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THE TEAM!(2)
作:緒俐



第十八話:雨


 通学はいつも翡翠と一緒だ。
 もちろんお互いに朝練がない日だが・・・・

「本当に雨になっちゃった。
 白ちゃんが言ったとおりになったね」

 翡翠は笑いながら快に言うと、
 当人は不可抗力とでも言いたそうな顔で答える。

「梅雨時なんだから仕方ないだろう。
 それにしても、修のやつ陽子とうまくいったのか?」

 昨日の勉強会以降、修の姿を見ていない。
 いつものように警察からの任務に借り出されたからだ。
 そして何より気掛かりなのが、
 今回の任務に修は加えられなかったこと。
 陽子が関わってるなら、
 義臣の性格上、修を入れると思っていたのだが。

「わかんないな。
 修ちゃん恋愛についてはほとんど話してくれないもんね」

 翡翠の言うとおり、親友の快にすら恋愛については話してくれない。
 もともと、その方面を話題にすること自体がないと言えばない。
 よっぽど困ったことになれば、
 自然に翔達が動いてくれるせいもあるのだろう。

「だいたい、修のやつは焦ったことがなさ過ぎる。
 陽子みたいな良い奴に悪い虫が付かないわけもないだろうに」
「そう言えば先輩達に人気あるみたいだよ。
 陽子ちゃんと咲ちゃんのファンクラブ出来たんだって」
「龍二が間違いなく荒れるな・・・・」

 咲の婚約者であるだけに、
 龍二の荒れようが嫌でも浮かんでくる。
 白真がそうだったように、
 龍二も代表者を締め上げるだろう。

「話がそれたな。
 それより翡翠、お前に頼みがあるんだが」
「何?」

 快が翡翠にものを頼むことなど滅多にないことだった。

「陽子の動向をしばらくの間見ていてほしいんだ。
 一応俺も警戒はしてるんだが、
 何かあったあとじゃ遅いからさ」

 本当は少しだけ違う。
 陽子を見張れというのが任務。
 しかし、それを伝えればチームワークが乱れる恐れがある。

「・・・・分かった。
 だけど、快、私は信じてるからね。
 陽子ちゃんのこともおじ様のことも」
「ああ、すまない」

 雨は少しだけ勢いを増した。


 そしてその頃、学校に来客者が現れる。

「篠原君、久しぶりだね」

 学園長が懐かしそうな笑みを浮かべると、

「ああ、久しぶり!
 実はさ、少し頼みたいことが」
「もう少しその口の聞き方は直せんのか! 篠原義臣!」

 そして現れる快達の担任であり、
 かつて自分達を受け持っていた大原が入室して来た。

「大原ちゃん! ちょうどよかった。
 頼みたいことがあるんだ」

 大原は少しだけしかめっつらになった。



しばらく放置してました、すみません! いよいよ話もバトルに入り始めます。期待していてください(する人がいるのか!?)











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