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真っ白な世界で

作者:森崎優嘉
白い白い雪のなか、黒い瞳の少女が立っていました。

その瞳にうつるのは真っ白な雪と少女の大好きな親友―――。







次の日、白い白い雪のなか黒い瞳の少女が立っていました。

少女の手には銀のナイフ。

その瞳にうつるのは赤に染まった雪、そして赤に染まった少女の大好きな親友―――。





黒の瞳には大きな雫

それは親友の元に落ち、親友は赤から白へ―――。





黒い瞳の少女が見ているのは大きな大きな幻。

白の光に包まれた親友は姿を消し。

幻から現実へ―――。





黒い瞳の少女の耳に残るのは大好きな親友の言葉。

光に消えてゆく親友が最後に言った言葉―――。





黒い瞳の少女は己の醜さに泣き叫んだ。

少女がすべて悪いのに大好きな親友は最後に

『――大好きよ――』

そう言ったのだ。




黒い瞳の少女は唇を噛み締めた。

少女は前を向き、その場を去った。






白い白い雪の中、辺り一面銀世界の今…1人の少女がいました。

少女が浮かべるのは黒い瞳の少女と共に刻んだ楽しい時間。

あの子は何も悪くない、あの子はただ言われただけ。

あの子は何も悪くない、あの子はただそれに従っただけ。

あの子は何も悪くない、私が弱かったせいだから。

あの子は何も悪くない、私に力が無かったせいだから。





あの子は何も悪くない、悪いのは私。




いつから歯車が狂っていたのだろう。

いつから大人の争いが始まったのだろう。

なぜ私たちを巻き込んだのだろう。

なぜあの子だけがこんなにも悲しいことをしなければならないのだろう。

結局誰が悪いのだろう。

争いを始めた大人たち?

止められずただ流されるだけ流されたあの子?

それとも…




…それとも、すべてを受け入れた私?



今となってはどうでもいい事。

さあ、それぞれの罪を背負って、新たな人生に進もう。




もう、歯車は回っているのだから。

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