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俺のライバル
作:麻衣



嘘だよな?


「ええっ!?コナン君って新一お兄さんだったの!?」


歩美が大声をだした。もう、半泣き状態だ。


あれから数日がたって、灰原は博士に説明をしてくれた。ここは博士の家。博士は「席をはず

したほうがいいじゃろう」とどこかにいってしまった。

そして俺は少年探偵団の3人に「騙しててごめんな。俺がコナンだったんだ」と新一の姿で言う

ことに決めた。

まだ・・学校には行ってない。


あれから、父さんや母さんがきて色々忙しくて・・蘭にもここ数日会ってない。


『落ち着いたら連絡する』

そう言っただけだ。


ごめんな・・、蘭。

また不安にさせちまった――。


「やっぱり・・、コナン君の推理力は小学生ではないと思ったんですよ!」


ハッと光彦の言葉で我にかえる。光彦もさっきまでは放心状態だった。


「・・・すまねぇ」


「・・俺は全然きがつかなかったぜ。俺たちより・・・12歳も年上かよ〜!?」


「10歳よ」

元太の間違いにすばやく灰原が訂正した。


灰原は戻らず、この3人にも自分は志保だということを隠してこのままでいるつもりでいた。


「・・・嘘だよね!?嘘っていってよ!コナン君を返して!」


歩美は叫びながら新一の体をたたく。灰原はなぜかつらそうな顔をしているように感じた。


前まで同じくらいの身長だったのに、今では歩美がとても小さく感じる。


「・・・歩美ちゃん。俺がコナンだったんだ。さっきもいったようにワケあって小さくなった

んだ。」



「嘘つかないで!どこにいるの?コナン君!」


泣き崩れる歩美。

その横で灰原が歩美の肩に手をかけた。


「・・・確かに、信じられないわね。まさか・・江戸川君が名探偵の工藤新一だなんて・・」



新一は(灰原演技うまいじゃねぇか)と思いつつ、ゆっくりと言った。


「今まで・・・騙しててごめん。クラスのみんなには『転校した』ってことになってる・・。

俺は・・、蘭がいる高校に戻るんだ」


『蘭がいる高校に戻る』という言葉で歩美はさらに泣いた。灰原がなだめる。


光彦と元太はうつむきながら言った。


「・・・妙に蘭さんを気にしてた理由がわかりましたよ・・。」

「ああ。もう怒ったってどうにもならないよな!うな重でも食いにいこ〜とっ!」


元太はそう言うと、歩美と光彦を連れて外に出ようとした。


「おっ、おい!元太!?」


「・・・もう、しゃべりかけないでくれよな!もう、あんたはコナンなんかじゃなく少年探偵

団でもないんだからな!」


元太はそれだけ言い、一人で家をとびだした。


光彦が慌てて追いかけようとする前に新一に近づいていった。


「・・・元太くん別に怒ってるんじゃないと思います!ただ・・コナン君がいなくなっ

て寂しいんですよ!僕ももう怒ってないですよ!コナン君がいなくなったのは寂しいですけ

ど・・。その分、蘭さんを大切にしてあげてください。」


「・・・わかってる。ありがとな、光彦。」


「いえ・・、ただまた遊びにいくかもしれません!」



そう言うと、光彦は元太を追いかけた。





しばらく間があき、歩美がかすれた声でボソッと言った。



「・・・コナン君、本当に新一お兄さんだったんだね・・。ひっく... コナン君と・・探偵団

やってた時・・すっごい楽しかったよ・・。ひっく..」


歩美は泣きながら新一に言った。


「・・・俺も楽しかったぜ?」


そう言い、笑顔で歩美に言葉を返す。


歩美は少し笑い「.....もう大丈夫だよ!蘭お姉さんのこと泣かせないでね!」と灰原とゆっく

り外に歩いていった。


新一は、灰原が目で「詳しいことは私が工藤君から聞いたっていって説明するわ」と合図をだ

しているように感じた。



歩美は玄関で振り返り、笑顔でいった。まるで、新一に対してではなくそこにコナンがいるよ

うな感じで。


「バイバイ!コナン君!大好きだったよ!」



と――



それから数時間がたった―――


新一は歩美の泣き顔を思い出すと胸が苦しくなった。


「・・・新一君。蘭君のところにはいかなくていいのか?」


博士がゆっくりと聞いた。歩美たちのことはわざとふれないようにしているような感じだっ

た。


「今から行くよ。・・なぁ、博士」

「ん?なんじゃ?」

博士はコーヒーをつくりながら返事をした。



「蘭や・・・歩美ちゃんたちに・・・騙してたっていう罪悪感が大きいんだ・・。」


「そりゃ、そうじゃろう」

博士は新一にコーヒを渡した。そしてゆっくりと続ける。


「でも、みんな許してくれたんじゃから、そんなこと気にしず蘭君のところにいった方がい

いと思うがのぅ。何日も会ってないんじゃろ?不安になってるハズじゃ。不安にさせたくない

って前いっとったじゃろ!?新一君!」


博士が叫ぶ。


そうだよな――

俺、何やってんだろ?

不安にさせたくないとか言っといて――

何が『落ち着いたら連絡する』だよ?

ずっと蘭は不安だったのに――

なんでまた不安にさせちまったんだ?


「ありがとな!博士!」

新一はそう言うと、毛利探偵事務所に向かった。


ごめんな――・・。蘭・・。


しかしそこでみたものは――



泣いている蘭を抱きしめている大智の姿だった。





なんか、日々投稿していくうちに・・ド下手になっていくような気がします(汗)
読者数3千人突破☆(笑)みなさんの小説と比べると少ないと思いますが・・(汗)











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