鏡の魔性(前編)
零章 割れた鏡
深夜の小等部。水道の鏡。ピチャッピチャッと、水道の蛇口から水が漏れる。警備員のは、懐中電灯を置き、手を洗った。すると。
「さぁ、遊びましょう。」
と、鏡の中から真っ白な細い女性らしき手が出て、警備員の頭を掴み、鏡の中へと引きずり込まれた。
一章 鏡の中のアリス
次の日。梓たちは、小等部の警備員失踪事件を聞いた。そして、懐中電灯の落ちていた水道の鏡に血文字で。
「一人、捕まえた。」
と、書いてあったらしい。この事件に乗り出したのは、梓と尚希とあやこだけだった。輝と祈は、他の仕事でいないため、三人でやることになった。
「ん〜今回は、鏡が関係しているみたいだね。」
「・・・・あのさ、梓、あやこさん。」
「何?」
「どうしたの、尚希?」
「今までの事件を振り返ってにたんだが、全部、童話絡みの事件なんだよ。」
「童話?・・・・鏡の登場する童話か・・・・白雪姫?」
「・・・・あ!鏡の国のアリス!」
「なるほど!アリスね・・・。」
「よし。解決に一歩近づいたぞ。」
その頃。鏡の中で、頭を釘うちにされた警備員が転がっていた。その横に座り込む青いエプロンドレスの金髪の少女が首だけのウサギのぬいぐるみを撫でる。
「さぁ。次は、どんな子と遊ぼうかな?」
と、呟く。
二章 アリスの涙
その頃、輝と祈は、鏡の中に吸い込まれるとこを見た人の証言を聞いていた。
「輝。これって・・・・・」
「あぁ。どうやら、一例の事件の犯人は同一人物らしいな。そして、その中心は・・・」
聖羅学園の鏡
つづく |