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第2章 魔女の覚醒 第一部 幻想の霧の中で 第二話 円卓会
円卓会、それは、冠位を持つ者のみが入る事を許された会合であり、ヴァルシアの賢者に次ぐ意思決定機関である。

事の始まりは、一ヶ月前に遡る。
最初の被害者の発覚、そして、行方不明
それが、何件も続いていた。だから、円卓会の連中は街を警戒していた。
だが、嘲笑うかのように事件が始めて昼に起こった。
丁度、シアに連れられて街に買い物に来ていた俺達は、それに巻き込まれた。
霧の中で俺は、シアを助け出した。
霧には、魔法がかかっていたらしいが、俺には効果がなかった。
だから、捜査の手伝いをさせられる事になった。
ついでに、ゴートに魔法を教えてもらっている。
そこで判明したのは、光と闇の相反する二属性を持つ事だった。
そのせいで、ライラの秘書じみた仕事をやらされるハメになったのだ。

「どうかしたのか!早く状況を説明しろ!」
うざい、真にうざい、帰りたい。そんな事は口が裂けても言えない。
「わかってます。現状において、あなた達が情報開示を渋っているおかげで被害者は増える一方です。」
ライラは、唖然としていた。まさか、皮肉るのではなく、完全に貶しにきたのだ。
「頭の硬い脳無しの老害どものせいで、こっちは調べれば早い事も、時間がかかる。あんたらは、今回の件をさほど、重く考えてないようですね。そんなに、自分の身がかわいいですか!
いい加減にしろ!」
貶すだけ貶すと、足早に会議を抜けた。

「なんだ、奴は!自分の立場を分っているのか!」
何人かが、その様な事を口にする。
だが、ライラを含めた数人は現状において,彼の考えには一理あると考えている。

どうしても、自己の研究の成果を開示したがらない研究職の人々
長命な種族が多いいため、格式などを重視し、迅速に動けない人々

この様な問題を抱えているため、若い人材に世代交代させていって実力主義に移行したいのが現状だった。
その面から言えば,ゴートやアドミットは評価しているし、変人だがカルティスも評価している。だが、現状では私とこの三人しか、実力を認められる者はいない。後は、家柄や研究成果などで、実践など怪しい。
家柄といえば、アタラクシア家が、前回のアーリアとの同盟のさい、こちらについてくれたのは大きかった。だが、あの家の娘は現在アーリアに友好の証として、滞在しているのが残念だ。まあ、何人か生徒の中に目星はつけているので、最悪その子達を入れると言う手もある。
そんな事をこの無駄な会議の中でライラは考えていた。

シンシアの家

「ただいま」
ロイドがシアの家に入る時は必ず言う様にしていた。
「お帰りなさい」
シアもそれに答える。
「おかえり!」
シアの妹のリリアも答えた
もともとは、二人とも名のある名家の生まれだったがシアが魔女だと発覚し今では、二人になってしまったそうだ。
「ご飯にします?それとも、お風呂?」
完全に夫婦みたいになっている。ただ、お互いこれじゃあダメなのは、分っている。
シアは、家族が欲しい、ロイドは、居場所
ただ、それだけ…そんな関係なのだった。
「ご飯にします。ただ、また出るので、軽く…」
何時もの応対
「えー!一緒に寝よう!」
なぜか、ロイドは、リリアに好かれていた。
「だめよ!ロイドさんは、忙しいんだから困らせちゃあ!」
こんな会話にも互いの歪な関係が出てしまう。

軽く食事を済ませると、いつもの服に着替える。
「行くんですか?」
シアは、ロイドに尋ねる。
ロイドは、頷き扉に手をかけた。
シアが肩を叩く
だが、何をするでもなく見つめていた

少し時間が経つ
何も言わずに部屋へと戻るシアの後ろ姿を見ていた。
「お暑いわね」
ライラが使い魔の視界を使い見ていたのだ。
それを無視して、言った。
見回りを、開始する。

月夜の街の屋根を飛び廻っていた。

「私がその黒コートを捕まえて見せます!」
ライラの孫娘である彼女は幼くして氷の二つ名を持っていた。将来は、冠位を持つのは、確定しているとまで言われている。
そんな、彼女は学院での噂である、黒コートを捕まえるのは、私だと生き込んでいたのだ!

辺りには霧が出てきた。

(あっちだ!)
黒がロイドに念話を送る
ロイドは、走り出した。
「何でわかるの!」
ライラが尋ねる。だが、ロイドは答えなかった
簡単だ。夜は闇が支配する。属性が闇を表す黒にとって造作無い事だった。
霧の発生している場所に降り立つ。
いきなり、氷が飛んできた。

「あなたが黒コートですね。あなたを拘束します。」
その言葉を無視して手刀で眠らせると、霧の中を見た。
ある事に気付いた。
「空間系の魔法だ!」
鳥が追いつく。ライラがさっきの言葉について尋ねた
「どういう事よ!」
ロイドは、答える
「だから、帰って来ない!二つの場所に転送する、起点と終点を結ぶゲート、二つの異なる場所が繋がっているなら、その場所に被害者達がいる!ならば、霧が発生しているのは、繋がっているどちらかから発生しているはずだ。そこに犯人もいるはずだが……」
そこで、言葉を止める

「いまは、ここまでだ!逃げるぞ!」
ロイドは、考えるのをやめた。
そして、霧から伸びる手を振り払うと、レイクを抱き抱えるその場所から姿を消した。

こうして、霧との真夜中の追いかけっこの幕が開けた。
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本当に読んでる人がいるのか最近疑問に思います
なんか、反応無いし、やっぱり自分には早過ぎたかなぁと思い始めました、
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