとソラを包み込んでいく。

 遺跡の入り口のほうでは何やらこちらに向かって叫んでくる声が聞こえてくるが、それすらも遮断するように二人の視界を奪いながらアンノーン達は速度を上げていく。

「ソ、ソラっ……!」

 ぎゅっと手を握る力を強めるサキ……。ソラも若干余裕の失せた表情で、でもしっかりとサキを掴む。

 無言で二人を高速回転で覆ったアンノーン達は、最後に電子音らしき音を残して消え去っていった。その時には震動も何もかもが収まり、静寂という名の孤独が二人を包み込む。

 先ほどまで二人がいた遺跡など存在せず、目に映るものは完全なる闇。ただ、ソラを握る手の感触だけがサキの理性を極限にて止めさせている。

「こ、ここは……」

 ソラの呟きに、サキは浮遊する自分の体を支配する不快感を振りほどくように足掻く。

「サキ、落ち着いて」
「いや、いや、いや、いや!」

 パニックに陥り始めるサキを宥めるようにソラがぎゅっとサキを抱きしめる。未だにソラの腕の中でじたばたと抵抗をやめないサキ。

「サキ、落ち着いて……僕がいるから。サキのこと、絶対に守るから。ね?」
「……っ! ……っ」

 定期的な癇癪かんしゃくを繰り返して、サキは大人しくなり、ソラの胸を両手でぎゅっと掴む。

「まずは、ここがどこなのか、知る必要がある」

 如何いかなる状況下に置いてもソラが動揺しないのは傍にサキがいるからだ。サキを守れるのは僕しかいないという深層心理がソラを沸き立たせている。

 暫く時が経ち、二人が未だとして暗闇の中で浮いている時、突如として薄暗い光が見え始めてきた。

「「え……?」」

 そして二人が見たもの……それは、すべてが歪曲し、逆転反転し、湾曲した世界であった―――。


いや、なんかさ、愚痴聞いてよ。

リュウ「んでだよ」

「何かを生み出す」ってあるじゃん?

リュウ「あるな」

曖昧なんだよね、英語に訳すとどうせいっちゅうねん!って話なんだよ。

リュウ「知るか……てめぇの英語力の無さが原因だろ」

リュウの意地悪。

リュウ「知るか」

あ、それでは皆様、次回のリュウ編更新はキャラ投票の締め切り迫りし月曜日が過ぎ、キャラ投票結果を出した後にしたいと思います。

リュウ「まじか……」

まだ投票に参加されていない方は是非!というか、投票していってください、お願いします!あ、一人三ポイント、どのキャラでも良いですよ!

リュウ「必死だな。けど、俺にも票入れてくれ!」

というわけでして、次話予告!

次話予告:

ギンガ団幹部との対決……果たしてリュウとアヤノはアグノム達を救出することができるのか!?


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