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第0章 第三話 決着
ロイドは、一気に男との距離を縮めた。
縮めたはずだった。
だが、男は、その場所にはいなかった。ロイドは辺りを見回した。
とっさに、後ろへ跳んだ。上、そこだけが自分にとっての死角になっていた。故に最も安全だろう方向へ逃げたのだ。
男は、やはり上から移動した際の、死角を突いてきたのだ。
ドスン!
ものすごい音が鳴り響いた。大地が震えた。
冷や汗が出た。あんのものを受けたら、力押しでもっていかれる。一旦、なにか策を練るべきだ。そう考えをまとめた。
「ほぉ、とっさに気付いてよけるか!怖気づいたのか、逃げるなら別に良い。」
男がそう言った。全く驚く様子でもなくただ、たんたんと言うだけだった。こちらを怒らせて、思考を鈍らせようとしているのだと判断した。
「残念だったな。そんな口車に乗るつもりはない。あんたの目的は知ったことない。そっちこそ、そんな攻撃あてられるのか!」
ならばと思い、逆に挑発をすることにした。あいてからなにか情報を探り出して、なにか打開策を見出せるかもしれない。そう考えた。
「ほぉ、逆に挑発してくるか」
男は、全く心を乱す気配はない。
すぐに、別な手を考え始めた。だが、相手はその暇を与えなかった。とっさに体を反らした。
ビュッ
鼻先を刀が通り過ぎる。
レベルが違いすぎる。勝てない。そう頭によぎる。
「ふん、この程度か…カミーラが遺したものは!」
男は、そう言った。
「あの人を知っている!」
ロイドは、聞き返した。
勝てれば話してやらんでもない…
男は、そう言うと刀を鞘に戻した。わたしは、何かを大技がくる!そう判断した。そして、回避するために、下がろうとした。
バキッ
「なんと、避けよったか!抜刀術を!」
男は、驚いていた。しかし、実際はつまずいて後ろに倒れた、唯それだけだ。
真正面からだと力押し、だが、回避しながら近付くのも不可能、無理だ、勝てない。
「なんじゃ、もう諦めおるのか?」
そう、勝ち目はない。しかし、負けない戦いならできるかもしれない。
抜刀術の斬撃を見切る事が出来たなら、あるいは……
賭けになる。部の悪い賭け、だが、0じゃない。そこで、ロイドは、覚悟を決めた。
得物を変えて突撃した。
「とち狂いおったか!」
男は、言い放つ。そして、斬撃が来る。
今だ!
ガキン!
斬撃を反らした。ギリギリだ。柄の近くを狙っていた。
成功した。
なんとか、接近できた。ここからは、気力、集中、そして、心理の戦いだ。
切れたほうの負け
ナイフvs長刀だからこそできる、遠心力という強みを封じる闘い方だ。
だが、さすがに長くは続かなかった。
数合、打ち合って手の感覚がイカレていた。握力がない。ナイフが手から落ちたのが分かった。そして、長刀は、自分の喉元にあるのが感じられた。
ようやく、一章のおおまかな流れが決まりました。
まあ、流れだけなんで、そこへとつなげる為に日常を入れていこうと思います。
ただ、レイシェンは、ヒロインになるのかは未定です。
一章、二章で、ヒロインを決めたいなと思います。
私の構想では、ヒロインではなく、友人で終わりそうなんですが…
では、また
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