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久しぶりに書いた上せいかかなり強引な展開になってしまったorz
相変わらずの文章崩壊状態ですが、それでも良いという方は頭痛薬を準備してお読みください。
第四十九話 その時歴史が動いt…ってまた貴様のせいか久秀
  Side 信孝

  ~1565年6月 山城国 京~


 どうも皆さんこんにちは。 藤原信孝です。
 今、俺達は現征夷大将軍・足利義輝の屋敷で10年以上暮らしてます。
 この十数年間、俺は今まで旅ばかりしていたせいで鈍っていた腕を取り戻すため、ほぼ毎日義輝と真剣で勝負をしてました。
 そのおかげか、今では全盛期の頃の俺とほぼ同等の力を取り戻すことが出来た。

 ……此処まで至るのに義輝の手に寄って何度斬り伏せられたか分からないがな!
 あのリアル暴れん坊将軍、いざ戦いになると本気で1人で戦術級兵器くらいの存在になるから洒落にならねぇ。
 何せ、この前1000人近い比叡山の僧兵が強訴しに京の町へやってきたのを、たった1人で100人以上を切り伏せて蹴散らすなんて人外じみた戦闘力を発揮しやがったのだ。
 俺はこの時、どうやって史実の松永久秀達がこいつを討ち取ることが出来たのかすごく気になってしまった。


 まあ、その話は今は置いておこう。 話は少し前に戻るが、俺は足利将軍家へ仕官した事が決定した時、藤原京跡にある俺の屋敷に文を出して幽香達を呼びよせることにした。

 しかし10日後にやってきた時、そこには幽香1人しかいなかった。


「あれ? 幽香1人か? 藍はどうしたんだ?」
「あの狐? あれならこの前スキマババアが屋敷に殴りこんできて連行していったわよ?」
「…そうか、とうとう……」

 ついに俺の屋敷の場所がばれちまったか…。
 しかし、幽香と紫が鉢合わせになったってことは……俺の屋敷大丈夫だろうか?
 どう考えても幽香VS紫の決戦の舞台になって、廃墟どころか建物の痕跡すら残さないくらい無残な荒野が広がってる光景しか思いつかない。
 …幽香に後を任せたのは間違いだったか?

 だが、それよりも藍の行方の方が心配だ。
 流れに流される体質な上に中々の不幸体質である藍が、マジギレした紫に大した抵抗すら出来ずにボロクズのような状態にされる光景があまりにリアルに想像できてしまったがゆえに、彼女のことはかなり心配である。
 最も、流石の紫も藍を再起不能にするまでぶちのめすことはないだろうからその点は安心しているんだが、寧ろ此処に乗り込んで俺を強制連行しそうな感じもして警戒してたんだが、10年以上経った今でも一向にそんな気配もない。 まぁ、そのおかげでこうして平和に暮らせるんだから文句は言わないが…。
(後で知ったことだが、今までに何度か紫が実際に乗り込んできたことがあったらしいが、そのたびに”偶然”出くわした義輝や、”偶々”目の前に現れた幽香によって返り討ちに遭って成功した試しがないらしい。 同じ大妖怪クラスの幽香はともかく、妖怪の賢者と言われる紫の目の前に”偶然”現れることが出来る上、それを剣術や体術のみで撃退できる義輝は最早日本最強を名乗っていいとひそかに思った。)


 しかし、そんな俺達の平和な日常が突如として終わりを告げる出来事がもう目前まで迫っていることに俺はすっかり忘れていた。
 ここ数年、幕府を牛耳っていた三好家の当主である三好長慶や、三好一門の有力者である長慶の弟である三好実休(義賢)や十河一存、嫡男の三好義興が相次いで世を去り、現時点では史実と違って生き残った三好長慶最後の実弟である安宅冬康を排除して三好家の実権を握った松永久秀や三好三人衆が起こした「永禄の変」のことを…。




  ~1565年 6月17日 未明~

 その日、俺は周りの喧騒によって目が覚めた。 本来、この室町幕府のある二条城は今日の街中という立地のため中々賑やかな声が聞こえたりするのだが、流石にこんな朝早くから此処まで騒がしい声を聞くことはまずなかった。

「一体何事だ…?」

 俺はそう呟いた。 そしてその直後、俺の部屋に宿直が慌てた様子で入ってきた。

「信孝様、一大事でございます!! この二条城の周囲を三好家の軍勢が取り囲んでおります!!」
「何っ!? 数と旗印は!?」
「はっ! 数はおよそ11000! 旗は揚羽蝶本に蔦紋に三階菱! 松永弾正(久秀)・金吾(久通)父子に三好左京大夫(義継)と思われます!!」
「…何やってんだ久秀(あのバカ)あぁあああああああ!!!!!」

 俺はそう虚空に向かって叫んだ。 正直叫んで気を紛らわせないとやってられないんだよ!
 よりにもよってあのバカ、何て暴挙仕出かしやがる!
 こんなところばっか史実通りにしなくたって別にいいんだよ!!


 最も、そんなこと思っていても状況が変わるはずもなく、寡兵ながらよく防いでいた大手門もついに破られてしまい、城内に兵がなだれ込んできた。

「ちいっ! 急いで義輝公のところへ案内しろ! 恐らく奴らもそこへ向かっているはずだ!!」
「ははっ!」

 俺がそう言うと、宿直は俺の愛刀と愛槍をいつの間にか持ってきて俺に手渡してきた。
 …なかなか気がきく奴じゃないか。 生き残ったら名前聞いておこうかな?
 そして俺は急いで義輝の部屋へ向かった。 その途中アリスと幽香のことが気になったが、あの2人が早々やられることはないと判断して無視することにした。
 しかし、この判断が遠い将来ツケとして俺に帰って来ることになると知っていれば、俺はこんな判断をしなかっただろう。 なにせ、助けるべき足利義輝と言えば、その死に際にリアル戦国無双をやったほどの武人だから、そのくらいの時間なら十分闘える人物なのだから…



「おう信孝か。 遅かったではないか」

 そう義輝は破顔した様子で俺に言ってきた。 ただ、部屋の中に大量の血だまりと大量に横たわる松永・三好軍の兵士の死体が散乱し、その手に握った義輝愛刀の鬼丸国綱が血に染まり、自らも敵兵の返り血を浴びまくっている姿でなければ、こっちも笑顔で受け入れれただろう。


「……お前、よく無事だったな。 と言うか笑顔で言う台詞じゃないだろそれ…」
「なに、俺がこの程度の軍勢で殺されるはずもなかろう。 火縄銃は室内では不向きであるし、銃弾程度ならば至近距離でも叩っ切るったり避けることくらい普通の者ならば造作もなかろう」
「…確かに、火縄銃は室内で使うと暴発して部屋が燃える危険もあるから不向きと言えば不向きだ。 だけどな…、誰もがお前みたいなキチガイスペック持ってると思うな! そんなこと出来るのは天下を探しても一握りいるかどうかだぞ!?」

 どうしてこう超人クラスの化物どもは自分の身体能力を世間の平均ととらえたりするんだろうか? 不比等のおっちゃんとか麻呂とか秀郷とかおっちゃんとかヴラドとか義輝とかおっちゃんとか…
 そんなキチガイクラスの身体能力が世間の平均なら、この世に銃なんて代物生まれねーよ!!


「…そうか? 俺としてはもう少し張り合いのある相手が「「「そこにおられるのは義輝公! お命頂戴いたす!」」《ザシュッ》「「ぐあっ!!」」やりがいがないんだが…」
「俺と話しながら普通に人間2人切り殺せるあたり、既にお前は人間辞めてるよ…」

 俺がそう言っても、義輝の奴は「これくらい誰でも出来ると思うのだがな…」と呟きながら迫りくる敵兵の群れを次から次へと切り捨てていった。 その数は優に100人は超えているだろうが、未だに終わりは見えてこなかった。 そんな感じで流石に疲れが見え始めた時、全ての元凶たる奴が現れたのだ。

「…流石剣聖将軍と誉れ高き義輝公ですな。 あの程度の兵士をものともしないとは…」
「…何をしに現れた弾正」
「これは心外な。 某は義輝公を傀儡《かいらい》として実権を握ろうとする佞臣《ねいしん》たる伊勢貞孝《いせさだたか》を討ち取るために主君を動かしてわざわざ参りましたのに…」
「…確かに伊勢貞孝は俺の決定すら覆すほど幕府機構の実権を握り、邪魔な存在ではあった。 しかし、それならば何故俺の元にこれほどの兵士を差し向ける必要があった?」
「…ああ、そのことでござるか。 それは単に某の気分でござる」
「……気分で殺されかかった俺の気分になってみろ。 まだこいつ等が雑魚だったから良かったが、常人なら既に殺されていてもおかしくはなかったぞ」
「いえいえ、某は義輝公の武勇を信じておりましたからこの程度で死ぬような方ではないないと思い兵を差し向けたまでです。 それに、ここには藤原兼定もいると分かっているのならば、唯の兵士ごときでは討ち取れぬでしょう。 故に、某自ら参ったのです」

 …何この会話? 第三者として聞いている俺の方が胃痛になりそうなんだけど…
 そして相変わらず思考がブラックだな久秀よ…。 その辺はワラキアの頃から全く変わらなくて俺涙が出てきたよ(苦労ばっか掛けさせられた意味で)。
 だけどな久秀、俺は足利将軍家家臣をやっているから本来なら此処で死ぬ足利義輝を見殺しなんて真似は出来ねぇんだよ。

「スマンな久秀。 お前に義輝を討ち取らせるわけにはいかねぇな。 だから、俺は義輝を連れて逃げることにするよ」

 そう久秀に告げで俺は転移魔法の詠唱を始めた。 この部屋には、元々有事の際にすぐ発動するよう強力な転移魔法陣を形成しておいたため、詠唱するだけで超長距離や異界へと転移することすら可能なすぐれものの魔法陣なのだ。
 わざわざこんなものまで発動させた理由は、久秀相手に普通の場所に逃げてもなんかばれそうだからだ。 因みに、行先は幻想郷に指定してある。(この当時はまだ幻想郷と名付けられているのかどうかは知らんが…)
 ただ、幻想郷に入り込んだ瞬間紫に拉致監禁される危険性もあるので、その時は対紫決戦兵器足利義輝を身代わりにして逃げようと思う。
 だが、詠唱完成間際と言う瞬間に思わぬ邪魔が入ってしまった。


「兼定!義輝! 無事だった!?」
「ってアリス!? 今詠唱中だから邪魔すん「天誅ー!!」ゴヘッ!?」

 詠唱で発動した魔法陣はアリスに踏み荒らされ、最後の一小節と言うところで幽香の強襲(愛用の傘で部屋に殴り込み)をもろに喰らって俺は魔法陣の外へ吹き飛ばされ、転移魔法は未完成のまま発動してしまった。

「って何これ!? どうなr……!!」
「私…、もしかして邪魔したのかしら……?」
「……締まらない最後だったな」

 そして、魔法陣の境界内にいた義輝と、俺のいた場所に入り込んだアリスと幽香がそれぞれ別々の場所へと飛ばされることとなった。 残念だが、あそこまで乱れてしまっていては比較的魔法陣が無事だった義輝以外の2人がどこに飛ばされたのかは全く見当がつかなかった。
 そして、そこに残されたのは呆然とした様子の俺と久秀、そして部屋の隅の方で何かをしている(いつの間にか部屋の中に入ってきていた)ルーミアだけとなった。 なんというgdgdな展開…!


「あー…、これからどうするよ久秀? 義輝どころかアリスに幽香もどっか行っちまったし…」
「ふむ…、こうなってしまっては仕方がない。 我々は義輝公を討ち取ったと喧伝して凱旋することとする」
「そうか…。 ところでさっきから気になってたんだが、そこでお前んとこの兵士の死体をバリバリ食ってるルーミアを(R-18的に)どうにかしてほしいんだが…」
「…それはすまなかったな。 ルーミア、そろそろ帰るぞ」
「わかったー。 ってそこにいるのはもしかして信孝なのかー?」

 久秀の声に反応してようやく目線をこちらに向けたルーミアは、そこで初めて俺の存在に気づいたようだ。 幾らなんでも酷くないかルーミアよ…

「ああ、俺は信孝だ。 久しぶりだなルーミア。 ワラキア以来だから大体100年ぶりくらいか?」
「久しぶりなのかー」
「…一体何があったルーミア」
「?」

 何と言うか…、ワラキア時代よりも見た目は若干成長(見た目10歳前後から12,3歳くらいに)しているんだが、逆に頭の中身は最初に出会った頃に逆戻りしてるぞ…? まぁ、こっちの方が原作寄りっぽいからいいのかもしれないが…。

「それで信孝よ、お前仕えるべき主君も共に暮らしていた女もいなくなってこれからどうするつもりだ? もしよかったら俺に仕えてみないか?」
「…前みたいにお前に仕えてみるのも楽しそうだが、暫く引き篭っていたいから今回は断っておくよ。 どうしても会いたかったら前に教えた俺の屋敷に来ればいいさ」
「そうか…。 ならまたいずれ落ち着いた頃に尋ねるとするか。 ルーミアもいつまでもそこで兵の死体《自主規制》してないで帰るぞ」
「はーい」

 そう言って久秀はルーミアを引き連れて部屋の外へ向かっていった。
 その時、俺は久秀に一つ疑問に思っていたことを聞くことにした。

「なぁ久秀、一つ聞きたいことがあるんだがいいか?」
「ん? 何だ? 言ってみな」
「…村紗はどうしたんだ?」
「…」
「…何か言えよ!」

 村紗という言葉が出た瞬間、久秀は思いっきり顔をそ向けやがった。 …何しやがったコイツ?

「まぁあれだ…、あれは不幸な事故だったんだ」
「だから何があった!?」
「この騒動がバレるかもしれなかったから殴って気絶させた後に簀巻きにして和泉岸和田城に放置してきた」
「何してくれてんだテメェェェェェェ!!!」
「ぐはぁっ!?」

 久秀が自白した瞬間、俺は無意識にこの馬鹿をブン殴っていた。 …毎度のことだが、どうしてこうこの馬鹿はやること為すことおかしなことばっかなんだ?

「さて久秀、いやヴラド・ドラグリヤ。 遺言はあるか? かつての主君への最後の奉公として遺骨くらいならレミリア達に届けてやるよ」
「既にこの場で死ぬことが確定しているのか!?」
「…それ以外の何に聞こえたんだ?」
「イヤダーシニタクナイー」
「…それが遺言か。 ならその言葉をレミリア達に伝えてやるよ!!」

 そう告げて俺は宗三左文字をこの馬鹿の首に向かって一閃した。 しかし、

「まだ俺にはやらねばならんことがあるから此処で死ぬわけにはいかないんだよー!!」
「なっ!?」

 突然久秀の周りに突風が吹き荒れ、一瞬目を離した隙に久秀とルーミアは忽然と姿を消していた。

「逃げられたか…」

 今回は割と本気であいつの首をぶった切ろうかと思ってたんだが、あいつはあんなのでも一応吸血鬼だから、何の力も込めてない斬撃なら死にはしない事を思い出し、「いっそ不死殺しの剣を使うべきだったか…?」と思ったりもしたが、それも後の祭りだった。


 その後、俺は仕えるべき主君(足利義輝)その仇の馬鹿(松永久秀)もいなくなった二条城には用はないとばかり京都に遭った屋敷を引き払い、藤原京跡にある俺の屋敷で悠々自適な引きこもり生活を行うこととなった。
 その間、松永久秀が岸和田城でブチ切れた古参の重臣によって半殺しにされたと言う噂が流れたりして「ざまあみろ」と心の内で思ったり、後に織田信長によって居城を追われた久秀が俺の屋敷に転がり込んできたり、信長・秀吉・家康と権力者が次々と変遷してゆく中、俺達はただひたすら引きこもりライフを貫いたり、久秀が連れてきたルーミアと村紗と久しぶりに再会することとなって村紗にフルボッコにされた後夜n《検閲により削除》や閨n《禁則事項》などをする羽目になったりしたが、これはまた別の話。

 そして、戦国時代を最後にその消息が途絶えていた藤原信孝が再び表舞台に姿を現すのは、実に300年近く先の未来の話となる。
一「久しぶりだなこの対話形式」
信「そうだな…。 それよりも何だ最後のあの展開? 幾らなんでも無理矢理こじつけすぎてないか?」
一「それは言わない約束だ。 自分が一番よく分かってる」
信「そうか…。 それより、最後のあの書き方からして次話は一気に時代が飛ぶみたいだな」
一「そうだ。 時代的には幕末、大体幻想郷に博麗大結界が出来る頃だな。 ただ、博麗神社創建には関わらないけどな」
信「ならどうやって幻想郷に侵入するんだ? あの結界をばれないように侵入するのはかなり骨が折れるぞ?」
一「その辺も一応考えてあるから心配すんな」
信「(そう言ってる時が一番心配なんだよこのゴミ作者!) それで、次回はいつごろに出来あがるんだ?」
一「まだ不明だけど、何とか来月中にはupさせたいと思ってる」
信「そうか…(またそう言って実際にはup出来なさそうだな…)」


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