プロローグ1
箒星学院の近くにある九条高校。
高い進学率を誇るその高校に、
一つの事件が起ころうとしていた。
どこからどう見ても繊細という美少女が、
放課後の科学室に呼び出されていた。
「待たせたね」
「沢崎先生・・・・」
可憐な美少女は声のした方を向く。
彼女を呼び出したのはまだ三十半ばの科学の教師だ。
生徒の人気も高く、女生徒からの告白も絶えない。
そんな教師が、今日はいつもと違った。
「さて、今日君を呼び出したのは他でもない。
僕の愛を受け取ってもらうためだ」
いきなりの発言に美少女は戸惑う。
その現れかのように、
グレーのセーラー服が僅かに揺れた。
「さすがに驚いているね。
だけど大丈夫だ。
怖いことは何もないから」
「いやっ!」
少女は声を発したが、
いきなりそれすらも不可能になった。
「無駄な抵抗は止したほうがいいよ。
僕はかつてバスターをしていてね。
それも
「時空タイプ」と言って時間を操る能力者なんだよ。
だから君は逃げられないんだ」
美少女は必死に抵抗する。
しかしそれにも構わず、沢崎は近寄ってきた。
「どうしてもというなら記憶を消してあげよう。
まあ、いままで残してほしいと言った生徒はいないけどね」
「当たり前です。
だから私たちは苦労させられたのですから」
いきなり少女が声を発した。
それに沢崎は驚く!
「私達が今回与えられた任務は、
時空タイプのバスターの捕獲です。
覚悟してください」
しかし、そこで諦める男でもなかった。
「フッ、君が例えバスターでも、
一般のバスターでは私は倒せない」
しかし、その言葉はすぐに掻き消された。
沢崎は自分の体の感覚を失ったのだ。
立ち上がる力が消されて地面に倒れる。
そして少女がとどめの言葉を刺す!
「御存じじゃないんですか?
私たちは影です」
少女がそう呟いた。
それを聞いて男の顔は青ざめる。
「影だと・・・・!
まさかあの
「TEAM」の特殊部隊か!」
それが事実だった・・・・
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