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三十路になったら魔法使いになってた 作者:下北沢
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ジョーイさん

斡旋所に着く手前辺りに、人だかりが出来ている事に気が付いたスズが声をあげた。

「何かしら?この人だかり」

前方にはこちらに背を向けた人達で壁が出来ている。
誰も後ろの事なんて気にしていないのは、どうやら前方にある何かにみんな夢中になっているかららしい。
しかし、斡旋所に行くにはここを通るしかない。

「すみません、通して下さい」

この人達にとっての関心事は前方の何かで、僕達の事にはサッパリ関心は無いらしい。
僕達は人垣を割って強引に人だかりを押し通る。
人だかりを抜けると金色のド派手な鎧姿の人物を、揃いの鎧を着た人達が取り囲んでいる姿が目に飛び込んで来た。
僕が驚いて足を止めたタイミングに頭の中で神様が話しかけて来た。

”運営のジョーイが囲まれているみたいですね”
「えっ!?あの派手な鎧の人はジョーイさんなんですか?」
”そうです。運営はあの鎧を装備して斡旋所を守っている様です”
「加勢した方がいいんですかね?」
”運営権限のチート能力ですからまず負けません、邪魔にならない所で見ている方が良いでしょう”
「チートって・・・まぁ、運営ですしね。判りました」

僕は振り返って皆に今神様から聞いた事を伝える。

「しばらくここで見学しましょう」

僕達はその場で見物を決め込む事にした。

「あの・・今朝、斡旋所にいらしたプレイヤーの方々ですよね?」

人だかりから抜け出して前に出た僕達に、おずおずと横から声がかかった。
そちらを向いてみると、巫女服の恰好に身を包んで薙刀を持った金髪ポニテの少女が僕達の後ろに立っていた。

「えっと、確かサクラだっけ?」

スズは日本名っぽいからだろうか、サクラの名前をちゃんと憶えていたらしい。

「はい、今朝はどうも」
「あ、いえいえ、こちらこそ」

ペコリとお辞儀をしてくるのでスズも慌ててお辞儀を返す。

「サクラはこんな所でどうしたの?」
「斡旋所に用事があったんですが、斡旋所が囲まれてて入れないんです」
「何なの?あの武器を持った連中は」
「さぁ?先程からジョーイさんと何やら交渉で揉めているみたいなのですが・・・」
「タロウ、私達もジョーイさんに加勢した方がいいのかしら?」
「神様曰く、運営の権限能力があるからジョーイさんは僕らよりも遥かに強いみたいです。邪魔になるから手出しは無用だそうです」
「そうなの?言われてみれば何だか強そうな鎧を身に着けてるわよね」
「ええ、すばらしい聖衣ですね。小宇宙が溢れてきてます、あの形状はおそらく牡牛座の・・・」

サクラは興奮気味にジョーイさんの鎧について語り出した。
ん?クロス?コスモ?
この娘、何を言っているんだろう。
サクラは僕達の事などそっちのけので、ジョーイさんの鎧の方をウットリとした表情で見ている。

「金牛宮があるなら、他の11宮分のクロスが各地の斡旋所にあるのかもしれません。運営のお遊びとは言え素晴らしい造形、リアルサイズでお目にかかる機会なんて・・・・」

何やら爪を噛みながらブツブツと言っている。
この娘は神様のコスプレ趣味でこんな恰好させられてるのかと思ったけど、当人もかなり重症の人らしい。
あっちの世界に入ってしまったサクラは放置して、僕達のは金色の鎧を着たジョーイさんに注目した。
話す内容までは聞こえないが、ジョーイさんが罵声を浴びせながら話し合いの相手を突き飛ばしてしまったからだ。
どうやら交渉は決裂してしまったらしい。
このジョーイさんの行動がきっかけで集団に火が点いたらしい、尻もちをついた隊長格の男を下がらせると戦闘が始まった。

「一斉にかかれっ」

先に仕掛けたのは囲んでいた鎧の集団、隊長格の男の命令に従って槍を一斉に突き出す。
女性一人に向かって多数で一斉にかかるなんて事は、この世界でもプライドのある兵士ならやりたくはないだろう。
上官の嫌な命令でもきっちり守る、職務に忠実な兵士の様だ。
槍を一斉に突き出されたジョーイさんは、それぞれの方向から来る槍をステップのみでかいくぐる。
そして、兵士の一人に近寄ると側頭部に右フックを放った。
バゴンッ!・・・--バキッ、ガラガラガラ・・・
うわっ。
軌道は見えなかったが、兵士の首が兜ごと胴から弾き飛ばされていた。
ガシャン・・
頭部の無くなった兵士の胴が倒れ、静寂が訪れる。
こわっ!どんだけのパワーとスピードがあれば、首が吹き飛ぶ程の攻撃になるんだ。
運営がチート能力って神様が言うのも頷ける。
しかもアッサリ殺しちゃうし、容赦がないな。
突然の事に頭が追いつかなかった兵士達を、金で派手な鎧のジョーイさんは憮然とした顔で見回しながら。

「本気で来て下さいね、少しは楽しめるでしょうから」

などと兵士達をわざわざ動きを止めて挑発した。

「一人でやろうとするな、一斉にかかれ」

隊長格の男の指示に、ジョーイさんを囲む兵士達は怯む事無く再び槍で突きかかって行く。
今度はその場でヒョイヒョイとダッキングやスウェーで避けたりパンチでいなしてみせると、一人の兵士の槍を引くタイミングに合わせて踏み込んだ。
ズバァァン!
今度は左フック、兵士の右肩と右腕を装備ごと吹き飛ばした。

「げふっ」

右肩の辺りが砲弾でも食らったみたいに綺麗に無くなっている。
兵士は口から血を吐いて倒れた、右腕ごと吹き飛んだ肩の傷が肺まで達していたのだろう。
今度こそ兵士に動揺が走り動きがピタリと止まった。
パンチ一発食らっただけで人が死ぬのでは割が合わない。
これは流石に兵士達も逃げ出すかな?
恐らく僕と同じ事を兵士達も考えたのだろう、兵士達が隊長格の男の顔を一斉に見る。
だが、そのタイミングでジョーイさんはその隊長格の男に向かってダッシュした。
慌てて剣を抜こうとする男の膝に、ジョーイさんはケンカキックを決めた。
バキッ!

「ぐぁぁぁ」

猛烈なダッシュの勢いと体重の乗ったケンカキックを食らい、関節がおかしな方を向いたまま隊長格の男はその場に転がった。

「団長!クソッ」

兵士の一人がジョーイさんに槍で真っ直ぐ突きかかって来た。
ジョーイさんは槍の突きに対して自ら斜め前に踏み込み、槍をすり抜けてカウンターの右ストレートを打ち出した。
ボギンッ
兵士は首をあらぬ方向に向けて、糸の切れた人形みたいにその場に崩れ落ちる。
どうやら武器のレンジなど神速のステップワークには関係無いらしい。

「凄いわね・・・」

隣で見物するスズが思わずつぶやいた。

「槍の軌道を外してから一瞬で相手との距離を詰めてストレート一閃ですか」
「あら、タロウにも見えたのね」
「まぁ、見るだけなら」

格闘ゲームをやり込んでいたお陰だろうか、僕にも攻防はちゃんと見えた。
尤もあんな動きが出来る訳も無いが。
バキャッ!

「ギャァァァ」

ジョーイさんは隊長格の男に近寄ると、無事な足の関節も踏み砕いた。
隊長格の足を砕いて転がしただけで生かしている所を見ると、これは人質なのだろう。
生きて這いつくばっている上官を目の前に転がして、部下の兵士達が逃げれなくしているのだ。

「団長!」
「ウォォォ」

悲鳴を上げる隊長格の男を助ける為に再び兵士が動いた。
今度は二人だ、槍で同時に突きかかる。
一本は左手のパリングで外側に弾き出し、もう一本は右フックでへし折ってしまった。
バキッ
ジョーイさんはそのままクルリと背中を向けて一回転しながら、折れた槍を持った兵士に向かって飛び込んで行った。
ドボッ!
回転の勢いも載せたスマッシュが兵士の胸部に文字通り突き刺さった。
心臓辺りを狙ったスマッシュが兵士の体を突き抜けてしまっていたのだ。
引っかかって抜けない右腕を抜こうとジョーイさんが死体を振り回していると、槍を受け流された兵士がかかって行った。

「うぉぉぉぉぉっ」
「やめろぉぉぉぉっ」

隊長格が動けないながらも必死で叫ぶが、頭に血が上った兵士は止まらない。
死体を振り回すジョーイさんの横合いから兵士が槍を突き出した。
ズボッ
兵士は槍の刺さった相手を見て凍り付いてしまった。
自分の突き出した槍が、ジョーイさんの片手にぶら下げた仲間の兵士の腹に刺さっていたからだろう。

「うぁぁぁぁぁ」

ジョーイさんは引き抜いた死体を盾にして槍を防ぐと、槍の刺さった死体を刺した兵士に投げつけた。

「ひぃぃぃ」

死体にのしかかられてパニックを起こす兵士の頭を打ち下ろしのハンマーパンチで潰す。
兵士はまだあと10人程いるのだが、隊長格の男を置いて逃げる訳にもいかずジョーイさんを囲むだけだ。

「助け・・・ゴフッ」

隊長格が仰向けに倒れながら声をあげるが、ジョーイさんがあごを蹴り飛ばし言葉を無理やり止める。

「団長さんを見捨てるのですか?こんなに怪我だらけなのに、構わず逃げますか?」

そう言って隊長格の男の右腕に足を乗せて踏み抜いた。
バキッ!

「ぎゃぁぁぁぁ」
「さぁ、覚悟を決めて掛かって来なさい」

あれをそのままにして逃げられないだろうなぁ・・・

”どうやら全員逃がさずに殺すつもりらしいですね”
「運営って強いんですね。けれど、どちらが悪役なのか判りません」
”見せしめですね、斡旋所が狙われたのでしょう。斡旋所に手を出せばどうなるかを、教えるのが目的ですね”
「ああ、なるほど。過剰演出ですか」

僕達はジョーイさんの殺戮劇を黙って見守る。
程なくして、ジョーイさんは総勢20名程の兵士を躊躇する事なく全員殴り殺してしまった。
この世界に来て何度もこう言う場面を見て来た所為か、いつの間にか慣れてきてしまったらしい。
特に気持ち悪くなったりもしなくなったし、ちゃんと晩飯も食べれそうだ。

「おぇぇぇっ」

この町のプレイヤーであるサクラは建物の影に入って吐いていた。
彼女は戦闘とは無縁だったのだろう。この辺りは王都も近いし、平和な生産プレイをしていたハズだ。
隊長格の男を放置したまま、ジョーイさんは僕達の所へ血だらけの状態でやって来る。
この血は全て兵士を倒した時の返り血だろう、攻撃を一度も食らっていないのだから。
ジョーイさんが兵士達の死体から離れこちらにやって来た事に驚いたのか、観衆は蜘蛛の子を散らす様に逃げて行ってしまった。

「大変お騒がせしました。お話は室内で伺いますので待合室でお待ち下さい」

ペコリと頭を下げると、さっさと斡旋所に引き上げて行ってしまった。
そこら中死体だらけ・・・まぁ、ジョーイさんが何もしないならほっとくしかないか。
僕らは顔を見合わせてから斡旋所に入った。
暫く待合室で待っていると、鎧を脱いで制服に着替えたジョーイさんがカウンターに現れた。
あれ?
まるでシャワーでも浴びて来たみたいに、戦闘の汚れや血が洗い流されている様な・・・

「皆さま、お待たせ致しました」

改めて僕達にお辞儀をしてくる。

「さっきのは何者なんですか?」
「あれはこの町の自警団の団長と部下の兵士ですね」

げっ、団長とか呼んでたのは自警団の団長だったのか。

「何があったんですか?」
「町のお偉いさんの命令ですね。私を逮捕して、斡旋所の物資を根こそぎ手に入れに来たらしいです」
「逮捕ですか?」
「町の上の人達には税金も納めていましたし、ちゃんとそれなりのお金を渡してあったんです。色んな人が賄賂をもっと寄越せって群がって来たので、お断りしたらこの結果です」
「随分と短絡的な連中ですね」
「大人しく捕まってあげたとしても、でっち上げた罪で私を罪人として奴隷にする予定だった様です。私を排除した後で斡旋所の資産を根こそぎ手に入れる計画だった様ですね。ここはプレイヤー用の銀行も兼ねているので、それなりの資産があります。彼らには斡旋所が金の詰まった樽にでも見えているのかもしれません」
「それで過剰な演出をして、兵士全員を殺したと」
「ええ、そうでもしないとしつこく狙われ続けますので」

なるほど、神様の言った通りだ。

「また自警団は襲って来そうですね」
「その都度兵士を全員殺しておけば、魔法で生き返らせるとしてもその内に兵が足りなくなるでしょう。それでも改善されない様でしたら町のトップをすげ替えます」
「すぐにそうした方が良いのでは・・・」
「トップにその様な人物であればゲームのアクセントになりますからね、「悪徳領主を懲らしめる」なんてゲームプレイヤーのイベントを奪うのは気が引けます」
「それは楽しそうなイベントね」

さっきまであんなに多くの死体を見て蒼い顔をしていたスズが身を乗り出してきた。まぁ、吐いてないだけサクラよりマシか。

「宜しければ、依頼を出しましょうか?捕まえても無罪になってしまうので、関係者全員の殺害が条件になりますけれども」
「うーん、一般人を手にかけるのはチョット・・・」

乗り気だったスズは考え込んでしまった。

「そうですか?一族郎党で甘い汁を吸っているのですから、この世界では当たり前の事の処罰なのですよ。生かしておいても恨まれて付け狙われるだけですからね。暫く滞在されるのなら、考えてみて下さい。それから、サクラさん」
「は・・・はい!」

急に自分が呼ばれた事に驚いたのか、ピョンと飛び跳ねる
表情はグッタリとしたままのサクラがポニーテールを揺らしながら、おずおずと前に出て来る。

「今日は生産の依頼は受けていませんね、町の外には出ましたか?」
「い・・いえ、ジョーイさんの今朝の忠告通りに町の中に居ました」
「それは忠告した甲斐がありました」
「どういう事でしょう?」
「今朝の忠告を聞き入れずに生産の依頼を受けて出て行った、三名のPCが戻って来ていません」
「えっ!?」

ジョーイさんの言葉をついでで聞いていた僕達は衝撃を受けた。
どうやらここでもサンガの町と同じ事が起こってしまったのだ。
PK集団が死んだ仲間を蘇生したのだから、再び活動をするのは判っていた。
とは言え、こうも速く活動を再開するとは・・・

「どうするんだ?タロウ」

サンガの町で同じ様な事が起こり、救助に同行してくれたマインが僕に聞いて来た。
あの町で助けたケイトとジュリアが僕を見ている。
マインはポイントを稼ぐ為にも行きたいのかな?
ケイトとジュリアは同じ目に遭ったかもしれない人は助けたい、って所だろうか。

”今回は向こうも別の手を考えているでしょう、けれど行かない手はありません”

それもそうか、稼ぎになりそうな話を避けて通る意味も無い。

「ジョーイさん、戻って来ないPCのルートとプロフィールを教えて頂けますか?」
「助けに行かれるのですか?」
「ええ、斡旋所からの依頼は出ますよね?」
「すぐに作成は致しますが・・・」
「なら問題はありません」

マインと顔を見合わせて頷いていると横合いから、スズとエルザが今回こそはと同行を申し出てくる。

「今度は私も行く!絶対行くからね」
「私もいくよ、試し打ちしたいっ!」

前回サンガで同行しなかった事を後悔しているのか、スズは決意に満ちた顔をしている。
エルザに関しては人に向けて威力を試したいだけかもしれないが・・・

「同じ目に遭ったPCを助けないのは義に反します、やりましょう」
「そうっすねー。おんなじ目に遭った私らは生きてるのに、その人達を見捨てるのは寝覚めが悪いっす」

ジュリアとケイトも既に行く気の様だ。

「では、宿から装備と水筒とカンテラを取って来ましょう。ジョーイさん契約書はその時にお願いします」
「判りました、それまでに作成しておきます」

僕達がゾロゾロと斡旋所を出ようとするとサクラが僕達に声をかけてきた。

「あ、あのっ!」

僕達が一斉に振り返ると、注目されるのに慣れていないのか。目を逸らして下を向きながら僕達に向かって話し始めた。

「わ、私。別に帰って来てないPCとは知り合いじゃないんですけど、それでもこのまま帰って来ないのは嫌だなって。でも、それを皆さんに任せて何もしないのは違うんじゃないかって。だから、その・・・私も連れて行って下さい!私なんかでも何かの役に立てるかもしれません、お願いします!」

言葉はたどたどしいが、ちゃんの自分の意思を言葉で僕達に考えを伝えた。
マインが「あんたが返事してやんな」とばかりにクイッとアゴを上げる仕草で僕に押し付ける。

「判りました、人手はあるに越した事はありません。お願いします、一緒に来て下さい」
「有り難うございます!」

サクラは皆に向かって深くお辞儀をした。
ずいぶん日本人ぽいお辞儀をするな・・・金髪碧眼だからどう見ても日本人じゃないけど。巫女服もどきはわざわざこの世界に来てから作ったのだろう、よっぽどの日本のサブカルにかぶれた人なのかな?

「礼を言うのはこちらですよ、僕はタロウと言います。よろしくお願いします」
「私はスズよ」
「マインだ、よろしくな」
「エルザだよ」
「ケイトっす、よろしくっす」
「ジュリアだ、タロウの騎士をやっている」
「サクラです、よろしくお願いします」

全員と自己紹介の挨拶を交わし握手など済ます。

「それではサクラも武装と水筒・カンテラを用意してからここに集合して下さい。外の死体の件もありますから十分に用心をして」
「判りました」
「ジョーイさん、人数分の水筒の中身の用意もお願いします」
「はい、用意しておきます」
「では、武装して集合しましょう」

斡旋所を出ると、町の人達が兵士の遺体を道の端に運んで並べていた。
僕達の姿を見ると悲鳴をあげて、また一目散に逃げて行ってしまった・・・
あれ、僕達じゃなくジョーイさんがやったのに。
そう言えば寺院から僧侶を連れて来れば生き返るのかな、この人達。
この規模の町の自警団なら、自警団で雇っている僧侶の司祭ぐらいいてもおかしくないのかもしれないんだよね。
サンガの町の規模で町に蘇生できる人は居なかったらしいけど、ここは寺院が町の近くにあるから最悪寺院に運べば良いのだし。
さっきの兵士達みたいにあっさりと即死させる方が、やられる側としては慈悲深いのかもしれない。
自警団の団長みたいにボコボコにして生かして放置するのは、わざと痛みに苦しむ様にとのジョーイさん流のオシオキだったに違いない。
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