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チート、中二がダメな人は見ないでください
第0章 第四話 敗北
少し前にもどる。
「黒さん、なら、近くに行ったほうが良いんじゃないですか?そうすれば、傷も癒したりできますし……」
黒に対し、レイシェンが言った。
「だから、荷物なんだよ。特に、ここにあいつの命を狙ってくるような奴にはな!」
黒は、怒ったような口調で言った。
でも…

ドン

大きな音がこの場所まで響いた。
「すいません。でも、ここにいるだけなんて無理です!」
レイシェンは、黒と白にそう言い残し部屋から出た。
「ですって、どうするの?」
白は、黒をクスクスと笑いながら挑発した。
「クソ、仕方ない。あいつを護るのが私らの仕事だ!」
そう言うと、黒も部屋を飛び出す。白もその後に続いた。

少しして、黒は、レイシェンに追いついた。
「いやです!戻りません!」
レイシェンは、黒が何も言う前に拒絶した。
「話を聞け!お前何か使えるか武器!」
レイシェンは驚いた。そして、言った。
「え、えっと、弓と魔法なら…でも、連れ戻しに来たんじゃ……」
レイシェンの問いに追いついた白が答えた。
「それはね、私たちの仕事は、あなたを護ること、場所は指定されてない。なら、どこで護ってもいいでしょ?」
あはは、レイシェンは苦笑いをした。
「弓はあった。これを使え!」
黒は、レイシェンに弓を投げ渡した。
「これは?」
レイシェンは、黒に聞いた。
「前にあいつを殺しに来た奴が使ってたものさ!取っといて良かった!」
黒の答えに驚いた。
「こんなことが、よくあったんですか?」
その問いに白が割り込んで答えた。
「ええ、あなたが来る前は頻繁にあったわ!今はあまり無いけど、これは、あなたのとき以来ね!」
その答えを聞いた後、三人は木々の中を黙々と走った。

木々を抜けて開けた場所に出た.
そこには、首に刀を突きつけられたロイドの姿があった。
「くそ、私は先に行くぞ!」
黒がそう言うと、影から鎌を取り出した。
「なら、私が援護します!」
そう言うと、レイシェンは、刀の男に矢を放った。

「ほう、狙撃か!だが、その程度意味は無い!」
矢を訳もなくかわして男は、言い放った。
「訳も無いですって!いいえ、これでいいの!」
そう、レイシェンが言い放っている間に、黒がロイドと男の間に、白はレイシェンの前に立った。
「なんで来た…なんで来たんだ!」
ロイドは、片腕を庇いながら言った。
「うるさい!あんた、私になんて言った!あいつを護れだ!何かを間違っているか!」
黒はロイドに掴みかかった。
「そこまで言うならそんな無様な姿を晒すな!」
ロイドは、黒の手をはらった。
「手を貸せ、黒!白!」
その言葉とともに、黒と白は、刀になった。

「さあ、仕切り直しといこうじゃないか!」
ロイドの手には、漆黒の闇のように黒い刀と、一片の穢れなき光のように白い刀を手にし、構えた。

「そうか….…」

男は、そう言った。
まだ、名乗っておらんかったな。わしは、グレイ サーチェス、剣帝じゃ…
そう言うと、いきなり長刀を抜いた。抜刀術や、力押しではなく、純粋に剣技で真っ向から勝負しようというのだ。ロイドは、それに答えた。たぶん、次の一手が限界だと悟ったからだ。

数分の時が流れる。
一枚の葉が地面に落ちたのが合図となった。

そこに立っていたのは、剣帝だけだった。
ロイドは、薄れ行く意識の中でレイシェンが必死に自分を呼んでいる声を聞いた気がした。

やはり、第0章を先に終わらせる事にしました。
次は、7日に、外伝を更新して、回想を終了させるつもりです。
できれば、感想を頂けたらなと思います。

現段階で、ヒロイン候補を第一章で、投入予定です。

では、また!
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