第百七十六話 相変わらずの二人その一
相変わらずの二人
「そうか、いつも通りか」
「はい、そうです」
「全く以ってです」
秘密の作戦室において。ロシュフォール先生は風紀部員達の話を聞いていた。そうしてそのうえで目を閉じて瞑目するような顔になっていた。
「困ったことだな」
「何をしても変わりません」
「全くです」
報告をする風紀部員達は直立不動で述べていく。
「あの変わらなさはです」
「恐ろしいまでです」
「そうだな」
ここで先生の目が開いた。
「わかっていても呆れることだ」
「それで先生」
「どうしましょうか」
ここで風紀部員達は彼に問うてきた。
「これ以上隔離していてもです」
「何の効果もないと思われますが」
「それはわかっている」
先生は自分の椅子に座ったまま冷静に述べた。
「それもだ」
「ではここは」
「釈放ですね」
「丁度隔離する時間のリミットだ」
それも理由だというのである。
「釈放してやれ」
「はい、それでは」
「今から」
「しかし。あの二人はだ」
先生の呆れた言葉はさらに出された。
「これで何度目だったか」
「隔離されたことでしょうか」
「そうだ。何度目だったか」
彼は言うのだった。
「あの二人を隔離したのは」
「わかりません」
「いつものことですから」
彼等もこう答えるしかなかった。
「とにかく毎度毎度問題を起こしますから」
「ですから」
「どうしたものかな」
それを聞いて静かに言う先生だった。今度はそうなるのだった。
「処置なしか」
「だからといって悪人ではありませんし」
「騒動は起こしてもです」
風紀部員達もそれを言うのだった。
「退学になるようなこともしませんし」
「ただのお騒がせ人物というだけで」
「ではこれからも同じだな」
先生はここまで話を聞いて述べたのだった。
「それは」
「はい、何かあれば隔離して」
「それでやっていくしかありません」
風紀部員達も投げやりであった。
「ここはです」
「仕方ありません」
「わかった。ではそうしていこう」
先生もここで決断を下した。
「これからもな」
「はい、それでは」
「その様に」
そんな話をしてからだった。テンボとジャッキーは釈放された。しかし二人はその中においても一向に静かにはなっていなかった。
「だから俺はスルメシュを追っていたんだ!」
「ショッカーをだ!」
「ああ、わかったわかった」
「それはな」
白衣の風紀部員達はそんな彼等の相手をしながらうんざりとしていた。
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