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THE TEAM!(2)
作:緒俐



第七話:事件の幕開け


「あれ? 大地ちゃんなんか元気なさそうだね。
 何かあったの?」

 不思議な顔をして翡翠は尋ねる。
 TEAMの食堂でコック見習いの少年は、
 いつもは元気に鍋をふるっているが、
 今日はどこか変だ。

「ほっときなさい。
 また料理長に大目玉くらったんでしょ」

 大地の彼女である優奈はワカメスープを口に運んだ。
 とはいっても、少しばかりは心配しているが・・・・

「ああ、そんなところだがな。
 紫織は大丈夫なのか?」

 自分達以上にショックを受けた紫織は、
 食堂にも顔を出さなかった。

「紫織は寝てるよ。
 やっぱり疲れてたのかな、
 連日の任務だったんでしょ」

 違うと思ったのは大地と翔だけ。
 しかし、義臣が威圧したとは口が裂けても言えなかった。

「そうか。白が帰って来たら食事を紫織の部屋に運ばせる。
 だが、快の奴はどうしたんだ?
 寝てるわけもないだろう?」

 最もな問いに食堂にいた面々は首を傾げた。
 快が所属するサッカー部の練習は休み。
 剣道部と弓道部が遅くなると聞いてるぐらいだ。

「次の任務の打ち合わせかしら?
 ブラッド崩壊以来、
 大きな任務が来てないのでしょ?」
「そうだね。だけど、やな予感がする・・・・」

 翡翠はブラッドと戦った時と同じ、
 不安が胸を埋め尽くしていた。


 そしてその当人は・・・・

「俺は飯が食いたいんだがな、社長」

 夕食前に呼び出され、
 快はご機嫌ななめなのだが、
 義臣はあっけらかんとして答えた。

「そう怒るなって!
 お前に面白い任務を流してやるからさ」

 義臣は書類を快に投げ渡した。
 それが今回の事件の幕開けだった。













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