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初めてロト6を買ってみた
今日が抽選日でやや期待状態です
第8話
「やあぁぁぁ!!!」
「甘い!!」

 ついにND2002になった……
 ホドが滅ぶ……この子によって…………
 いや……詳しくは他の誰かの手によってだ。

「うわあぁぁ!?」
「まだまだ重心が剣を振る時に引っ張られてるな……脇を絞めて弧を描くように振ってみなさい」
「は……はい!!」
「ハイル君……わざわざすまないね?ヴァンデスデルカの試合相手をしてもらって」
「いえ?こちらは武器を持つ相手に対しての対策訓練としてでも役立ってますからありがたいですよ」
「ハイルさん!!もう一度!!」
「はいはい……ではもう一勝負な?」

 今回俺は約2年ぶりにフェンデ家に訪れる事にさせてもらった。今では自分で働いているため、船代を払う事も出来るくらいになったからだ。久しぶりの来家だったが、この二人は何の惜しみもなく俺を歓迎してくれた。特にヴァンのはしゃぎぶりは凄かったな…………まぁ……ちょくちょく文通してたことがあったからなぁ…………
 あ……ちなみに愛称としてヴァンと呼んでほしいと言われたな。それからは当主と何気ない世間話のような事をしたり、食事を楽しんだりと様々な事をしていたが……
 ヴァンが剣の腕を俺に見てほしいとお願いしてきた。なんでも初めて出会った時に見た俺の勇姿を見てからずっと腕を磨き続けてきたらしいから成長した自分を見てほしいと言ってきたのだ。そんでもって試合形式で体で実体験することに決めました。

「牙連崩襲顎!!」

 そしてヴァンはアルバート流奥義を放つ。
 一番最初に習得する基本でもあり、これで“卵”として認められる物でもあるらしい。
 この奥義は双牙斬と崩襲脚を組み合わせた連続剣技とのことだ。

「ふっ!!」

 木刀から繰り出される鋭い切り返しをバックステップで避けようとするが……

「そこだ!!」

 遠心力を掛けた崩襲脚が俺の体を逃そうとはしない
 ヴァンはこれで決まった!!そう確信したが……

「ならこうだ!?」

 ハイルは片足を軸にして逆回転しながら蹴りを避け、そのままヴァンの後を取ったのだ。
 そのままホールドされ、身動きができないまま座らされて制圧される結果になることになった。

「ここをこうして組んで締めあげれば……動けないだろ?」
「ウーッ!!ウーッ!!」

 解こうともがこうとするが無理だった。それもその筈、今かけてる技はチョークスリーパーホールド……別名裸締という格闘技においては脱出不可能とされている技をかけられているのだからだ。

「これで5回目の負けが決まりだな」
「うぅぅ……ハイルさん強すぎる…………」
「まぁな……力強くがモットーのお前の剣術にとって俺の柔術は天敵となるからな?そして、まだ剣を“斬る”ではなく“当てる”の振り方にしてるから間合いが分かりやすいってことが欠点になってるぞ?」
「ほぅ……やはり息子の剣の腕を正確に指摘できるとなるか」
「自分は唯体の仕組みから乗っ取って言ってる推測に過ぎませんがね?」

 とまぁ、うまくやってる……こういう時間は俺も楽しむ事にしているし、いつかは必要になるだろう。
 そして、今まで技の練習として相手した実験t…………島の皆よ有難う!!

「ふふ……中々賑わいになられておられますね?」
「母上!見に来てくださったのですね!?」

 突如として後に使用人を二人ほど連れた女性が現れた。
 おそらく、この人がヴァンの母親であるファルミリアリカ・サティス・フェンデ夫人だろう
 ……凄い美人だ、絶世だと評価できる。優しくて慈愛に満ち溢れてそうな人だ…

「ミリィ!マリィベル様とのお茶会に誘われてガルディオス家を出向いた筈だが……ずいぶん早かったようだな?」
「え……えぇ…………旦那様、別に大した理由ではありませんわ?少し体調が良くないらしくて私自身からお茶会を辞退させてもらいましたのです」
「母上?どこか悪いのですか?」
「大丈夫ですよヴァン?さほど悪くはない感じのようですから」
「……ミリィ、あまり無理をしないほうがいい。さきほどマリィベル様から知らせを頂いてな、なんでもお前は吐き気を催したそうではないか?」
「で……でも!!本当に大丈夫なんですの!?心配いりませんわ?」

 何か隠してそうだな……
 肌から見て脱水症状を起こすような病気とかにはかかってはなさそうだな……
 嘔吐感だけは酷く、体の体調は大きくは崩しては無さそうだしな。
 …………この場合ケースは……

「ファルミリアリカ様、失礼ながら何度か御質問させてもよろしいでしょうか?」
「貴方様は……確か、ハイルさんでしたかしら?」
「はい、私の名前はハイル・シュヴェールと申します。以後お見知りを」
「貴方様の事は旦那様から聞かされておりますわ?なんでもヴァンの命の恩人だそうですね」
「偶然でしたからその件に関しては堅苦しい関係は必要要りませんよ、それで質問なんですが……例えば、近頃体が重く感じられたとか刺激のつよい味の食べ物を食べるようになった事はおありですか?」
「良くおわかりですね?確かに、そのような事を感じたりした事は何度か…………」
「それで……無礼を承知で問いになられますが…………」
「はい?」
「“月のもの”はここ二ヶ月ほどお止まりになられていらっしゃられてますか?」

「えっ!!!/////」

 月のもの……現代で言えば女の子の日、生理の通称である。
 こんなことを平民で立場上まだ医者にもなってない俺が貴族に馴れ馴れしく聞くのは結構まずいんだが…………

「ハイルさん、月のものってなんのことですか?」
「ヴァンデスデルカ!!余計な質問はしなくてよろしい!!……ハイル君、さすがにそのような質問は些か失礼ではないかな?」

 やはり、自分の妻の体についてはあまり聞かれたくないような趣向がこの人にはあるか……ちなみにこの世界での医学関係の知識は医者や研究者、またはそうなろうとする人以外には殆ど知られていないらしい。この世界にも問診は別として触診などといった行為についても意味がわからないこともあるそうだ。
 ……となると言い訳は

「いえ、自分は医学関連の本をよく読んでおりまして先ほどの質問は別名“問診”という患者自身の体調不良を聞いて病名を判断させる一種の行為ですから別にやましい考えを持ってたわけではないです」

 確かにそういう本を見た事があるが違った事はフォニムによる体の結合に関しての事と俺の知ってる外科手術の概念や治療法がなかったことだ。
 あと、なんか間違った治療法が書かれた物があったのを見た時は本の著者に切れたね……
 責任者出てこいやコラ!!
 ……だから、俺は自分が想いを込めて詰め込んできた医療知識はこの世界でも大切に持っていきたいしな。

「君は……医者を目指しているのかな?」
「それはまだ決めていません……ですが、間違ったことは言ってはいません」

 俺はこの世界でも医者をやるか正直迷ってる。
 治癒譜術や薬が主力の世界に外科手術と言った刃物や針などで体を切り開き、患部を取り除くといった常人には邪道の行いに見える代物を教えてそれが認められるようになるか?
 俺はこれしか知らないし、これしかやらない……必要な場合だがな…………

「少し、見せてもらいます」

 でも、俺はやれる所はやる事にしよう…………









 しばらく二人は自分の妻、または自分の母を部屋の扉の前で待ち続けていた。恩人の言葉を信じ、無事を心の底で祈りながら答えを待ち続ける

キイィィ―――

 そして、扉が開き……初めに彼女が出てきた。

「ミリィ、ハイル君はどうだと言われた?」
「旦那様……」

 ふと見ると少し様子が違った…………
 少し、恥ずかしそうに顔を伏せながら間を止め……次にこう言ったのだった。

「来年からここはより賑やかな家に御成りになられますわ♪」
「…………む?」

 フェンデ当主とヴァンはその言葉の意味がまだよくわからなかった。
 だが、その意味を知るのは彼の次の言葉によってであった。

「おめでたですね?」
「…………なんと!!」

 そう、ご懐妊の知らせであった。
 ハイルの読み通り、ファミリアリカは妊娠2カ月と診断できたのだ。

「え……ぇ……?どういうことなのですか?」

 ヴァンはこの言葉の意味がまだ解らなかったようだ。
 なので、解りやすくして教えてあげた。

「お前のお母さんのお腹にはな、赤ちゃんがいるんだぞ?つまり……お前はお兄ちゃんになるって事さ」
「僕が……お兄ちゃん?」
「そうだ」

 そう聞き、分かった途端礼儀を崩すようにはしゃぎ回った。使用人や執事の人達も彼らにお祝いの言葉を次々と掛けていた。またこの家は幸せが一つ増えたんだな…………




 けど……この家族はあの預言でこの後どうなるんだ?
―――話してあげたい―――けど、それはこの先の未来を変えてしまい本来の流れから外れてしまう。

 だけど俺は……この人達の笑顔を護ってあげてみたい…………


 ローレライ……この世界の残酷な運命はお前の意思じゃないんだろ?

 お前も傍観者としてではなく何か行動を起こして欲しいんだがなぁ…………

 でも、できないから俺という異端者イレギュラーを生んだんだろ?








 少し……ズルをさせてもらおうか?
次話はホド戦争真っ只中です
早く本編書きたい……
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