第三十三話 ヨーロッパ散策記 (その4) ~ルーミアの真実とロリコンの烙印~
Side 信孝
「・・・・・・久しぶりに表に出たわね」
ルーミアから洒落にならないくらいの妖力が噴出したかと思ったら、そこにはルーミアが20歳くらいになった感じの女性が現れた。
「えっと・・・・・・、ルーミアさん・・・・・・・・・?」
「・・・・・・この姿で会うのは初めてね信孝・美鈴・村紗・パチュリー。 私はルーミアの本来の姿と思ってくれればいいわ」
ルーミアがこんな姿になるなんて知らないぞ?
てっきり紅魔郷開始まで姿はょぅι゛ょのままだと思ってたんだが・・・・・・。
「あっちの私は信孝のことをかなり気に入ってたみたいだけど、私はあなたと相性が合うかどうか分からない。 だから、あなたの力を見せてくれない?」
そう言ってルーミアは自らを纏う闇の中から刀身が燃える剣を取り出した。
ひょっとしてこっちのルーミアはバトルジャンキー・・・?
「これは私の愛剣で名はレーヴァティン。 これであなたの力を確かめるわ」
「レーヴァティン!?」
あれってフランの武器だったはずだが、その前はルーミアが所有してたのか!?
「さあ信孝。あなたも武器を出して。 ここから先は言葉は不要、後は己の剣で語るのみ・・・」
そう言ってルーミアはレーヴァティンを構えた。
俺は王の財宝から宗三左文字を取り出して右手に構え、左手には文珠を4つ持ってルーミアに相対する。
「では・・・・・・、始めましょう!!」
そう言って、ルーミアは俺のほうに突っ込んできた。
信孝 side end
Side パチュリー
「織田神景流奥義、月牙・二天!」
「アラストル!!」
私の目の前で、信孝の放った数え切れないほど多い斬撃とルーミアの放った闇の弾幕がぶつかって轟音が発生した。
既に2時間以上にわたってこのような激しい戦いが続いている。
「久しぶりの信孝さんの本気を見ましたが、何度見ても凄まじいものですね・・・・・・」
「ええ。 これほどの戦いを見たのは250年くらい前でしょうか・・・?」
過去にもこんな戦いがあったの!?
「ちょっとそれどういうこと!?」
私のその質問に美鈴が答えた。
「そういえばパチュリーさんはご存じないですね。 かつて私たちが信孝さんと共にモンゴル帝国に仕えていたとき、信孝さんがチンギス・ハーンの長子のジョチさんやその子のバトゥさん、第四子のトゥルイさんと真剣を使って稽古をしたときにこのような感じに激しい戦いになりました」
「なっ・・・!?」
ジョチ、バトゥ、トゥルイといったらモンゴル帝国草創期にすさまじい武勇を持つ者として名が知られている者たちだ。
ヨーロッパや東洋の明では、彼らのことを「悪魔の化身」とまで呼ばれ、彼らが現れただけで降伏するものが後を絶たなかったそうだ。
そんな彼らからしたら私なんて素人に毛が生えた程度だと思われるだろう。
「それよりも、信孝さんとルーミアさんの戦いを見ましょう。 私たちではあの中に入り込むことはできないので、せめてここから見守りましょう」
村紗の言葉に私はハッとして、彼らの戦いに視線を戻した。
「ナイトバード・改!!」
「喰らいなっ!《未》《元》《物》《質》!!」
ルーミアの弾幕と信孝の発した謎の物質がぶつかり合って極大の爆発を起こした。
攻撃の速さと一撃一撃の強さはルーミアのほうが上、攻撃の手数と攻撃の多彩さでは信孝のほうが上ね・・・・・・。
どちらももし私が相手をしていたら最初の一撃で吹き飛ばされて勝負が決まってそうな攻撃の数々を繰り出している。
それほど彼らの戦いは凄まじいものであり、私はその戦いを美しいと思った。
いつかあの中に入れるかしら・・・・・・・・・?
パチュリー side end
Side 信孝
「やるわね信孝・・・・・・。 ここまでやるとは思わなかったわ」
「それはこっちのセリフだ。 まさかルーミアにこんな奥の手があるなんて思ってなかったからな・・・・・・」
「奥の手とはそう簡単に見せないものでしょう?」
「そうだな・・・。 しかし1つ聞いていいか? その姿が本来の姿ならどうしてルーミアは小さい方の姿で今までいたんだ?」
「・・・・・・私が本来持っている力は神に匹敵するものなの。 でも、その力は一妖怪である体ではその力に耐えられないの。 かつて私は自身の力に呑まれ暴走してしまったことがあったのだけど、その時に神産日巣神にこの封印用のリボンを貰ったの。 だから普段は私の頭につけている力を極限まで封印するためのリボンをつけて、あの小さい姿で暮らしているの・・・。 そして、自身が危なかった時にこの封印が解除して本来の姿である私が現れるの」
「そうか・・・・・・」
まさかルーミアのリボンがそんな役割を持ってるとは思わなかった・・・。
しかもカミちゃんから授けられたものとかある意味神器じゃね?
「・・・・・・・・・私もこの姿のままいるのもそろそろ限界だから、次で勝負を決めましょう?」
「・・・・・・そうだな」
俺たちは互いにいったん距離をとった。
「かつて藤原家に従いし今は亡き数多の兵よ、今再び冥府より参上し我が剣となれ・・・」
「火の民スルトよ、今こそその力を解放せよ・・・」
「冥府より集いし騎馬隊!!」「バーンブレード!!」
数多の騎馬隊と炎の斬撃が衝突した・・・、が次の瞬間、斬撃を喰らわなかった騎馬隊がルーミアに殺到する!
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
騎馬隊の突撃に呑まれ、ルーミアは吹き飛ばされた。
「大丈夫かルーミア!?」
俺はルーミアのもとへ駆け寄った。
「大丈夫よ・・・・・・。 でも・・・、今のは・・・・・・効いたわよ」
「そりゃそうだろうな・・・・・・。 あれはかつてモンゴル帝国にいたときにいた俺が鍛え上げた部下たちの姿だからな」
そう、あの騎馬隊は俺がモンゴル帝国軍師をしていた時に俺が鍛え上げた奴らで、おっちゃんから貰った魔術大全(命名:チャガタイ)の術式を使って契約し、俺が術を唱えたとき冥府より参上し俺の敵を撃滅するという現在の俺の使える技のうち最強のものだ。
「あの人たちが相手だったら勝てないわね・・・・・・。 彼らの強さと忠誠心は一緒にいた私もよく分かるもの」
「まあな。 それよりも時間が危ないとか言ってたが大丈夫なのか・・・・・・?」
「ええ、あともう少しだけ持ちそうだから・・・・・・」
「んぅ!?」
いきなりルーミアがキスかましてきました。
「小さいほうの私にももっと気にかけて・・・・・・ね?」
そう言ってルーミアの頭にいつの間にか現れたリボンが装着され、いつもの小さい姿に戻った。
「「「信孝((さん))!!」」」
声がした方に振り向いたら、美鈴たちがこっちに駆け寄って来た。
「「「ルーミア(さん)になんてことしてるんですか(のよ)!!」」」
「ぐばぁ!?」
美鈴の崩拳、村紗の柄杓、パチュリーの魔道書がそれぞれ俺の鳩尾、股間、頭にグリーンヒットした。
ルーミアとの激闘で疲弊した俺はその攻撃に耐えられるはずもなく、そのまま意識は暗転した。
「うん・・・・・・」
俺が目を覚ました時、そこはヴラドから貰った城の別館にある俺の部屋だった。
外の様子を眺めたら夕方になっていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・夕方?
「って俺どんだけ気絶してたんだよ!?」
俺は布団をはねのけて部屋を出ようとした。
―――ガチャ・・・・・・・・・・・・バタン、ガチャ―――
「・・・・・・・・・・・・・・・俺は何も見なかった!」
うん! 俺の部屋の前で美鈴と村紗が修羅場ってるのはよくあることだが、それにパチュリーとルーミアまでその争いの中に加わってるなんて悪い夢だ!! 夢に違いない!
「信孝さん目が覚めたのですか!?」
美鈴を先頭に俺の部屋の扉を破壊して中に入って来た。
・・・・・・・・・鍵を閉めた意味ねぇっ!!
「大j「大丈夫信孝!?」げふっ!?」
あ、美鈴がルーミアに吹き飛ばされた。
「ごめんなさい信孝! 私のせいでこんな風になるなんて・・・・・・!」
「いやルーミアのせいじゃないよ。 どちらかと言えば原因はそこの3人だし・・・」
「「「・・・・・・・・・(スッ)」」」
こっち向けや3人とも。
「・・・・・・・・・」
「・・・そうか。 さて、今日はルーミアに看病してもらうか。 だから3人はもう部屋に戻りな」
「「「なっ!?」」」
何故そんな驚く?
「だっ、駄目です!」
「そうです! 今のルーミアさんを残すのは危険すぎます!!」
「そうよ! だから私が残「「それも駄目です!」」むきゅ!?」
・・・・・・・・・やっぱりこうなる運命なのか?
「いいから3人は出な? 《レビデト》」
「「「え? ちょッ、ちょっと待っ・・・・・・」」」
3人をつまみだして魔法で厳重に扉と窓を封鎖して乱入されないようにした。
「んで、「2人っきりで話したいことがある」って一体何の話だ?」
ルーミアは顔を赤くさせながら小声でこう言った。
「あのね・・・・・・、信孝に・・・・・・その・・・抱いてほしいの//////」
「なっ・・・!?」
まさかルーミアからそんな言葉が発せられるとは思ってなかった・・・!
「どうしてだ?」
「あのね・・・、さっき私の封印が解けてからもう1人の私が「信孝に抱かれちゃいなさいな? 信孝ならきっと受け入れてくれるわよ?」って言ってたから・・・」
貴様のせいかルーミア(大){今命名}!
「では・・・・・・いいか?」
「うん//////」
俺はルーミアを布団に横たえて、上から覆いかぶさった。
《省略されました。 続きを読みたい場合はリグルに「このゴキブリがっ!」と言ってきてください》
~翌朝~
やっちまった・・・・・・。
ついにルーミア(小)にまで手を出してしまった・・・・・・。
これで俺はロリコンの烙印が押されちまった・・・。
ご丁寧に、朝起きたら村紗が俺のでこに「私は幼女に手を出した変態です」なんて張り紙を張っていった上に、俺の顔に絵具で落書きしやがった。
「いいじゃねぇか・・・、もうロリコンでも何でもいい!! 俺は俺の欲望のままに生きてやろうじゃねえか!!」
俺は固い決意と共に新たな野望を達成すべく始動し始めた。
「だが、その前に昨日は俺の股間に痛打した上に今朝俺のでこにこんな素敵な張り紙をしてしかもその帰り際に人の顔に落書きしやがった村紗にはしっかりとご褒美しないとなぁ・・・?」
俺は気配等を全て遮断した上で村紗の部屋へ向かった。
「ひぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!?」
その数分後、村紗の部屋で村紗の何故か艶っぽい声が聞こえたそうだが、秘密である。
秘密と言えば秘密である。 異論は認めない。
因みに、俺が村紗の部屋から出てきたのはその次の日の昼前だった。
そして、村紗が仕事に復帰したのはそのさらに2日後となった。
その間美鈴とパチュリーの目がブリザードのことく冷たかったが、気にしたら負けだと思いスルーすることとした。
後に、俺はこの判断をある意味後悔することとなってしまうがそれはまた機会が会ったら話そう。
一「ようロリコン野郎!」
信「死ねっ!! 《超》《電》《磁》《砲》!!」
一「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
信「俺のロリコンと言いやがったあのゴミは消し去ったので前回に引き続き俺があとがきを担当する。 最初に言っておくが俺はロリコンではない! 守備範囲が広いだけだ!!
次回予告だが、本格的にワラキア編が始まる予定だ。 レミリア達の誕生までもう少しといったとこだな。
あと、もうすぐ50万アクセスを達成しそうなんだが、現在は次回の作品を執筆中なので、それが完成次第書き始めるそうだ。
では次回第三十四話 ヨーロッパ散策記 (その4) 明日投稿予定だ!」
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