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おんなの子の「けんけん」

作者:ボロズ
あるところに、とてもとても大きな池がありました。

その池には石がありました。

その石は大きなものから、小さなものまで、いろいろな大きさがありました。

その池にはあるうわさが、みんなに伝わっていました。

すこし時間がたつと、大きな石が、大きくなったり、小さくなっていたり、さらにはなく

なってしまうこともあるというのです

小さい石も同じように…。


そこで近くのおんなの子がそのうわさをたしかめに行きました。

その池はおんなの子が見ても大きいと思いました。

おんなの子はうわさをたしかめるために、もっと近くに行きました。

しかし、おんなの子ははじめてきたので石の大きさは分かりません。

それでもおんなの子はうわさをたしかめようと石にのることにしました。

石をもっと近くと見ると、よくわかると思ったからです。

池にある石にのることはそこまでむずかしいことではありませんでしたが、おんなの子は

ただ石にのるだけではたのしくないので、なにかあそびにしてみようとかんがえました。

おんなの子はすこしかんがえていましたが、あるあそびを思い出しました。

それは「けんけん」です。

いつものけんけんとはすこしちがいますが、おんなのこはきにせず、石にのりました。

その石はすごく大きく、おんなの子のからだよりももっと大きかったのです。

その石はたいへんしっかりしており、おんなの子がのってもぴくりともうごきません。

その石のさきに、すごく小さな石がありました。

おんなの子にはすこしちいさな石ではありましたが、おんなの子はあそびにたのしくなっ

てきたのか、石の大きさはきにしません。

おんなの子がのるとその石は大きくゆれてしまい、石のはんぶんがぬれてしまいました。

そのとき、とおくの石にひかっているのがみえました。

おんなの子はおもわず走って、つぎつぎとちがう石をふんで、ひかっている石をめざしま

した。

ふまれた石は大きくゆれたり、水にぬれてしまいました。

そして、おんなの子はその石にたどりつきました。

その石をちかくでみてみると、なにやら火がでているのがわかりました。

おんなの子は石の火をけそうと池の水をかけましたが、その火はきえることはありませ

ん。

空をみるともうくらくなっているのがわかりました。

おんなの子はかえることにしました。


1しゅうかんがたち、おんなの子はまた、その池にやってきました。

あの「けんけん」をするためです。

おんなの子はまず、1しゅうかんまえとおなじように大きな石にのりました。

しかし、ゆれてしまいました。

そのとき、おんなの子はうわさがほんとうだとおもいました。

そのさきにみえる小さな石もぬれたままでした。

そこでまえに見た火が出ている石があるかとずっとさがしてみましたが、石があるはずの

ところに石はありませんでした。

どうしても見つけたかったおんなの子はいっしょうけんめいにさがしましたが、けっきょ

く、その石はみつからず、

「なにやっているの?そんなところにいるとあぶないわよ。」

そういわれて、おんなの子はしかたなくかえりました。

おんなの子がかえったあと、しばらくしてべつの小さな石に火がつき、やがて消えてしま

いました。

おんなの子はそれからいちどもこの池にくることはありませんでした。

そして、つぎつぎと石に火がつき、小さな石とおなじように消えてしまいました。

池には石がなくなり、やがて、くろいあめが降ってきました…。

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