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俺のライバル
作:麻衣



園子へ


「・・また・・傷つけちゃったな。」

蘭はぼそっとつぶやいた。

大智のことが嫌いなんじゃない。
新一のことも嫌いなわけがない。

・・でも・・決められない。

蘭は自分にいらだった。

蘭はゆっくり教室へと歩いた。

あとからくる大智の顔をみることがこわかった。

「あっ・・。蘭!!」

園子の言葉で蘭は気をとりもどした。

「え・・?あ・・園子」

「え?じゃないわよ!・・大丈夫?」

心配そうにきいてくる園子に、蘭はクス と笑った。

「・・なんだかな〜。私・・やっぱり優柔不断なのかも」

「・・・いきなりなによ?」

「?」を頭につくっている園子を、蘭は手をひっぱって廊下にでた。


新一の視線を感じた。だけど気づかないふりをした。


・・・蘭。なんなんだよ?あのあと何いわれたんかしらねぇけど・・

なきそうな顔すんなよ・・。

新一は蘭をみながらそう思った。


「ちょちょちょちょっと!はやいよっ」

そのこと蘭は園子をひっぱりながら歩いていた。

「え・・あっ!ごめん!」

「いいわよ!・・蘭どうしたの?・・・大智くんになにかいわれた?あっ!それとも新一くん!?」

・・ごめんね。園子。

ずっと黙ってて。

蘭は深呼吸して言った。

「ううんっ!あのね・・コナン君・・いたよね?」

「コナン君・・ってあのめがねのがきんちょ?ひっこしちゃったって・・。」

「うん。それでね・・。」

新一・・、これ以上園子にも黙ってられないよ。

・・いっちゃうけど、許して・・。

蘭はそうおもいながら、ボソッといった。これもいうにはすごい度胸がいる。


「コナン君、新一だったんだ!」


蘭は下をむきながら言った。

園子はこおりついた。

「え・・?なに・・いってんの?・・ちょっ冗談やめてよ〜」

「・・ほんとなの」

「うっ・・嘘よね?だって・・じゃあ・・ずっとそばにいたってこと?」

蘭はすこしチクンとした。

「うん――」

「・・・じゃあ・・ずっと騙してたってこと?」

ドクッ 心臓が波打った。

騙してる なんて言葉は心にずっとしまっていたから。

・・でも、簡単にまとめるとそういうことなのかな。


「・・騙してたってわけじゃないよ?ちゃんといってくれたし。」

蘭が笑顔でそういうと、園子はうつむきながら言った。

「・・ょ。」

「え――?」


「っひどいよ!!なんのためにずっと蘭は新一くんのことまってたの!?かえってくるの心まちにしてたんでしょ!?・・なのに・・ずっと近くにいたなんて!!」

園子は泣きながら言った。そしてかすれたこえで再びつぶやいた。

「蘭・・なんのためにいままで苦労してきたの?」

そのとき、蘭の心はいっぱいいっぱいだった。

「でも・・事情があったんだよ・・。」


「事情があったって!どんだけ蘭がかなしいおもいしてきたとおもってんのよ!!」

園子は大声でさけんだ。

「・・ありがと・・。園子・・ありがと・・」

蘭は自分のために泣いてくれている園子をみて、かすれた声でいった。


「・・あたし・・新一くん許せない・・。」

「え――?」

蘭は園子の言葉に驚いた。

「・・蘭?いま新一くんといたって、しあわせになれないと思うの・・。いっかい付き合った

けど、別れたでしょ?理由はきいてないけど、新一くんのせいってなんとなくわかった。」

「・・園子。」



「・・よく考えたほうがいいと思う。」


園子のこの言葉はおおきく胸に響いた。






だいぶ更新できなくてごめんなさい!
忘れられているかもしれないので、できたら最初からみていただけると嬉しいです★
わがままごめんなさい(泣)











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