椎間板ヘルニア的勇者(4/4)縦書き表示RDF


椎間板ヘルニア的勇者
作:水乃ヘルギ



まっぷたつ


 翌日になるとクロエちゃまは、何事もなかったかのようにアントワーヌの元に戻ってきた。
「ちっ。使えねえ君主だな」
 こっそり毒を吐くアントワーヌであった。

 アントワーヌが狩りに出かけると、クロエもついてきたりする。
「何でここまでついてくるんだよッ」
 しっしっとまるで獣を追い払うかのようにアントワーヌ。
「ひどいわ、ひどいわ、ダーリンのばかーっ。腰痛めてもジギタリスわけてやらないからーっ」
 泣きながら一緒にいさせてと懇願するクロエに、アントワーヌは舌を出す。
「ウルセエ、てめーなんか、どぶにでも落っこちて消えちまえ。このストーカー」
 クロエは急に顔つきを変化させ、大きな樫の木の前に立つと、
「はあぁぁぁぁ・・・・・・」
 と気合を込めた。
「な、なにがはじまるんだろう」
 ほかの兵士も顔を見合わせ、クロエを見守る。
 クロエは気合だけで樫の木を真っ二つに裂いてしまった!
「ひええええ」
 アントワーヌはクロエに絶対逆らわない、・・・・・・ことを誓うのだった・・・・・・。

 
 国王アンリはそのころどうしていたかというと、あんなことをされてもまだ、クロエのことを思っていたのであった。
「なんて素敵な怪力娘! ますます余の妻にふ・さ・わ・し・ぃ〜ん」
 そんな、ばかな・・・・・・。


 余談話挿入・・













ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP


小説家になろう