豆カン。(19/25)縦書き表示RDF


官能的ですが残酷でもあります^^;
苦手な方はお控えくださいませ
豆カン。
作:乙麻呂



愛する者


何だか俺は異様にムシャクシャしていた。
それもこれも全てコイツのせいだ。

俺は彼女が横に腰掛けた瞬間、何のためらいもなく彼女を押し倒した。

「ちょっと何!?」

驚いて声を上げる彼女を無視して、その煩く騒ぎ立てる口を舌で塞ぐ。

「んん…っ!」

俺の様子がおかしいことに気づいたのか、彼女は咄嗟に抵抗して抜け出そうとする。

俺は逃げ道を塞ぐように腕を渡し、彼女の身体にのしかかった。

かい…?何か変だよ?」

怯えたように見返してくる瞳には、睨み付けるように彼女を眺める俺が映っていた。

俺はそんな彼女を無視して、彼女のブラウスのボタンに指をかけた。

次々と彼女の服を剥ぎ取って、彼女の左乳房が見えたとき、俺はそこに口付けるように口唇を寄せる。

「痛っ!」

途端仰け反り、抵抗しようともがく彼女を押さえつけ、俺は容赦なく乳首に噛み付いた。

そのまま乳房に舌を這わせ、乳首を舌で転がし、指はスカートへと伸ばす。

はぁはぁと荒い息を繰り返す彼女は涙目になりながらも、びくんびくんと感じてくる。

俺は小さく冷笑を浮かべると、乱暴に彼女の白くて細い足を持ち上げた。

「―っ!!」

驚いたように目を見開く彼女を尻目に、今度は太ももから脹脛ふくらはぎにかけて、つーっと舌を這わせていく。

「ん…くっ…」

彼女の口から耐え切れなくなった熱い吐息が零れ落ちる。

目尻に涙が溜まっているのが、またそそる。

そんなに痛かったのかな。

小さく口を開け、彼女の太ももに甘噛してみる。

徐々に力を入れていくと、どんどん彼女の身体が仰け反って、涙がぽろぽろと零れ落ちた。

「や…っ!」

もう一度強く牙を立てる。

彼女の白い肌に、赤い印をつけるように。
誰のモノであるかを、しっかりと知らしめるために。

足から口を離すと、ねっとりとした唾液が僅かに糸をひいて、彼女の足を流れ落ちていく。

足には血がにじみ出ていて、白に赤が映えてとても綺麗だ。

彼女の耳に口唇をそっと近づけ、優しく、

「ねぇ、君が誰のものか教えてあげようか」

と囁いてみる。

彼女はカッと目を見開いて、わなわなと震え始め、俺に押さえつけられていない左手で口を固く覆った。

ぎゅっと閉じた目から涙が一筋、ベッドの上に小さな小さなシミを作る。

ゆっくりと、わざと音を立てて彼女の耳を舐めると、彼女はまたびくんと身体を跳ねさせた。

こんなにしても身体は素直だな。

くすくすと笑い声を上げて、首を舐め上げる。

下から上へ舐めると、彼女はそれに合わせて、ふるふると身体を震わせた。

「君は誰の彼女なの」

あくまでも優しく問い詰める。

「君は俺と付き合ってるんじゃなかったの?」

ザシュッ。

首に牙を突き立てると、彼女は一瞬目を見開いて、また涙を流す。

血が首筋を伝い落ちて、ベッドには涙の他に、更に赤いシミができた。

「誰が他の奴と一緒にいてもいいだなんて言った?」

ザシュッ。

もう一噛。

さっきよりも更に深く、そこに刻む。

「俺、そんなこと許した覚えないけど」

ザシュッ。

鮮血がベッドに散る。

彼女が苦しげな吐息を漏らした。

「俺も見くびられたなぁ?」

ぐい、と彼女の髪を引っ張り上げ、無理矢理顔を近づける。

彼女は解放された首を手で必死にかばいながら、怯えた目で俺を見返してくる。

そう、もっと怯えればいい。
怯えて服従して、ずっとココにいればいい。

俺は唇の端を意地悪く上げると、彼女の髪から手を離し、壁に突き飛ばした。

「うっ…」

痛みで壁にずるりと崩れ落ちる彼女を視界の端に移しながら、俺はハッと鼻で笑った。

浮気がバレないとでも思っていたのか?

寧ろバレなければいいと思っていたのか。

こんなにも愛してやってるのに。

壁に背をつけたまま動かなくなった彼女の顎に手をかけ、口唇を重ねる。

舌を深く深く入れると、血の味がした。

「チッ」

小さく舌打ちすると、無音の闇にその音はやけに大きく響いた。

白い裸体が壁を背に、まるで人形のようにぱたりと倒れ落ちる。

こんなにも愛してたのに―――?












愛する彼女はたった今、舌を噛み切り、自害した。




『愛する者』いかがでしたでしょうか?

いやぁ、リクエストに沿って、官能的にしましたよ
しかも一線越えないと今までと同じになるので、一線越えましたね!
でも「殺すな」て言われてたの忘れて殺してしまった…

だってえ…;;

と、とりあえず、少しでも『愛する者』楽しめていただければ幸いです♪

これからも『豆カン。』をよろしくお願いします(つω`*)テヘ






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