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今回は魔界からの始まりです。
魔界へGO1
カツ、カツ、カツ。

見事な銀髪を揺らしながら宰相であるシュウ=レイシアスが王の間に急いでいた。

「陛下がお戻りに?」

「先程、波動を探知いたしました。…間もなくかと。」

「…見つけられたのだな。」

「それは、もう、桁違いの波動を感じられます。魔界中が震え上がることでしょう。陛下のお力を知らしめるいい機会でございます。」

「ジリル殿下は尻尾を巻いて逃げねばなるまい。」

「陛下がこんなに早くお戻りになられるとは思われなかったでしょうな。」

「あとは女狐だけか…」


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美形さんに、いやおうがなく担がれて。


校門を出てから道を曲がったら…



世界が



世界がぐにゃッと…








ぎゃ~~~~~っつ!!!!!





周りが真っ暗なことはこの際もうどうでもいいわ!!!
なんか下から吹き抜けてくる冷たい風が途方も無く上空にいるような錯覚を起こしているんですけど??

錯覚にしといてください!



いや~~~!!!落ちるぅううううう!!!!




縋りつくものは悲しいかな美形さんの腕一本…
セクハラとか変態とか、文句言いません!!!

とにかく!




放さないで~~~~~!!!!!










明るさを感じて、ぎゅうぎゅうとこれでもかと瞑っていた目を開けると


そこは…


外国のお城の一室のようなところで…

キラビヤカ…

目がちかちかします。

現実逃避したいのですが、気絶ってやろうと思って出来るものですかね??

ようやく固まっていた首を上に向けるといつの間にか美形さんが私を膝に乗せて座っている。

頬杖着きながら、もう片方の手は私の頭をナゼナゼ…。器用ですね…。



「…その子供が????」



銀髪の兄ちゃんに思いっきり指差されてます、ハイ。
外国人??日本語ウマイネ?そんなに眉間にしわ寄せちゃあ綺麗なお顔が台無しですぞ。


「16歳と聞いていましたが…」


眼鏡で茶髪の渋いオジサンも私を見てビックリしている…
一番びっくりしてるのは私なんですけど??
誰か今の状況を説明してください…


「うむ…16だ…な?」


美形さんまで思いっきり疑問系で私に聞くな!!明らかに皆して小学生?っぽい目で見られて、視線が痛い、イタイよう。チビで悪かったわね!!


「ユキ、銀髪の男がシュウだ。あっちはクレオ。それ以外の男とは声も合わすなよ、喰われるからな。」


美形さんの声が頭の上から聞こえた。 


…喰われる!!!!物騒なご発言です。
それよりも…


「あ、あなただれ?」


そして、ここはどこ?

美形さんは私の当たり前な質問に初めて微笑を見せ、


「我の名はユリウス。私の名を呼ぶことを許そう。ユキ…。」


私は勝手に呼ばれてることを許そう…。人を攫っておいて、えらそうだな、オイ。
まだまだ質問したげな私を感知したのか、ユリウスは私を膝から下ろすと



「詳しいことは他のものに聞け」



と言いい、呼ばれて駆けつけたらしい美人のお姉さんに私を押し付けた。真っ赤な髪が超派手なおひと。それ、地毛ですか?


ああもう、だれか夢だといってくれ…。









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