オレは今くだらんことで悩んでる。北京オリンピックをボイコットするか否か。だいたいオリンピック選手でもないのに。でも悩んでる。なぜと言えば、オレは最近奥田民生の「無限の風」という曲にものすごく勇気をもらってる。あれは星野ジャパンのテーマソングでもある。
荒野の上に立って 砂漠の上に立って
花のように開いて ダイヤのように輝いて
聴くたびにやる気が出てくる。そして、オリンピック選手にも「日本を背負ってがんばってください!」という気持ちでいっぱいになる。
しかしながら、今チベットに関する運動が起こってる。チベットでは今でも漢民族による迫害が絶えない。あまりにひどいので「小説家になろう」にはちと書けない。ただ、確実に北京オリンピックは日本人ならボイコットせねばならんとは思う。なにしろ日本というのはかつて白人軍団に無謀な戦いを挑み負けはしたもののアジアの国々を次々と独立させていったという実績がある。であるならば今同じアジアの民チベット人が苦しんでるんだから伝統を踏まえ助けねばならぬ。
西アジアの民イラク人を救えなかった負い目もある。イラク戦争開戦時、日本は日米同盟があるということで北朝鮮のミサイルからアメリカに守ってもらいたい一心でアメリカの侵略を真っ先に支持するというとても恥ずかしいことをしてしまった。ご先祖様に顔向けできない。
「日米同盟ありますけど、うち平和主義という国是があるので今回は支持できません。ごめんね」くらいは言えたはずだ。なにしろ、大日本帝国時代はドイツと軍事同盟組んでたのに「うち人種差別撤廃の国是があるからごめんね」と裏切ってユダヤ人を大量救出しとる。だからできんこたぁない。
今日本と中国は友好条約を結んでる。でもチベットの問題があって日本としてはどうしてもそれに賛同できないので今回は北京オリンピックをボイコットさせていただきます。ごめんね。
とかできるはずなんだ。
でもここでフリダシに戻る。
一生懸命がんばってきた選手たちはどうなるんだ!
弱い者を助ける日本の伝統を考えれば北京オリンピックをボイコットせねばならない。ダライ・ラマ14世を見てたらよくわかる。チベット仏教は日本と違って完全な無抵抗主義だ(日本人は憲法で無抵抗主義を規定しているが実際は自衛隊という国軍に守られて生活している)ならば日本が無視したらチベット人は殺され続ける一方だ。やはりオリンピックはボイコットせねばならない。
しかし一方で選手の血のにじむような努力を考えるとそうも言っておれん。北京オリンピックボイコットはチベットの人たちに光を与えるが、選手たちのがんばってる姿は日本人に光を与えるかもしれん。ごっつ悩む。
しかし悩んでばかりいると仕事でミスが増えるので妥協案。開会式をボイコットして試合には出る。そして金メダルを獲りまくる。これで決まり。
中国人の審判員がズルしそうな気もするが。
開会式をボイコットすると視聴率が取れないからテレビ局が嫌がるかもしれん。
しかしそんなこと言うとる場合じゃない。
チベットのことと選手のことを考えればそれしか方法がない。
チベットの和平は遠い世界の話ではない。弱い者を助けるという日本人の美徳に関わってくる。
それは選手も同じ気持ちじゃないかなという気がする。わからんけど。
まぁ何にせよ、日本人ではあるがオレはオリンピック選手ではない。できることに限りはあるが仕事をがんばるとか「小説家になろう」にちょこっと訴えるなどしてチベットの人々を応援したい。そうすることはたぶん自分のためになる。経済のことを考えればボイコットしちゃダメなんだけどね。経済より大事なことがあると思うんだ。(了)
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