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第百九十三話 本番その二
「コンディションの為にもね」
「わかったわ。それじゃあ」
「今日は私がメインで作るから」
「そのパスタね」
「そう。作るから」
 こう姉に話す。
「もうお湯の用意はしてあるから」
「ソースはどうするの?」
「トマトと大蒜と」
 パスタ、いやイタリアをルーツとする料理とは切っても切れないものである。これにチーズとアボガドも加わる。トマトにチーズ、それとアボガドでイタリアの国旗の色になる。
「それとセロリとマッシュルームを使うから」
「オリーブオイルはたっぷりね」
「それは欠かせないわ」
 それについては絶対だというのだった。オリーブも欠かせないのだ。
「だからね」
「わかったわ。それじゃあ」
「姉さんは野菜を切っていってね」
「ええ」
 妹の言葉にこくりと頷く。
「わかったわ」
「大蒜はたっぷりと入れるから」
「チーズは?」
「粉チーズがあるわ」
 そちらだというのだった。
「できてからかけましょう」
「ええ、わかったわ」
「それと」
「それと?」
「野菜はかなり買ったからそれでサラダも作りましょう」
 全てを使うのだというのだ。抜かりはなかった。
「それでどうかしら」
「いいわね。何か完璧ね」
「それで今日はパンよ」
 パスタといえば主食はこれであった。連合では米もパンもどちらも食べられる。なお米で作られたパンも存在しているのである。
「それでいいかしら」
「デザートは?」
「ケーキよ」
 デザートはそれだった。
「ラディッシュのケーキよ」
「人参なのね」
「身体にいいから」
 デザートに関しても健康に気を使っているのだった。
「それと豆乳を使ってね」
「ここでも豆乳なのね」
「大豆はやっぱり身体にいいから」
 それが念頭にあるのだった。それはその通りだった。だが明香はとにかく野菜と大豆を話に出す。それを彰子も言うのであった。
「最近明香って」
「どうしたの?」
「豆乳に凝ってない?」
 こう言うのであった。
「あとお野菜と」
「血が奇麗になるし」
「血ね」
「淡白質としてもいいし」
 これは昔から言われていることである。大豆は確かに身体にいいのである。食べていて悪いということは全くないものなのである。
「だからなの」
「植物性淡白質ね」
「それとお野菜があったら」
 そして次はこれであった。
「もうそれだけでいけるから」
「成程ね」
「どうかしら、それで」
 あらためて姉に問うてきた。
「それで」
「いいと思うわ。それじゃあね」
「ええ。それじゃあ」
「お風呂からあがったら作って食べよう」
 姉と一緒に作ってであった。これはいつものことだ。
「それでね」
「わかったわ。それじゃあね」
「食べて。それで」
 その言葉を続けていく。
「後はね」
「ぐっすりと寝てね」
「舞台にね」
 風呂場の中で一緒に湯舟につかりながらそんな話をするのだった。和風のその風呂場の中で二人はくつろいだ。そしてであった。
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