何とか年内に書き上げました。
どうせ何時ものごとく改訂しまくるだろうけどね!
序でに言えば、投稿は年越しだよ!
第五十一話 ネタらしいネタが無いからキンクリして一気に原作開始ちょっと前まで飛ばしてみた 後悔は(ry
~ある日の一コマ~
アリスと村紗の冷戦状態は、長期間続くとされた予想と違い僅か数日で和解が成立した。
おかげで俺は我が家で久しぶりの平和なひと時を味わう事が出来た。
また、アリスの魔界で学んだ魔法とヴラドのマッド知識の産物のおかげで新築屋敷の防御・隠密結界も予定よりも強固なものが完成したのも嬉しい誤算だ。
ただ、結界作成中にアリスが「絶対にあのババアだけにはここが気付かれないように念入りに創ってやるわ!!」と息巻いてたの気になって仕方が無かった。
どうもアリスは紫への対抗心というか敵愾心が強すぎる気があるんだよな…。
このままアリスが敵愾心を持ち続けた場合、下手したら永夜抄で鉢合わせしたらそのまま大規模戦争に発展するくらい険悪な間柄になりかねない。
そのためにも、どこかでアリスと紫が和解出来るよう舞台を整えておく必要があるな…。
まぁそんな話は置いておこう。 正直今はそれどころではないのだ。
何せ、錨を俺の首筋に据え付けた状態で俺を睨み続ける目の前の羅刹…もとい村紗をどうにかしなければ、不死の体とか関係無しに俺の命は風前の灯となるだろう。
それにしても、一体俺が何をしたって言うのだろうか?
原作が始まるまでの100年ほどの期間俺は村紗達と共に平和で爛れた生活を送ってi「そんなわけないでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ぶへらっ!?」
「信孝! あんたがこの100年でやってきた所業の何処に平和の要素があるって言うのよ!?」
「あん!? 誰がどう見ても満場一致で平和だと断言できる「嘘だッ!!!!」oh…」
折角俺が穏便に話を進めようとしたのに、村紗に妨害された上平和に過ごそうとした俺の努力を嘘と断じるとは全くもって心外だ。
「信孝とヴラドのせいで私がどれだけ酷い目に遭ったと思ってるのよ…!?」
「え…? だって俺今回の100年間決して名前を出さないよう細心の注意を払って買い出しとかしてたんだぞ?」
「…確かに、信孝の名前は表どころか裏の世界にも全く流れた形跡はなかったわ」
そこで村紗は一呼吸置き、「だけど」と言葉を紡いだ。
「よ・り・に・も・よ・っ・て! 難波大輔《なんばだいすけ》と名乗って昭和天皇を襲撃したり、連合赤軍総帥と名乗ってあちこちでテロ事件を起こしたのは何処の誰だったかしらぁ!?」
「…それは全部あのバカの仕業です! 俺はそんなテロ団体に加担してない!」
「あら? 往生際が悪いわよ信孝?」
「…モウシワケゴザイマセンデシタムラササマ。 ダカラクビスジニツキツケテルイカリヲドケテクダサイ」
「何言ってるかよく分からないわ信孝。 そ・れ・に! 謝るなら偶々山口県から就職活動で上京して偶然通りかかっただけなのに、2人の身代わりで逮捕された上に何も知らないまま大逆罪で処刑された難波大輔さん(本物)に懺悔しながら死になさい!!」
「結局処刑する気か!? 処刑ならあのクソ野郎の仕業だからあいつだけにしてkぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!」
「…ん?」
「どうしたべ与作?」
「今誰かの悲鳴が聞こえたと思ったんじゃが… おんしは聞こえんかったか六郎?」
「…どうせ村紗の嬢ちゃんが信孝君を叩きのめしたんでね?」
「…それならいつものことじゃな」
「んだんだ。 それよりさっさと田植えをするべよ」
…拝啓、今は亡きおっちゃんたちへ
幻想郷は今日も俺以外平和に過ごしています。
第五十一話 ネタらしいネタが無いからキンクリして一気に原作開始前まで飛ばしてみた 後悔は(ry
1990年 幻想郷鬼門付近のとある山腹
文明開化の明治、民主主義の熱気が起こった大正、激動の時代の昭和が過ぎ、気が付いたら前世の俺が過ごした平成の世に突入していた。
原作が始まる時期が近付いてきたため俺も少しずつ裏工作を始めようとした時、ある問題に直面ししまった。 それは……、
「ねえ信孝、これから私の屋敷に来ないかしら? あそこは今まで誰にも侵入されたことがないから、めくるめく《検閲により削除》の世界に漬かれるわよ?」
「あら? そんな見た目以外時が経ち過ぎて腐敗したババアを抱くより、私の方が瑞々しいということを知らないのかしらこの腐れババア? 1300年以上生きた信孝よりも2回り以上年増のババアはさっさと隠居して尼にでもなりなさいな」
「…今日こそ塵一つ残さず消し飛ばしてあげるわロリ婆」
「…私が婆ならあなたはどう表現すればいいのかしら? そうね…、『【紫】(名詞)意味:自分と比べ遥かに年上の女性に対する呼称。 【備考】この名詞で呼称された人物は語源である八雲紫1名のみのため、彼女の固有名詞としても扱われる』とでもしましょうか…」
「…コロス!!」
出会う度に紫に対する悪口が進化するアリスの暴言に耐えかねた紫が、幻想郷内で決戦をおっ始めるようになってしまったことである。
…幾らなんでも紫を新たに意訳するのは不味いと思うぞ?
おかげで紅魔館組が、下手に騒動に巻き込まれると大損害を受ける可能性を懸念して幻想郷移転を延期となってしまい、吸血鬼事変自体がどうなるか全く予想がつかなくなったのだ。
最も、既にもう一つ紅魔郷の重要なフラグをへし折っているんだが、それはまぁ次の話で語ると思うから「乞うご期待!」ってことで…
「…またやってるのねあの2人」
「…ホント懲りないよなお互い」
「(モキュモキュ)」
「父上も母上も止めて下さい!」
まだまだ青いな信章よ…。 ルーミアみたいに既に自分の世界に入るくらいしないとこの先やっていけないぞ…?
「はぁ……はぁ……!! そろそろ……はぁ……終わらせま……しょうか…、この…永き……はぁ……戦いを…」
「ふぅっ…! そうね! 終わりにしましょう!!」
おっ、どうやらそろそろ終わりそうだな。
いつも通りならアリスの「輪廻の西蔵人形」と紫の「弾幕結界」が出て相討ちで終わるが、今回もそうなるかな?
…そう思っていた時もありました。
「墜ちなさいババア! 首吊り蓬莱人形!」
「返り討ちにしてやるわ! 八雲藍!」
「…へ? 一体何がおk『轟ッ!!』いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
藍を呼びだしたは良いが、藍は何も出来ずに光の奔流に呑まれ、そのままどこかへ吹き飛ばされてしまった。
一瞬しか姿を見ていないが、エプロン姿だったということから恐らく藍は夕飯の支度の最中にいきなり呼びだされたのだろう。
何でこのタイミングで藍を呼んだんだ紫?
それに、藍のことを「肉の楯」呼ばわりとか幾らなんでも酷すぎやしないか…?
「…藍さんには申し訳ないことをしたけど、これでチェックメイトね。 覚悟は良いかしらこの腐れババア? ということで消えなさい」
力を使い果たしたのか蹲る紫に最後通牒を突きつけ、アリスは「お前どこにそんな力を残していやがった!?」と思えるほどの魔力を一瞬で練り上げた。 そして…、
「…と思ったけど、ここで消してもまたすぐに戻ってきそうだから少し趣向を変えるわ」
何を考えたのか、アリスは自分の左手に持っていた魔導書(旧作のロリスが持っていたアレ)を紫の頭の上に置いた。
次の瞬間、魔導書の中から無数の鎖が伸びて紫の全身を拘束し、紫の全身を縛り上げた瞬間鎖と魔導書は搔き消えてしまった。
「…一体何をしたんだアリス?」
「このババアが信孝一家及び家周辺に近づくことを禁止する呪いを掛けただけよ。 いい加減邪魔臭くなってきたからね」
…どうやらアリスは紫に対しかなりご立腹のようだ。 まぁ、昔から色々あったからなこの2人…
どうやらこの2人には「喧嘩するほど仲がいい」ではなくむしろ「同族嫌悪」と言った方が近い間柄みたいだな。
「幻想郷から消え去りなさい、八雲紫。 貴方の後は藍さんが大過なく治めてくれるから安心しなさいな。 デジョン!!」
たった一言、魔法名を唱えただけで目の前にいた筈の紫が忽然と姿を消した。
…何時の間に❍ァイナル❍ァンタジーの魔法唱えられるようになったんだアリス…?
「紫を何処にやったんだアリス?」
「私たち魔界の住人でも禁忌の場所といわれる魔界の奥底よ。 いくら境界を操れると言ってもあそこを抜けようと思うなら早くて5年近くかかると思うわ。 それに、ここ数十年幻想郷の経営の大部分は藍さんがやっててババアは寝てるだけなんだから、いてもいなくても関係ないでしょう?」
「…否定できないけどその扱いはひどくね?」
確かに1年の内8ヶ月位惰眠を貪っている紫だけど、活動してる4ヶ月は以外と真面目に仕事していることを知らないのか…?
その間の仕事(主に鬼門に群がる藍クラスかそれより上の侵入者の相手や外の世界の有力者との対談)はまだ藍に任せるには時期尚早と判断しているから流石に藍一人では厳しいだろう。
侵入者相手は幽香に任せることが出来れば話は早いのだが、幽香は人の指図を受けることを極端に嫌うから幽香が戦いたいと思うまで待たなければならないというデメリットがあるし、対談に至っては藍以外に適性がありそうなのがマッドしかいないという絶望的な状況なのだ。
改めて思い返してみると、紫は普段グータラだけと偶に活動するときは殆どが極めて重要な事項だったりするのだ。
そのことを話すと、事態を把握したアリスは顔を青褪めて狼狽えはじめた。
「…え゛!? あのババアってそんなに仕事してたの!?」
「ああ。 その様子だとやっぱり知らなかったんだな。」
「聞いてないわよそんなこと! そんな重要な役割合ったって知ってたら私ももっと別の方法使ってたわよ!!」
「いや、あの状況で真実を話しても聞き入れること出来たk「無理よ!!」ですよねー」
まぁ、これは言わなくても分かりきってたことだ。
とりあえず、結界管理は藍と博麗の巫女、侵入者対策は幽香に頼み込んで、対外交渉は俺とヴラドでやるとするか。
「それじゃあアリス、俺は今から幽香の家と博麗神社に行ってくるから付いて来るか?」
「…ええ、そうさせてもらうわ。 なんだかこのまま信孝を一人にしたらいけない気がするから…」
「何だそりゃ? 占いでも始めたのかアリス? それともまた勘か?」
「ただの勘よ。 でも、なんだか博麗神社に敵がいるような気がしてならないの…」
「…まさか既に博麗神社に攻め込まれているのか!? だったら急がねえと不味いぞ!!」
「ちょっと信孝!? 敵ってのはそういう意味じゃないのよ! ってもういないし…」
アリスの勘はよく当たることを経験から知っている俺は、博麗神社が何者かの襲撃を受けている可能性に思い至ると即座に博麗神社に向かった。
~数刻後 博麗神社境内~
「…良かった。 どうやら……ハァ……間に合ったみたいだな」
息を荒げながら辿り着いた先に見た光景は、いつもと変わらぬ参拝客の気配が欠片もない博麗神社の姿だった。
どうやら博麗神社は平常運転みたいだな。 人気がないことはいつものことだから関係ないし…。
「あら? 参拝客かと思ったら信孝さんじゃない。 一体どうしたのかしら?」
…訂正、どうやらここの巫女は相変わらず社殿の中で緑茶を啜りながらこちらを見ていた。
「…相変わらずマイペースな奴だな霊華《れいか》かよ。 そんなんじゃ娘の情操教育に悪いぞ?」
「あら、昔からよく言うじゃない。 『獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす』ってね♪」
「…オーケイ今分かった。 霊華は”博麗の巫女”としては文句なしに優秀だが、親としては落第忍者クラスだ。 そもそもその言葉を使う場面を履き違えてるぞ?」
「細かいこと気にしたら博麗の巫女なんてやってれないわよ?」
「ダメだこいつ早く何とかしないと…」
この駄目巫女……もとい博麗霊華《はくれいれいか》は、明治時代に始まった初代から数えて八代目の”博麗の巫女”である。 最も、人里の人達からは本名で呼ばれず”博麗の巫女さん”と呼ばれているらしいが…。
最近娘を生んだらしく、名前を「霊夢」と名付けたそうだ。
…ようやく人間の原作キャラが登場した事に感動したのも今となっては良い思い出である。
「それで、今日は一体何の用かしら信孝?」
「…ああ、そう言えば用事があって急いできたんだな。 実はな…」
~青年(中身ジジイ)説明中…~
「へぇ…アリスちゃんが博麗神社に敵が来るって?」
「そうだ。 アリスの勘って霊華並に当たるだろ? だから不安になってさ…」
「そう…(恐らくアリスちゃんの言う敵っていうのは社殿の中にいる客人のことよね。 これは面白い展開になりそうね…)」
俺が説明し終わると、霊華は何やら考え込み始めた。
…あの顔は録でもないことを考えている顔だな。 今度は何を企んでやがる…?
俺が注意深く霊華の一挙一動を観察していると、社殿の奥から誰かの足音が聞こえてきた。
…足取りからして若い男性だな。 誰か客でも来ていたのか?
暫く待っていると、この時代では珍しい狩衣を纏った20代後半と思われる青年が現れた。
…どこかで見たことある顔だな。 誰だったけか?
「霊華殿、今月分の決算と本殿の改築基礎工事が完了したぞ」
「あら不比等、流石に仕事が早いわね」
「…ちょっと待て!! 何であんたが此処にいるんだおっちゃん!?」
「……おお! 誰かと思えば信孝ではないか! 相変わらず印象に残らない湿気た顔だなお前は!!」
余りにも予想外の人物の登場に驚愕したが、相変わらずなおっちゃんの言動に何でこんな所にいるのかとか、愉快な息子たちは何処にいるのかとか聞くことを一瞬だけ忘れてしまった。
…そんな一瞬の隙が命取りになると経験で分かっていたのにやらかしてしまった。
「ふんっ!!」
「んぐっ!? 何を入れやがったこのおっちゃんごぱっ!?!?」
一瞬の隙をつき、おっちゃんは俺の口の中に何か放り込んだ。
その直後、口の中に形容し難い風味が広がり、そのまま意識を失った。
~Side 霊華~
「久々にいい仕事したわ」
「…何入れたのよ?」
不比等が信孝の口の中に入れたモノを見た瞬間、私の勘が「あれは存在してはならないモノだ! 可能な限り遠くに逃げろ!!」と告げた。
本当は直ぐに逃げたかったけど、博麗の巫女として幻想郷に害を及ぼす(断定)
存在を許すわけにはいかない。
「あれか? あれは我が│《武智麻呂》愚息が作った大福だ」
「…ただの大福であんな風になる訳ないでしょう?」
そう言って私は信孝の方に視線を移し………すぐ視線を戻した。
口から泡を吹きながら、熱した金網の上にいる海老みたいな動きで痙攣する信孝を直視するのは流石にキツいものがある。
「俺も│武智麻呂《愚息》から聞いた話たが、最近体調を崩した信孝のために古今東西ありとあらゆる薬を調合して溶かし込んだ特製の物らしい。 本人曰く、『腐った卵の臭いと砂利のような舌触り、ヘドロのような味にスルメのような後味をブレンドしたあらゆる症状に効く万能薬』らしいぞ」
「そんな劇薬誰も飲みたくないわよ!」
この話を聞いて、私は信孝に少しだけ同情した。
今度武智麻呂に会ったら説教しておきましょうか…。
「……そういえばこの前、愚息が霊夢用のミルクを作ってたな」
「……あんの餓鬼ぃ!!! 人の愛娘になんて真似してくれやがったぁ!!」
ちょっと前に霊夢が高熱出したのはあの野郎のせいか!
熱か引いたらいきなり片言の言葉を喋り始めたのと、立ち上がれるようになったことに少し気になったけど、娘の成長期が来たと喜んだ自分を今から殴りに行きたいわ!
説教で終わらせようかと思ったけど、九割殺しに変更ね。
「それよりも、信孝はどうするのだ霊華よ?」
「……忘れてたわ。 流石に放置は不味いし、かといって神社は改築中だから空いてる部屋もないし…」
何よりも、│信孝を此処に放置したらブン屋にまた変なことを書かれかねないしと心の中で付け加えた。
「なら俺の家に運ぶか。 霊華はどうするのだ?」
「私もついて行くわ。 武智麻呂にはお話ししないといけないからね……」
「そうか。 なら俺は先に行くぞ」
そう言い残して、不比等は信孝を担いで走り去っていった。
「……速っ!」
土煙を上げながらとんでもない速さで走る不比等を見送って、私は「…道中に不比等に跳ね飛ばされた妖怪がいたら面倒だなぁ」と思いながら外出の準備を始めた。
以前連絡したとおり、今後は就活のため暫く更新は途絶えると思います。
就活に目途がつき、全話改訂作業が終わり次第更新を再会する予定です。
そしてあけましておめでとうございます!
…就活はやくおわりたいなぁ……
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