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第2章 魔女の覚醒 第五部 白き獣 第四話 レン
フェルスが翼を羽ばたかせ、馬車まで飛んだ…
「あれ何んなんだ?」
ロイドが言った
「だな…あれをどうにかしないと森に入れそうにないようだし……」
フェルスが同意する
リリアが言った
「あのお二人とも!大丈夫ですか!」
フェルスが頷く
「別に問題はない」
マリマリとフィンが集まり話をする
「どうする?これから?」
フィンが言った
「ワタシ トシテハ マズ ジョウホウガ ホシイ」
マリマリがフィンに答える
リリア?がそれに付け足す
「確かこの辺りにエルフの集落があったはずじゃ!」
フェルスは、フィンを見て尋ねる
「あるの?この辺りに?」
フィンは、目を逸らしながら言う
「あるにはあるが…」
先程、助けた少女が言った
「あの!何があの場であったか知っているんですか?」
リリア?が少女に答える
「分からんが、何らかの大魔法に分類される物を使ったのだろう…カローナの様子がおかしかったのはその所為じゃろうし…」
少女は下を向き呟いた
「なら、魔法が解けたらまた、元に戻るんですか?」
マリマリが答えた
「ソレハ チガウ モトニハ モドラナイ イチジハッセイ デハナク アナタハ ニジハッセイ ダカラ」
マリマリの言葉にロイドが尋ねる
「一次発生と二次発生ってなんだ?」
リリア?が解説する
「つまり、Aという魔法は、Aを目的にしている…そこで起こるのが一次発生でこれは魔法が解けたら元に戻る!だが、A以外の現象を伴う事がある…これが二次発生であり、魔法が解けても元に戻らない…なぜなら、A以外にも干渉しあっており、完全に自立している場合、その現象を壊さない限り続く」
ミンファが言った
「あの!早くしないと、夜になりますよ…」
全員、馬車に乗り込みエルフの集落に向かった

ラズナ 宿屋

集落に着いた時既に日が暮れており、族長に会うのは翌日になった
宿屋の近くの酒場に集まって話をする
「そういえば、名前聞いてないわね!」
フェルスが少女に尋ねる
少女は、俯き謝る
「ごめんなさい…私は、生まれたばかりだから、名前ない…」
フィンとマリマリが冷たい視線をフェルスに送る
ロイドが言った
「所詮、名前なんて記号だ…なら、お前が名乗りたいように名乗れ…」
少女が泣きながらロイドを見る
「名前が記号?でも、名前が無ければいないのと同じ…」
ロイドが少女に返す
「めんどくさい…なら、レンとか、アリスとか、適当に名乗れ」
ミンファとフェルスがロイドの肩を突いて言った
「あの、流石に安易すぎませんか?」
「そうだ、名前は一生物だ!もっと真剣に考えろ!」
だが、少女は違ったようだ
少女は、泣き止みロイドを見て喜びながら言った
「私、レン!レン!」
こうして、少女にレンという名前がついた
レンにフィンは尋ねた
「お前は何なんだ?」
レンが答える
「花だったか、木だったか…分かりません…」
フィンは返答に困った
リリア?が代わりに返答する
「確かに、お前は植物かもしれない…」
レンは、俯く
リリア?の言葉をリリアが続けた
「でも、お前は人と同じ様に考えて行動します!なら、人と同じですよ!」
レンがリリアに抱きつく
「リリア大好き!」
その様子を見ながら、フェルスが真剣にレンに尋ねる
「お前がそうなる前に何があの場所で行われていたか分かるか?」
レンが答える
「森の木が切り倒されて主様が怒ってた…
でも、光が周りを包んで起きたら主様が…」
ロイドがまとめる
「つまり、あいつがあの森の主で、あれが操られてるのか?」
リリア?が机を叩く
「ありえん!そんな事!できるはずがない!あの者は精霊の一種だぞ!」
その言葉にフェルスは驚く
「それは、事実か?」
レンが頷く
「はい、主様は、精霊です」
マリマリが呟く
「セイレイ アヤツレル ナラ リュウ ヤ セイレイノジョウイ モ アヤツレル」
マリマリの言葉に一同は頭を抱える
それほどまでに、今回の事件は深刻だった

それから、一言も会話する事無く、一同は食事し床に着いた
感想待ってます
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