ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
魔王様とゲーム2

今、私はお風呂(今日もバラ)から上がり…
天蓋付きお姫様ベットの上で不似合いにうごめいている芋虫のような生き物を観察している…



じぃいいいい…


つんつん。


あまり、早くは動かないらしい。


あ、ほうき噛んだ。


なんか、口から紫色の液体出してるなあ。大きさもでかい。手のひら二つ分…。


きみどり色で、まあ、モンスターっぽいから可愛いのかな?


捕獲してみよう。


シーツの端を集めて芋虫モンスターをゲットだぜ!(ポケ〇ン風)


ルンルン気分で虫 (?)カゴになるものがないか探そうと廊下に出た…。


あれ、銀髪クン。


「こんばんは」


私が居る部屋の前で出会うなんて奇遇ですね。


「 … 」


バツ悪そうに突っ立ってるけど、私は挨拶しましたよ?
私は大人ですからね。フフン。


また無視とは…


ま、いいですけど。今、急いでるんです。

廊下でこれ以上の会話は危険なので。ハイ、サヨオナラ。プー。


銀髪クンの横をすり抜けようとしたとき不意に伸びてきた腕に引っ張られた。


わっ!!



ドサッ。


シリモチついたじゃないですか!


ひどいよ、銀髪クン!


あ、私の芋虫モンスターが!!いつの間にシーツ破ったのだ!



「う、わあああああああああああああ!!!!」



あ、銀髪クンのブーツをフンガフンガしてる。


「お、おまえはなんて物を持ち歩いているんだ~~~!!!!!」


あ、蹴飛ばさないで、あっ、あっ。

芋虫モンスター!ブーツにに喰らい付け~~、ガンバレ~~。




スポッ



銀髪クンがブーツを脱いでイモムー(ただいま命名)ごと投げちゃった!!




私のイモムー!!!!



…あ。 


「何の騒ぎだ?」


「ユ、ユリウス陛下!!!」


執務室から出てきたユリウスはイモムーを掴んで不思議そうにこちらにやってきた。

そうか、ああやって背中から掴めばいいのか。


「私のです!」


手を出すとユリウスは少し固まっていた。ユリウスにしては珍しい表情ですね。


「これをどこで?」


「ベットの上で捕獲しました!」


敬礼つきでユリウスにご報告。ペットにしていいかな?


「シュウ。残念だったな。」


そういうとユリウスは私に手を添えてイモムーを持たせてくれた。
ほほう。魔王様はイモムーのかわいらしさが分かってらっしゃる。
そのまま廊下の花瓶を空にしたユリウスにイモムーを入れろと顎で指された。
フムフム。なるほど。ここで飼えるのか。
あ、入ってたお花をユリウスがイモムーにあげてる。凄い勢いで食べて…。草食クンなのだね。




その後、ユリウスに飼い方をレクチャーしてもらった。私のイモムーは女の子。爆発的繁殖力なのでオスとメスは一緒にして飼ってはいけないらしい。木や草を好んで食べるので木製のカゴに入れてもいけない。あとは噛まれることはあるが基本的にはおとなしく、無害らしい。



 しかし、私の天蓋付きお姫様ベットはイモムーの紫色の唾液 (?)でベトベト。強制的に私はユリウスのベットに連れて行かれて昨晩のごとく寝るはめになった。今日はイモムーを(銀髪クンは捨てろと憤慨してた)助けてくれたからおとなしく抱き枕になってあげよう。

…イモムー、ブーツ半分食べてたな。おいしかったのかな。あのブーツなにで出来てるか聞かなきゃ…。




その晩は片足はだしで帰った銀髪クンを思い出しながらウトウトして眠った。




ゲーム一日目無事終了。























シュウは嫌がられせでゆきにイモムーをプレゼントしたのです。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。