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意味なく短編小説です。
日常の色
作:癒得


ただ空を見てみる。毎日なんとなく見ている。

同じ場所、同じ空を見ていても毎日違う・・・気がする。

それから歩き始める。のんびりした空気と風と。

毎日通る道もなぜか飽きない。

最近緑色になってきた樹が見えてくる。

樹が笑っているような・・・そんな気がする、葉っぱと葉っぱが風ですれる音。

歩き疲れて少し体温が上がった体には心地よい風。

ここら辺で見知った顔が声をかけてくる。

「おはよ」

「昨日のテレビ見た?」

意味のないただ楽しいだけの話。

「今朝の風を楽しんでるの、静かに」

「ぷはははっ、ごめん、ごめん」

そんな話をする頃、学校のすぐそば。

大学と呼ばれるそこは、知識を学び、試す場所。

ただ話を聞くだけの講義、演習のような講義。

眠てしまいそうなところを抑えて切り抜ける。



空が赤く染まり始める頃、また空を見る。

真っ赤になった空、橙色に光る太陽が少しずつ沈んでいく。

「もう夕方か」

あっという間に過ぎていった時間。

「これでまた子どもでいれる時間が短くなった」

もうすぐならないといけない“大人”。

なぜかわからないけど好きだった日常はすごせなくなる。

「空ぐらい・・・見上げる時間はあってほしいな」



あたりが暗くなり、建物の光がつき始める。

また空を見上げると少なくなった星が見える。

子どもの頃見た星空はもう。

“大人”になった時、見上げる空は・・・どうなっているだろう。



そしてまた朝がくる。

一人では何も変えられない大人にまた近づく。

いや一人では何も変えられないのは子どもも大人も同じかもしれない。



ただ空を見てみる。毎日なんとなく見ている。

同じ場所、同じ空を見ていても毎日違う・・・気がする。

でも確実にわかる事はある。


空はまだちゃんと青色をしている。


修正しました。皆さんそろって「ん?」と言う場面があったようで。
これで無くなればいいのですが・・・













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